集中が切れた時にやることを決めておく

勉強や仕事をしている中で、集中が切れるというのを悪いことのように認識してしまうことがある。ああ、今日もやるべきことに集中ができてないな。またか。というような自分にがっかりするような気持ちになってしまう。しかし、集中が切れるというのは全く悪いことではなく、本当に数少ない超人を除いて、集中は当たり前に切れる。

では、毎日仕事をものすごい早さで片付けていたり、趣味などに熱中して短い期間ですばらしいものを創り上げているような、集中の欠如とは無縁に見える人と、自分との違いはなんだろうと悩んでいた。

多分集中が切れた時に自分が取るべき行動と、その行動の後にどうすれば作業に戻れるかを、集中が切れるなんてことが無いように見える人は知っているのだと、最近思った。集中が切れた時のルーチンが決まっているので、集中が切れてもすぐに、しかもストレスなく作業に戻ることができるのかもしれない。

上のことを思った理由は、実際に自分でこのことを意識するようになったのでその対策を試してみた結果からだ。これまで何かをやっている途中で他に意識が向いてしまい、ひどい時は数日そのことを忘れてしまう、ということがその対策によってかなり減った。

その対策のために、私の場合まず集中している状態とそうでない状態の違いを定義するこが必要だった。そのための事前準備として、今からやろうとしていることについて、そのゴールの設定を行うことが絶対に必要なので、何かをする場合は必ず設定するようにした。その設定したゴールに向かって何かをやり始めてから、そのゴールに辿り付く以外にそれをやることを止めた時、それを集中が切れた時と定義した。

集中が切れた時、というものが定義できれば、あとはその集中が切れた時になにをして、どういう経路でもとの作業に戻るかを事前に決めてしまう。やってみて簡単に作業に戻れているのは、集中が切れた -> 立ち上がって深呼吸する -> 水を飲む (-> トイレに行く) -> 集中が切れる前にやっていたことを思い出す -> やる。という流れだ。事前にこの流れを決めておくだけで、驚くほど簡単にもとの作業などに戻ることができるようになっている。

ただ、集中が切れたということにいつ気付くかはかなりムラがある。つまり、今自分がやっていることが、事前に決めたゴールへの方向から逸れているなーということに気付くことが難しい。事前にゴールを設定したりする以前よりは明かにマシになっている気はするのだが。今思いついた対策としては、30分か1時間事にベルを鳴らして、今自分がやっていることと、事前に決めた目標を確認するような作業が必要かもしれない。やってみます。



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