すごかったのだ、「天才バカボンのパパなのだ」

第34回下北沢演劇祭参加作品「天才バカボンのパパなのだ」を配信で。
観たかったなあ、下北沢の本多劇場で。
連日SNSで稽古の様子が紹介されるたびに期待が高まりわくわくして配信日を待ち、不条理劇の理解の難しさと面白さを無事体験。

登場から不穏な2人。
どんどん人が増えてくる、しかもみんな様子がおかしくて。
いろいろな解釈はできるのだろうし語弊もあるだろうけれど、私は古い古いフィルム「カリガリ博士」を思い出した。
設定は違うかもしれないけれど、登場人物たちがどこか浮世から離れた場所でごっこ遊びをしているような。

アフターパンフレットを読んだ限りはそんな考察はお門違いで、別役実のとびきりの喜劇として、赤塚不二夫ワールドの素晴らしさを実感できる場として楽しめばいいのだと感じた。

それにしても(みなさん素晴らしかったけれど)浦井さんは凄かったなぁ
(贔屓目ももちろんありますが)後半の無表情と身体の力を抜いた演技に圧倒された。
また本格的な舞台で観たい!

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