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カラマネロのススメ〜今更聞けないカラマネロのキホン。(没)

おはよゆ!ゆよと申します。おはように僕の「ゆよ」を取っておはよゆと挨拶させていただいています。Twitterもやってるのでよろしくお願いします。

先日あげた公認大会で96人中ベスト8になったガブギラの記事が好評で嬉しく思います。こちらは上級者向けの有料記事ですがガブギラの強い参考にしていただければ嬉しいです。

前回僕はアブソルカラマネロというオリジナルデッキの記事を投稿させていただきました。これも好評でそれで僕を知ってくれた方も多いみたいで気軽にTwitterをフォローしていただけると嬉しいです。そんな中でカラマネロの使い方の基本を知りたいという意見がありTwitterでアンケートをしてみたところ8割近くの方に需要があるということがわかりました。

さらに強力なオーロット&ヨノワールGX(以下オロヨノ)の登場によりカラマネロは環境に増加し、福島最大規模の公認大会である福ちゃんではカラマネロ系統が20%と一番多くなっていたためこれからのシティリーグでも数が多いことが予想されます。新レギュレーションでも強力な超タイプのサーチカードであるミステリートレジャー(以下ミストレ)があるためカラマネロの勢いは衰えないと判断しました。カラマネロを使うにも使わないで対策するにもカラマネロの知識が必要となります。今回はカラマネロの基本をポケカ初心者からカラマネロを使ったことのない上級者にも向けてカラマネロの基本の解説をしていきたいと思います。

▼福ちゃん参加者のデッキ分布

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なぜカラマネロは強いのか?

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カラマネロはsm6禁断の光で登場した1進化のポケモンでサイコリチャージという強力な特性もさを持っています。過去のレギュレーションではつけられるエネルギーのタイプは違うものの同じような特性のカードがいくつか登場し環境でも活躍していました。(シビビール、ドータクン)

カラマネロを使ったデッキの強さにはいくつかの理由があります。カラマネロは超タイプであるためミステリートレジャー(と相性が良く簡単に山札からサーチしてくることができます。画像11

他にも1進化であるため育てやすくベンチに大量にカラマネロを並べることもできるので1ターンで大量のエネ加速を行うことができます。

カラマネロで基本超エネルギー(以下超エネ)をつけるアタッカーも強いものが多く状況に合わせて別のアタッカーで次々に相手を攻撃していくこともできます。

ジラーチの登場によりミストレやネストボール(以下ネスト)などのサーチカードを序盤に手に入れやすくなりカラマネロデッキの安定感が上がり2019シーズンの新潟CLではジラーチを使ったカラマネロ入りのデッキが準優勝と結果を残しました。

その後出てきたトキワの森も強力なカードです。トキワの森は手札を1枚トラッシュすることで山札から基本エネルギーを持ってくることができるためカラマネロの特性に必要な超エネルギーをトラッシュに送りつつ山札の超、鋼、闘などの必要なエネルギーを持ってくることができるためカラマネロデッキとの相性がとても良いです。

カラマネロを使ったデッキタイプ

●ウルトラネクロズマGX(以下ウルネク)

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ウルネクのフォトンゲイザーはカラマネロで超エネをつけることで大ダメージを出すことができます。超エネ2つで20+80×2=180でカプ・テテフGX(以下テテフ)、こだわりハチマキ(以下ハチマキ)をつけることで210でゾロアークやシルヴァディといったメジャーなGXポケモンを、超エネ3つで20+80×3=260、ハチマキをつけることで290でレシラム&リザードンGXやアルセウス&ディアルガ&パルキアGX(以下3神)といったメジャーなタッグチームGXをワンパンすることができます。

ドラゴンも実は優秀なタイプでポケカだと弱点をつけるタイプのポケモンがいませんがその分抵抗力でダメージを軽減される事がないのでウルネクの高い火力を軽減されることもありません。さらにミストレで持ってこれるのも優秀です。

HPも190と高くピカチュウ&ゼクロムGX(以下ピカゼク )やルカリオ&メルメタルGX(以下ルカメタ )といった下技が150のポケモンからの攻撃をハチマキをつけられていても1回耐える事ができます。(ピカゼクはエレキパワーで火力上昇が可能)1回耐える事でサイドレースを有利に進める事が可能です。

ウルネクはウルトラビースト(以下ウルビ)であるためウルビを補助するカードの恩恵を受けることができます。特にウルネクに採用されているのがビーストリングとビーストエネルギー♢です。ビーストリングは0〜2採用され、相手のサイドが3〜4枚の時に使えるグッズで山札からウルネクの火力源であるエネルギーを2枚までつける事ができるためカラマネロの特性を合わせる事で相手のタッグチームをワンパンできる程の火力を手に入れる事ができます。ビーストエネルギー♢も強力でウルネクの技に必要な鋼エネの代わりにもなり、ダメージを+30する効果もあるためハチマキの代わりにもなります。

試合中盤にはのギラティナやズガドーンを使って相手のポケモンのHPが残り60になるようにダメカンを乗せる事で滅亡で相手を大量に倒す事ができます。画像6

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ギラティナは特性で相手ベンチポケモン2体に10点を乗せる事ができます。ウルネクデッキの場合相手のジラーチやマーシャドー(やぶれかぶれ)のようなHP70のポケモンに10点乗せて滅亡で倒せるHPに調整します。またウルネクデッキじゃなくても自分のデッキが相手にウルネクだと思わせるためにジラーチやマーシャドーに10点乗せることもあります。

ズガドーンは相手のサイドが3枚の時にダメカンを12個相手のポケモンに好きに乗せる事ができます。ダメカンを乗せる効果は強力でダメージを受けてきぜつした時に発動する願いのバトンのような効果を発動させる事なく相手を倒す事ができます。ウルネクデッキの場合ギラティナ同様相手のポケモンの体力を滅亡で倒せるHP60になるように調整する事ができますが自由に乗せられるダメカンが12個と相手のサイドが3枚の時と条件は厳しいですが強力になっています。相手のカラマネロのようにギラティナではHPを60にする事が難しいHP90くらいのポケモンのHPを滅亡圏内である残り60にするのに使用することもあれば、相手のHPを残り130や180に調整することで次のギラティナやウルネクの攻撃で相手を倒しきるHPに調整することもできます。さらには120点でロストマーチデッキのネイティやワタッコ、ほっぺすりすりデッキのエモンガのようなHPが低い相手のポケモンを複数倒すこともできます。

ウルネクにはマーシャドーGXを採用する事があります。画像5

トラッシュにウルネクがある時にこのポケモンはウルネクの技を闘タイプで使う事ができます。闘は優秀なタイプでゾロアークのような悪、ピカゼクような雷タイプの多くに弱点を突く事ができます。しかし最近ではHP150では耐久不足、無人発電所の増加によって技を使いにくい環境となっているため数を減らしています。

またギラティナは特性による相手ポケモンのHPの調整意外にも倒されてもトラッシュから復活できる優秀な非GXのサブアタッカーとして機能します。ウルネクはGXポケモンであるためやられるとサイドを2枚取られてしまいます。そこで倒されてもサイドを1枚しか取られないのに130ダメージも与えられるギラティナが活躍します。自分のポケモンに40点乗せる効果もどうせギラティナは相手に1撃でやられるために自分に乗せれば実質デメリットはありません。ギラティナは奥が深くLO(相手の山札を0にして勝つデッキ)やカウンター系(サイド差が負けているときに様々な効果を発動させるデッキ)相手には自分のマーイーカをあえて倒す事で相手にサイドを取らせてリセットスタンプで相手を事故らせやすくしたり、サイド差を逆転させてカウンターの発動を防いだりと色々な事ができます。ギラティナはサブアタッカーとして優秀であるためカラマネロを入れるデッキの多くにサブアタッカーとして1〜2枚採用されます。

このデッキではウルネクの技に鋼エネルギー(以下鋼エネ)が必要なために超、鋼の2つのタイプのエネルギーを入れる必要があります。ウルネクは超エネをトラッシュしてダメージを与える技を持ち、トラッシュした超エネをカラマネロでベンチポケモンにつけて戦うので超エネの枚数を多くする必要があり、鋼エネはウルネクに1枚つけられればいいので少ない枚数入れれば大丈夫です。確実にウルネクを2体育てたいので鋼エネは3枚くらい、超エネは多めに6〜8枚くらい入れるデッキが一般的です。

3枚の鋼エネのうち1枚をビーストエネルギー♢にしてビーストエネルギー♢1枚鋼エネ2枚という構築も多く見ます。しかし多くのカラマネロデッキはトキワの森という毎ターン山札から基本エネルギーを持ってこれるスタジアムを使ってカラマネロでつける超エネをトラッシュに送ったり、必要なエネルギーを手札に加えて戦うため、鋼エネがサイド落ちした場合トキワの森ではビーストエネルギー♢を持ってくることができないのでウルネクが攻撃できないターンが来る可能性があります。そのため僕は鋼エネを3枚入れる構築をオススメします。

超エネの数も重要で少なくすればするほど他に好きなカードをデッキに入れることができますが、対戦ではエネルギー管理をしなくてはいけなくなるためデッキの扱いが難しくなります。カラマネロデッキの使い方に自信がある人は超エネを6枚枚まで減らしてみてもいいかもしれません。6枚よりも少なくするとデッキが回らなくなってしまうので注意です。

ウルネクはレスキュータンカで回収するためデッキには2枚くらい入るのが一般的です。

●ギラティナ

先程はウルネクのサブアタッカーでしたがこいつは優秀すぎてメインアタッカーとして戦うデッキを作ることもできます。タッグチームやGXと殴り合うことでこちらはやられても取られるサイドは1枚、こちらはサイドを2〜3枚取れるのでサイドレースを優位に進めることができます。呪いのお札との相性も良く相手を倒すのに必要な攻撃回数を調整することができます
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●ガブリアス&ギラティナGX(以下ガブギラ)

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僕はカラマネロデッキ全般を使いますが最近(2019年10月現在)ではこのガブギラを好んで使っていてそちらについては記事も出しているので読んでいただけると嬉しいです。

ガブギラはGX技を含めて3つの優秀な技を持っているのが強みです。後攻でも1エネで直撃弾で40ダメージを相手ポケモンに狙撃することができます。これでゾロアークデッキに採用されることが多いメタモン♢やエンニュートLOに採用されることが多いアブリーを倒すことができます。相手を倒せなくても相手に40点ダメージ与えることで2つ目の技カラミティエッジの火力を上げることができます。

カラミティエッジは相手にダメカンが乗っている時に160+80=240ダメージというを高火力を出すことができます。直撃弾は好きな相手に40点ダメージを与えられるので40+240=280で環境に多いレシリザや3神を倒すこともできます。ガブギラにハチマキがついている状態であれば相手に10点でも乗っていれば10+240+30=280ダメージを出すことができます。10点乗せる方法はいくつかあります。ウルネク同様にギラティナ、ズガドーンでダメカンを乗せるのももちろん有効ですが最近だとホミカというサポートが注目されています。

ホミカでマタドガス(以下ドガス)をトラッシュした時に特性ぶっとびボムが発動し相手ポケモン全員に10点を乗せることができます。ホミカは技を使わずに相手にダメカンを乗せられそのターンのうちにガブギラで240ダメージを出せます。さらにホミカのドローは強力でポケモンを2体トラッシュした時には6枚もドローすることができます。そこでハチマキを引いた場合はガブギラにつけて前にいるタッグチームをワンパンすることができるのが強みです。

これまたドラゴンタイプは優秀で抵抗力で軽減されないためガブギラの高火力を軽減される事はなく、ミストレにも対応しているのが強いです。

ジージーエンドGX(以下GG)も強力です。加で基本闘エネルギー(以下闘エネ)が3枚ついていると相手のポケモン2体をトラッシュすることが可能ですがカラマネロで簡単につけられる超エネと違ってガブギラに闘エネを4枚もつけるのは現実的ではないため環境で使われるガブギラデッキで追加効果ありのGGを使われることはほぼほぼありません。しかし、追加効果がなくても強力な技には代わりないです。相手のポケモンを1体トラッシュすることができます。GGで相手を相手をトラッシュした時にサイドを取ることはできません。ではなぜこの技が強いのでしょうか?

ポケカでは相手を攻撃するのにエネルギーをつける必要があります。(例外あり)例としてレシリザでは溶接工やカキによって1ターンに大量のエネをつけたり、3神では3神に3ターンかけてエネルギーをつけて技を使ってからデッキが起動します。(ビクティニがいない場合)エネがついたポケモンをGGでトラッシュすることで相手は再びエネルギーをポケモンにつける必要があるため次の攻撃までに時間がかかりますし、ポケモンをトラッシュされているのでまた新しくアタッカーをベンチに出す必要もあります。そのためGGを使ってから相手が準備をしている段階でガブギラが攻撃をすることで試合展開を有利に進める事ができます。

GGはとてもテクニカルな技で使い方によって試合に大きく影響します。カウンター系のデッキと戦う時にサイドがこちらの方が多くなると相手のカウンターを発動させてしまうため相手のポケモンとエネをトラッシュして一時態勢を整えたり、願いのバトンや呪いのお札など気絶したら発動する道具がついたポケモンを効果を発動させないように処理したり、エネがたくさんついたポケモンをトラッシュする事で相手はデッキにもうつけられるエネが少なくなって息切れを起こしたりGGには色々な使い方があります。試合の状況を見てどこで使うか判断しましょう。

HPが270あるのも優秀です。ハチマキをつけたレシリザの260ダメージのフレアストライクを耐える事ができます。世の中にはHP250のドラゴンタイプのタッグチームもいるので恵まれています。相手の攻撃を受けて高火力で返したりGGで相手の動きを止められるのでタッグチームと戦うのが得意なポケモンです。しかしサーナイト&ニンフィアGX(以下サナニンフ)にはやられてしまうので注意しましょう。

・ネクロズマ(スペシャルレーザー)(以下スペネク)

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JCS2019で登場して上位入賞したデッキタイプ。下のスペシャルレーザーが強力で非GXながら160ダメージも出すことができます。このカードと相性がいいのがリサイクルエネルギーです。非GXであるため倒させてもサイドを1枚しか取られないため多くのGXやタッグチームに対して有利に戦うことができます。

スペネクが倒されてもリサイクルエネルギーが手札に戻ってくるため次のターンに再びスペネクにつけてカラマネロで超エネをつけて起動させることが可能です。当時特殊エネルギー(以下特殊エネ)をサーチする実用的な手段がなかったためリサイクルエネルギーが引けない時の立ち回りが腕の見せ所です。このデッキにもサブアタッカーとしてギラティナが採用されていてこの2種類のアタッカーでどんどん攻撃をしていきます。

しかしマオ&スイレンの登場によりタッグチームはHPを回復出来るようになり非GXとの打ち合いに強くなったり、3神の登場で非GXがやられた時にサイドを2枚取られるようになったりと非GXである強みが薄くなっていき今では数を減らしています。

●オーロット&ヨノワールGX(以下オロヨノ)

タッグオールスターズで登場した新しいカラマネロの相棒。オロヨノは相手の手札を2枚山札に戻しながら150ダメージを与えられる強力な技を持っています。相手は手札を増やせなければどんどん手札が減っていき最終的には常に手札が1枚の状態で戦うことになります。そのため相手は毎ターントップからドロサポを引いてくる必要があるためこちらがサイドが負けていようとも試合を巻き返すことができます。試合終盤ではリセットスタンプ(以下リセスタ)で相手の手札を2枚以下にすることで簡単に技を使って手札を0枚にすることもできます。無人発電所との相性がよく手札を0枚にした時に相手がデデンネやテテフを引いても無力化することができます。

ペイルムーンGXも強力です。相手のエネルギーを全部トラッシュして相手がベンチに入れ替えられなかった場合相手ポケモンを相手のターンの終わりに気絶させることができます。相手が気絶するのは相手ターンの終わりなのでその後にこちらのターンが来るのでナイトウォッチャーで追撃をすることができます。これもリセスタと組み合わせるのが強力です。リセスタで相手の手札にある入れ替え系カードを山に戻すことで相手を気絶させやすくなります。相手を気絶させられなくても相手のエネルギーを全部トラッシュするだけでも充分に強力で相手のリソースを枯らしたり時間を稼いだりすることが可能です。

現在ではカラマネロではなくひかるミュウを使ってエネ加速をする型が大会でも結果を残しているのでこれからのオロヨノがどんな形になるのかが楽しみです。


カラマネロデッキのサブアタッカー

●ギラティナ

強い。

●ラティオスGX(以下ラティ)

地味に逃げるエネルギー0が強いポケモン。GX技のクリアビジョンGXが強力で相手のGX技を使う権利を奪うことができます。これによりカラマネロデッキが苦手とするミュウツー&ミュウGX(以下ミュミュウ)デッキのクロスディヴィジョンGXや3神のオルタージェネシスGXを防ぐことができます。

タッグパージも強力です。相手のタッグチームの攻撃を防ぐことができるためタッグチームとの殴り合いもできます。しかしタッグチームのデッキにはサブアタッカーがいるためにラティオスが絶対やられない訳ではないのでタッグパージに依存するのは良くないです。

●ゲンガー&ミミッキュGX(以下ゲンミミ)

僕が個人的に好きなカードHPは240と他のタッグチームには劣りますが2つの技が強力です。ポルターガイストは超エネ2つで使えるためエネを多く引けないときやカラマネロが1体しかいない時にも攻撃が可能です。技のダメージが相手の手札にあるトレーナーズの数に依存するため安定はしないように見えますが強力な技です。試合終盤相手のトラッシュにその試合ではもう不要なエネルギーやポケモンが多い状態で相手がたくさんドローしたりサイドを取ったりして手札が多くなっている時などにゲンミミを置いて奇襲することによってタッグチームを1撃で倒すこともできるかもしれません。ゲンミミが場に出ている状態だと相手は手札のトレーナーズをトラッシュしてメインで使うデッキもありますが奇襲で使うのが強いポケモンです。サナニンフのようにトレーナーズを手札に大量に抱え込むデッキと戦う場合はゲンミミメインでプランを立てるのもいいかもしれません。


































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