春雷が起こした僕の虫たちは
散って溜まった花びらを喰んで
白く輝く地面に
黒い道をつくるようです
それは黒い川かもしれない
一足飛びに向こうにいったら
そこは彼岸かもしれぬと思い
胸に訪れていた久方ぶりの春の終わりを知る

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