今日の記録 2020/6/17

勉強した

システムの科学 - P141~144

主に最適化問題というものの中で、最適なものを見つけるのは基本的に難しいという話について。本文でも書かれている通り、二章で話していた、局所的、大域的な最大化などに関連する話だった。また、最適なものを見つけるのは難しいが、ある程度満足できるような答えを探すというのは、案外簡単にできるという話で、本文中では例としてチェスや巡回セールスマン問題を挙げている。特にチェスについては、第三版序文(P-vi)で書かれているように本書が最後に改訂されたのが1981年時点でも、とても強いチェスプログラムが開発されていたらしい。
 最適解とは別に満足解というものを求めるためには、最適なものではなく、他方と比較してより良いものというのを探索するという手続きになる。また人というのが大抵の場合は最適なものをというものを得ることができないという前提で生きているので、最適なものと満足なものの違いを意識しない場合が多いというのも、言われてみると納得ができた。


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