(簡易版)やよいの勝負レース!~金鯱賞+フィリーズR予想~
金鯱賞
◎ジャックドール
〇ポタジェ
▲ショウナンバルディ
△ランブリングアレー
【予想のポイント】
金鯱賞の予想にあたって重要なのが、中京2000mのコース形態です。
主な特徴として
・スタートすぐの急坂でテンのペースが上がりにくい
・3角~4角にかけて緩やかな長い下り坂で、外からのポジション押上げが効きにくい
といった点が挙げられ、内枠の逃げ・先行馬が有利になりやすいです。さらに、開幕週の馬場もイン前有利に拍車をかけそうです。
先行した馬の行った行ったで決まる可能性が高そうなので、内枠で先行力が高い馬を上位評価したいところ。
【各馬短評】
◎ジャックドール
4連勝中の上り馬。現4歳世代の牡馬は非常にハイレベルで、クラシックに間に合わなかった子たちも古馬になって本格化してきています。
特に連勝中の馬に関しては、東京新聞杯を勝ったイルーシヴパンサーや、ダイヤモンドSを勝ったテーオーロイヤルなど連勝の勢いそのままに一気に重賞勝利まで駆け上がっており、ジャックドールもその一頭です。
前走 白富士Sでの勝ち時計は1:57.4と天皇賞・秋優勝レベルで、刻んだラップも
12.8 - 11.3 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 11.8 - 11.5 - 10.9 - 11.4 - 12.4
と、テン1F以外終始11秒台で走り続けた上に上がりで10秒台の脚を使えるという非凡なラップ。
また、3走前の浜名湖特別では
13.5 - 12.0 - 13.1 - 13.2 - 12.5 - 12.3 - 11.7 - 11.1 - 10.8 - 11.3
と、急坂のある中京コースでありながら10秒台のラップを刻んでも失速していません。
以上の通り、素質としては十分で、「内枠の逃げ・先行馬」という狙いたい馬の特徴にも合致しますので、今回はジャックドールを本命とします!
(4歳世代箱推しとしては、大阪杯でこの子とエフフォーリアの一騎打ちが見たい!)
〇ポタジェ
安定した先行能力があり、前残りを狙いたい今回のレースでは安心して買える一頭です。
枠の並び的にはハナを狙いに行くショウナンバルディ、ジャックドールの直後あたりのポジションをすんなり取れそうなので、番手でロスなく立ち回ってくれればと思います。
前走AJCCでは2人気に支持されながら5着と馬券外となってしまいましたが、この馬の適性ゾーンとしては1800~2000mかつできれば左回りがベスト。冬の中山2200mというタフな条件から得意の2000m左回りへのコース替わりはプラスに働くはずで、人気落ちのここは狙い目になりそうです。
▲ショウナンバルディ
1枠1番、中京、岩田康誠騎手ということで、きっちりハナを取って逃げてくれるはず。
中京2000mという舞台は2走前の中日新聞杯で1着、昨年6月の鳴尾記念で2着と得意舞台(3走前のケフェウスSは重馬場のため度外視)で、マイペース逃げが叶えば十分やれるかと思います。
△ランブリングアレー
クラブ馬ということで3月での引退が決まっていますが、小倉大賞典での2着から間隔を詰めて使ってきたのは自信の表れでしょう。前目に付けられるかは微妙なところですが、中京は相性のいいコースなので、この人気なら狙ってみたいですね。
フィリーズレビュー
◎ナムラクレア
〇キミワクイーン
▲サブライムアンセム
△アドヴァイス
☆スリーパーダ
☆サウンドクレア
【予想のポイント】
上位3頭に桜花賞への優先出走権が与えられるステップレースですが、本番の桜花賞へは繋がりにくいレースです。
というのも、本番の1600mに自信のある馬はチューリップ賞やアネモネSなどのステップレースを使う、または本番へ直行するので、1400mのここはマイルよりも短い距離の馬が集まるレースになります。
去年の1着馬・シゲルピンクルビー、2着馬・ヨカヨカはともにスプリント路線に進んでいきましたし、「将来スプリント路線で活躍しそうな馬」という視点で選んでいきたいですね。
【各馬短評】
◎ナムラクレア
上記阪神JFの全頭診断の際、「かなり強いスプリンター」として評価しており、「将来のスプリンターを探す」という今回の趣旨と合致します。
また、前走の阪神JFでは、「外伸び馬場で最内を通らされる」「前に他馬がどんどん入ってきてズルズル後方ポジションを取らされる」といった恵まれないレース内容の中、ナミュールに次ぐ5着に食い込んでおり、非常に強い内容だったと言えます。
(ここぞとばかりに過去記事を貼っていくスタイル)
賞金が足りているので本番のために無理する必要はないという見方もありますが、1600mよりも1400mの方がパフォーマンスを上げるのは厩舎もわかっているでしょうから、ここはきっちり仕上げて取りに来ていると思います。最終追切の坂路、凄いですしね。
(阪神1400mはミッキーアイルの庭って進研ゼミでやりました)
〇キミワクイーン
この馬も前走阪神JF組で、1600mは長く1400mがベストです。
2走前の1勝クラスでオタルエバーを競り落としたレースのパフォーマンスが非常に優秀で、オタルエバーの逃げが完全に決まるレース展開の中好位から差し切った点は評価できます。
オタルエバーはセリフォス、アライバルら牡馬の素質場が揃った新潟2歳Sの3着馬で、強い牡馬を競り落とせたのは強調すべき。
距離短縮での前進を期待です。
▲サブライムアンセム
なかなか勝ちきれず未勝利脱出までに時間のかかった馬ですが、前走が見どころ十分。
ハギノモーリス・バンデルオーラ2頭の牡馬との追い比べで、ハギノモーリスの外ヨレがあって玉突き状に外にはじき出される不利がありながら、再度加速して上がり最速をマークしました。(2着入線でしたがハギノモーリス降着により1着繰り上がり)。
不利があった時点でヤメてしまっても仕方がないレベルの接触でしたが、やめずに再加速した勝負根性は素晴らしいです。
△アドヴァイス
2021フィリーズR シゲルピンクルビー 和田竜二騎手 モーリス産駒→1着
2022フィリーズR アドヴァイス 和田竜二騎手 モーリス産駒→???
何か運命的なものを感じますね。
余談は置いておいて、イン前から先行押し切りの競馬をしたいこの馬にとっては、今回の1枠1番は絶好枠。インが良く伸びる現在の阪神芝の馬場状況からも、一発が期待できそうです。
☆スリーパーダ
阪神1400mはミッキーアイルの庭って(ry
前走その阪神1400mで案外だったのは気がかりですが、休みを挟んでリフレッシュして前進あるか。
☆サウンドクレア
2人気のマイシンフォニーに先着経験あり、ソリタリオやジャスティンパレスといった強い牡馬と0.3差の経験もありと、素質は上位。気性面の課題がぬぐえないですが、距離短縮で流れたペースなら折り合ってくれるかも…?
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