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連携の今、そして2024年に向けて・・・

皆さん、こんにちは♪ 「#医療機関の事務職員応援隊」の長幸美です。
5月の最後の土日は如何お過ごしだったでしょうか?
私が住んでいる福岡では、ピーカンのお天気で・・・風が吹いていたので、木陰や建物の中ではとても過ごしやすかったのですが、日向はとても暑かったですね。まあ、初夏ですものね。

さて、昨日、5月28日は全国連携実務者ネットワーク連絡会が行われ、私はリモートで参加させていただきました。年1回の大きなイベントで、今回は沖縄県がホストでの開催となりました。本当に現地に行き、学び半分、観光・旅行半分で楽しみたかったのですが・・・残念です。
まあ、家庭のこともありますし・・・今回ハイブリッド開催となったため、参加でき、皆様と画面越しではありますが、いろいろなお話を聴かせていただきました。トータルで、100名ほどの方が参加されていたようです。

細かな内容は弊社のコラムでも報告させていただこうと思いますが、コロナ禍により、このような研修会などもオンライン開催されることが増えてきて、最近は学会などもWEB開催されることも多くなり、昭和生まれのわたくしとしては、「直接会った時の感覚」を大事にしたいと思っていて、会わなきゃわからないこともあるよな~~と思っているのですが・・・感染拡大や様々な事情でかなわないことも多くなってきましたね。

そして、「連携」の新たなフェーズに入ってきていること、それと同時に地域医療構想も佳境になってきているな、ということを感じました。
うかうかとしていられない・・・と少々焦っています💦
クリニックや中小規模病院の先生方・職員さんと現状の温度差がだんだん開いてくるような気がして、これまでと同じように、「患者さんが来るのを待っている」という体制では、今後成り立っていかなくなるのではないか、と懸念しています。

一般病院では、「超急性期」の医療提供を行うのか、「回復期機能」に寄って行くのか・・・迫られてくるでしょうし、回復期機能としても7対1を維持するための病床は認められなくなってくるでしょう。地域包括ケア病床のベースが療養病床に対して減算が出てきているのはまさしく現在の一般病床程度の医療提供を求められているからでしょうし、「地域の中での生活を支える病床」として、在宅医療の提供は必須といわれているように思います。
「超急性期」については、重症者の受入れと手術(全麻が必要な高度な手術)をどれだけ受け入れていくことができるか、がポイントになるでしょうし、・・・となると軽症~中等症の患者は在宅医療や地域包括ケア病床等で受け入れていく必要がありますね。受診動向が大きく変わる可能性があります。

外来医療でいうと、「機能強化加算」や「在宅療養支援診療所・病院」について、外来機能や在宅療養の充実、さらにはバックアップを求められているといっても過言ではないのかなと思っています。軽症者については、感染症も含めて外来や在宅で診てほしい、そのための体制については、大病院と連携をして体制を整え、対応してほしい・・・というものの表れが「外来感染対策向上加算」の新設です。
今回の改定で新設されたものは、ほとんどが「実践的な連携」「循環型の連携」を求められるものが多く、実績を要件とされているものも増えてきています。つまり、形だけ整えるのではなく、「しっかりと実践して、地域の中で貢献してほしい」ということの表れのように思います。

そう思って点数表を見ていくと、2年後の同時改定に向けて、何に取り組んでいかないといけないか・・・おのずと答えが見えてくるのではないでしょうか?
今こそ、「医療機関のミッションは何か」「そのために何をやるか、何をやらないか」「どことつながっていくか」考えていかないと2年なんて本当にすぐ経ってしまいますよ!

写真は近所のダムの取水口の河童です。みんな違う方向を見ていますが、医療機関でもこんなこと、起きていませんか?連携も新たなフェーズに入っていますし、地域医療構想も「新たな地域医療構想」の段階に入っているように思います。一緒に考えていきましょう!!

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