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前を向く人、見守る人

情報は、集めようと動く人に集まる。

社外の勉強会やイベントやセミナーでは、いろんな人と名刺交換する。多くは、その場限りの情報交換で終わる。でも、なかには仕事につながったり、また再会したりして、ご縁を感じる出会いもある。多くはないが、ご縁はある。

そして、おもしろいことに、抱えきれない大きな課題を背負い、それでも前を向いて課題解決のヒントを得ようと話を聞いてまわる人のところに、良いご縁は舞い込んでくる。

前を向く人は、まわりが応援したくなる。あの人の話は聞いた?とアドバイスしたくなる。

課題を背負いながらも前を向く人は、見ていても話していても気持ちがいい。本人は一生懸命に解決のヒントを探しているだろうから「まわりからどう見えているか」なんて考えたこともないんだろうけど、そもそも課題がない人は一生懸命に話を聞いたりしないし、前向きじゃない人は話を素直に聞けないから話すほうも楽しくない。

だから、前を向いて動く人のところに、自然と情報は集まる。

そのときに、まわりができるちょっとした心遣いは、前を向く人の前に立たないことだ。その人が進みたい方向を遮るとか、必要以上に「こっちだよ」と道案内をしないことだ。

前を向く人の邪魔をしないことだ。

昔、ある人がこんなことをつぶやいていた。

子供は、自分で見つけたことしかやらない。
親がどんなに「これが良いよ」「こっちが役に立つよ」と言ったところで、思ったように進んだりなんかしない。

何気ない言葉。ただ、まわりのアドバイスなんて聞く耳持たずに生きてきたぼくには、とても刺さった。「見つけた!」という気持ちを糧にして、なんとか山や谷を乗り越えてきた。その発見が、前に進む一歩になった。

だから、前を向く人の力になりたいと思ったら、ぼくはその人を見守り続けることが大事なんじゃないかと思っている。

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