コミックマーケット101に参加します

はじめに


タイトルの通り、2022年12月30日に1日目が開催される「コミックマーケット 101」にサークル参加することになりました…!

大阪大学 工学部 電子情報工学科 B1の大西と申します。昨年は「大学1年生が何もわからないまま研究をする話」という記事を書かせていただきました。

研究コミュニティ cvpaper.challenge 〜CV分野の今を映し,トレンドを創り出す〜 Advent Calendar 2022」も、早いものでもう18日目となり、12月も後半に入っています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私はコミックマーケット101に出す同人誌の原稿提出締切に追われています。今が踏ん張りどきです。

コミックマーケットは「コミケ」とも呼ばれる、世界最大級の同人誌即売会です。様々な方が同人誌やグッズを作成して会場で頒布を行う、年に2回(夏・冬)のビッグイベントです。今回私は「誕生日席」と呼ばれる場所の机に配置されたので、比較的見つけやすくなっております。壁サークルを目指し、日々鍛錬を積んで参ります。

今回の記事を書くにあたって、研究の参考になるような話を考えてみたのですが、この数ヶ月は絵を描くことにリソースのほとんどを割いていたため、結果的にかなり絵の話に終始してしまっております。12月の箸休めパートだと思って軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。


簡潔にまとめると

  1. タスクを絞って減らすと余裕ができます

  2. Discordの強制ミュートボイスチャンネル作業室がオススメです


どのように研究とイラストを進めたか

1.タスクを絞って作業時間を増やしました

この記事の冒頭部分で気づいた方がいると驚きなんですが、実は「研究とイラストに専念するため」という理由で、大学を1年間休学しています。そのため今年もB1です。「研究とイラストをどう両立させているのか?」ですが、実際のところは研究/イラストを数ヶ月単位で切り替えて取り組んでいます。

去年までは大学の課題をこなす必要があり、研究やイラストにまでは手が回らなかったのですが、休学することで、他の事にも手を出す時間が増えました。「効率的にペース配分を行って複数のタスクをこなす」……というのが理想ではありますが、極力やりたいことを絞って取り組むのが個人的にはオススメです。なかなか予定を割くことができない!という方も、何かに真剣に取り組む時間を1週間ほどとれば、他のタスクのことを忘れて取り組めるので作業が捗るかもしれません。

作業時間が確保できた結果、研究をしたり、同人誌を描いたり、Blenderを勉強したり……といった事が可能になりました。今月10日に発売された『コンピュータビジョン最前線 Winter 2022』でも、巻末の4コマ漫画を担当させていただきました。興味のある方もそうでない方も、ぜひ大きな書店等で探してみていただけると幸いです。(露骨な宣伝)


2.作業室に篭りました

一人での作業だと、場合によってはモチベ―ションが続きにくくなってしまうことが多々あります。そこでオススメなのが「作業室に籠る」ことです。個人的にはZoom等よりもDiscordの方がオススメです。

Discordには複数人での通話ができるボイスチャンネルという機能が存在します。最近はとあるサーバーの作業室で絵を描く時間がかなり多くなっているのですが、この作業室の使い勝手がかなり良いので紹介しておきます。

  • 作業を行う人のみ入室可能

  • 入室時にミュートされるため発言は不可

  • 画面共有は可、カメラでの顔出しや声出しは不可

  • やりとりは全てボイスチャンネル付属のチャット欄で行う

  • 30分以上入室したまま放置すると、仮眠室に移動させられる

  • 大きなサーバーのため、深夜過ぎでも10人以上がざらにいる

です。ボイスチャンネル…という名前ではありますが、チャットでやりとりを行います。そのため、

  • 発言の記録がチャット欄に記録される

  • 会話がないことによる気まずさが存在しない

  • ウィンドウを閉じるだけで会話が目に入らなくなり、「話していたら全然作業が進まない」が起こりづらい

  • SpotifyやYouTubeなどを再生しながら作業を行うことが可能

といったメリットが生じます。記録が残ると非常に便利で、深夜に行われた「オススメの作業用の椅子の話」みたいな話を朝に確認することができます。またチャットベースのため、何も言わずにコーヒーを淹れることが可能です。私はSpotifyで約12時間のアニソンのプレイリストを作成しており、「(プレイリストを1日で完走するぞ…!)」と曲を流しながら作業することが多いです。

Discordでは作業室の参加者のアイコンのみが表示され、各々が具体的にどのような作業をしているのかは、画面共有を行っている人の画面からでしか確認することができません。そのため、裏でYouTubeを観ても、画面共有を行いながら別の画面でアニメを観てもバレません。

しかし作業を行わない人が複数人いたとしても、各位が何をしているかまでは把握できないため、「一応みんな作業しているんだな…」と錯覚することが可能です。何も作業をせず放置した場合は30分で強制退出させられるので、部屋にいる時点で何かしらの作業を行っていることになります。

チャットの内容についての制限は特にありません。実際イラストサーバーの作業室ではでアニメやゲーム等の話が多く、絵のTipsが1%ぐらいで、残りは挨拶が多い印象です。時間帯によっては最近だとワールドカップやアニメの同時視聴のコメント欄の代わりになっていました。雑談が多ければ多いほど、真面目な質問も訊きやすくなる印象があります。

大きなサーバーにある作業室では、商業誌などで活躍しているプロの方などのちょっとしたTipsが聞けることもあります。ちなみに冬コミの色々は作業室にいらっしゃる経験者の方々に教えていただきました。経験者に聞けるのはかなり便利です。

その他

以上が研究とイラストの進め方です。その他の研究Tipsが2つしか思い出せませんでしたが、一応書いておきます。

・睡眠はしっかり取ること。心身ともに回復するので作業効率が上がりやすくなります
・目的や日程や実験結果や考察やAbstなど全てをひとまとめにした全部入りGoogle ドキュメントを作成すると便利です

以上です。原稿頑張ります!

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