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事務職員のレベルアップ

こんにちは!「#医療系事務職員応援隊」の長幸美です♪ 如何お過ごしでしょうか?ずいぶん過ごしやすくなりましたね。

今年の診療報酬改定では、連携や機能分担などこれまで以上に、それぞれの医療機関へ求められているものが、深化しているように思います。
これまでは入院の医療機能について、見直されてきましたが、今回は、外来機能や在宅医療機能について様々に見直されていますね。診療所の先生方・職員さんの対応力が試されているように思います。

診療所では医師が一人若しくは二人など少数の場合が多く、24時間365日続いていく生活をサポートしていくには無理があります。医師といえども家庭もありプライベートもあります。昔は寝食を忘れ、往診カバン一つをもっていく・・・こんな状況もありましたよね?

けれど、病院でオンコールなどで縛られるのがキツくなって開業に踏み切った先生もあるかもしれません。また、院内での連携や院外での様々な活動に疲れてしまった方もあるかも知れません。今回の改定を見て、え?いまさら連携なんて〜という声も聞かれます。また、クリニックなのにそんなに縛られるなんて〜〜と言われることもあります。

矛盾しているようにも感じられるかもしれませんが、生活者としては、夜中でも連絡できる・・・と思うだけでも、安心するものです。患者は、「もしも~」の時にどう対応したらいいのか、そういうアドバイスがほしいのですよね。いくらいつでも連絡していいよ・・・といわれても、夜中に連絡することは躊躇してしまうのではないかと思います。
また、後方支援のための仕組みの中で、先生お一人で頑張らなくてもいいのです。患者の状態も含めて、連絡を受けたときに「これは救急搬送利用がいいな・・・」「これは手持ちの薬を服用して、明日の朝訪問しよう・・・」「医療機関へ入院の手配が必要かな」という判断があれば、そのように話をしたらよいと思います。在宅医療の場合は訪問看護師さんとの連携で、地域の患者に安心をしてもらえるでしょうし、そうすることが、地域のためにもなると思うのです。

地域の中で協力しつつ、地域を支えてもらいたい、そうしないと結果的に地域で生活する方々が困ることになります。

私の父も昨年まで歩いていける距離の先生にお願いしていました。しかし、調子が悪くなった時に、「具合が悪くなったからと言ってこられても困る。急性期の病院に行け!」といわれて困惑したことがあります。急性期の病院は診療情報提供書がないと、実費で5,000円も請求されるのです。いくつかの急性期病院に電話しましたが、診療情報提供書がないと・・・と渋られました。私もこんな仕事をしていますので、速攻在宅医療ができる診療所を探し、主治医を変えました。とても安心して在宅で看ていくことができないと判断したからです。

医療機関の先生方には、また訪問看護、かかりつけ調剤薬局の方にも、ぜひ知ってほしいことです。そして、その先生方を、訪問看護師や薬剤師を支えるのは、事務職員の皆さんだと思います。対応されていることを医療費に変え、しっかりと収入確保という形で、先生方や看護師・薬剤師たちの評価をしていくことになると思います。また、この「訪問診療」をはじめとする在宅医療については、とても事務的な作業が多くなります。このため、とっても事務職員のスキルが影響することになります。

「私は事務だから・・・」なんて言わないでください。
皆さんも医療チームの一員です。
先生方も、看護師さんも、ぜひ事務職員のスキルアップのために話をしませんか?皆さんの医療機関を支えるために事務職員のスキルアップは必須だと思っています。「私なんて・・・」ではなく、「私がいます」に切り替えるくらい、頑張ってみてほしいなと思います。
事務職員さん、一緒に頑張りましょう!!

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