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迫る締切を前に、今のぼくができること

締切に追われている。
正確に言うと、締切を過ぎている。

あー、書かなきゃいけないのに。やるって言ったのに。できてない。
仕方ない。できてないものはできてないのだから、素直に謝るしかない。ということで、さっきひとつの締切はごめんなさいした。

ぼくの原稿は、鮮度が命というものではない。だから、まだごめんなさいでなんとかしてもらえる。ありがたい。
ただ、やっぱり「◯日までにやりますよ。」と言った手前、約束を破ると悲しい気持ちになる。自分が予想以上に仕事のできない奴であることを認めるのは、悲しい。だから、「ごめんなさい」が言い出せなくて、徹夜で仕上げるみたいなことも昔はあった。
真面目さという意味ではそっちのほうが良いのだろうけど、いまはもう無理だ。よっぽどのことがないと、いつもの自分より徹夜の自分が良い文章を書くことなんて、ありえないことを知っている。

ほぼ日の永田さんが、クオリティを上げるための方法をつぶやいていた。


締切間際は、当然だけど時間がない。時間がないから余裕もない。なので、自分の気持ちや状態も良くない。

以前、ライターの古賀史健さんが、こんなことを言っていた。

「明日やろう」は、明日の自分に仕事を増やすことだ。
今の自分より、明日の自分のほうが、締切に近い。だから、明日の自分が今の自分より、時間に余裕があるなんてことはない。
だから、今できることは、明日やらずに今やったほうがいい。

ぼくは、ふたりの話はとても近いことを言っていると思う。

締切が近づき、時間と余裕がなくなって焦ってるだろう自分が、どうしたら「いい状態」で「時間をかけて」文章に向き合うことができるのか。
「今日は疲れたし、これくらいにしておくか…」と考えたとき、それは未来の自分のためになるのか。今できることは、それなのか。

ぼくにとっての「いい状態」は、朝一番のスッキリした脳みそで原稿の前に座ることだ。夜、こうして1日のふりかえりをしながら書く文章も嫌いではないけれど、時間に追われてない朝のほうがより「いい状態」に近い。
それに朝から書き始めれば、納得するまで時間をかけることもしやすい。

朝に文章を書くことを、なんとか習慣にする。

今のぼくが、未来のぼくにできることは、まずそれだ。

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