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大冒険の恋愛模様

もうすぐ春だといいながら寒い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
トシ食ってダイの大冒険に再びハマったフタイカオルです。

その辺りのことはよろしければこちらで…↓↓↓

今回は久々にダイの大冒険ネタです。
よろしければお付き合いください。

ネタバレあり:アニメの進行に合わせてます。ポップ対シグマ戦後ぐらいまで
(22年2月現在)。


ダイの大冒険といえば、敵である大魔王を倒す冒険ファンタジーの色合いが強いんですが、ちょいちょい恋愛沙汰を挟み込んできます。
それが物語の鍵だったり、登場人物の心情を浮き出させたりするので、見どころのひとつでもあります。

登場人物の相関として…

主人公ダイとヒロインというべきレオナの間柄は鉄板で、ほとんどブレることがありません。勇者であるダイが尻に引かれ気味だったりします。

ダイの相棒である魔法使いのポップは、3人目の仲間であるマアムを好きになってしまうのですが、自分がチキン体質だと自覚しているが故に、告白できないまま、物語は進んでいきます。

その間、マアムはマアムで不死騎団長のヒュンケルをその優しさで改心させた後、好きかどうか分からないが気になる存在としてヒュンケルを認識し始めます。

そして、その後に登場した占い師のメルルはポップを好きになってしまいますが、ポップがマアムが好きなことに気づいて、告白しできないまま仲間になってポップについてくるようになります。

マアムはポップの気持ちに気づいていませんし、ポップもメルルの気持ちには気づいていないので、もどかしい状況が続くわけです。


問題はヒュンケルなのですが、ポップのマアムへの気持ちには気づいているものの、本心はほぼ不明。
時折、マアムが自分を救ってくれたことに感謝やそれについての誓いの言葉をいうぐらいで、仲間であること以外の認識はしてないように見受けられます。
(ただ、2人の絆はかなり強そうなので、ポップはヤキモキしている)

描いてみたものの、こういう風に3人がそろってる時間はあまりなかった気が


もどかしい状況が続く中、ここへヒュンケルを好きになってしまった賢者のエイミが入ってしまったことにより、状況が変わっていきます。

色々あってエイミはヒュンケルに告白しますが、速攻でフラれます。
とはいってもヒュンケルはエイミに自分の心情を吐露してたりして、ワンチャンありそうな感じもあるような、ないような。

フラれて泣き崩れるも、その後立ち直ったエイミに諦める様子は皆無。
決戦前に結構な人数の前で「愛してます」宣言するという、さすが王国の三賢者は強メンタルだわという行動に出ます。

それを聞いたマアムは動揺し、もしかして自分も…と、その場にいなかったポップにそのことを相談するという鈍感っぷりを発揮。
さすがのポップもマジギレするんですが、告白はせず…。

決戦前夜にこんなことしてる勇者御一行様って(笑)。

ちなみに、めざといレオナはその状況を見抜いて楽しんでいるし、ダイも察したのかレオナから聞いたのか、混戦気味の人間関係に困惑している様子。

そのまま物語は決戦当日までなだれこみ、大魔王の城へ乗り込むために必要な破邪呪文ミナカトールの発動の場面で、足を引っ張るポップをかばってメルルは瀕死状態に。

メルルに促されてマアムが好きなことを告白したポップは、勇気の使徒として目覚め、ついには魔法使いと僧侶の力を併せ持つ大魔道士(賢者)になっちゃったりして、えらい事になります。

大魔王のところに乗り込んだ時点で、

メルルはポップが好きなことがバレる
ポップはマアムが好きと告白
マアムは戸惑って整理がつかず
エイミは相変わらずヒュンケルが好き
ヒュンケルは…相変わらず本心知れず

という感じに。
乗り込まれる大魔王バーンの方も、見て楽しんでるんじゃないかというような状況です。

そして、ついにヒュンケルが動きます。
戸惑うマアムに向かって、ポップに正直な気持ちを言ったらいい、ポップも返事を待ってるはずだ、と語りかけるのです。

…ここまでなら大人のアドバイス的な感じなのですが、それを聞いたマアムがポップの元へ行く後ろ姿を見ながら、心中でつぶやく内容が…。

…マアム
オレに光をくれた慈愛の天使よ
(中略)
自分自身の愛を見つけることを
考えて生きていってくれ
そして幸せになれ
…オレではお前を幸せにすることができない…

…ヒュンケルさんはマアムさんのことがお好きなんでございましょうかねえ。

マアムとの会話の中でエイミの気持ちに応えることはできないと発言してますし。
そして、自分にはどうにもならんから、一番信用しててマアムを幸せにしてくれそうなポップに託そうとしとるのでしょうか。

しかし、これだと身を挺してポップをかばったメルルをガン無視しとるので、それはそれで…。

もしそうだとしたら、クロコダインあたりが冗談で
「嫁さん、なんならマアムもいいかもしれん」
なんて言った日には無言でガチギレしそう(笑)。
(ただ、クロコダインも首を突っ込まないだけで暖かく見守ってる感はある)

ただ、戦いの最中だしそれどころじゃないんで自分、というストイックな解釈もできないこともないので、なかなか繊細というか難しいというか…。

一方のマアムはそのアドバイスからポップに自分の気持ちを伝えるのですが、こっちはこっちで「今のところ男性を恋愛対象として見た事がないので、時間をください」的な答えでして、絶妙なモヤモヤ感(笑)。

さてはて、彼ら彼女らの気持ちの行く末は?!
クロコダインのお嫁さん探しは実現するのか?!
大魔王バーンが堪えきれずに
「で、どっちやねん!」
とカラミティエンドで突っ込むのか?!

最近はこれから先の展開の記憶を消して楽しんでます(笑)。

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