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【日常の気付き】恩について考える

先日「恩送り」について、書きました。
恩を返すのではなく、恩を送るというお話です。
読んでいただいたnoterさん、
いいねを下さったnoterさん
ありがとうございます。

今日はさらに「恩」について調べました。

「恩」の原語は『仏教語辞典』に
パーリ語の「カタンニュー」で「なされたことを知る者」のこと。
他者によって自分のためになされたことを知り、
それに感謝することが重要な社会倫理
という考えです。

仏教で、人は生まれながら4つの恩をいただいているそうです。
調べてみると、
『正法念処経』
母の恩・父の恩・如来の恩・説法法師の恩の四恩
『大乗本生心地観経』
父母の恩・衆生(社会)の恩・国王(国家)の恩・三宝(仏・法・僧)の恩の四恩
父母の恩・師長(先生)の恩・国王の恩・施主の恩という四恩も説かれている。

すべての説に、両親が出てくるところが、納得できます。
衆生の恩というは、人間は特定の人や身近な人からのみ恩を受けているのではなく、自然界や動植物から様々な恩を受けています。
それらによってなされたことを受けて我々は生きている
という考えです。
国の恩というのは、最近なかなか感じることが薄いのですが
でもはやり我々は所属する国があり
その国に守られているのですね。

最近は人に会えない日々が続いているので
恩の感情がさらに強味を増している反面、
権利を主張する方も増えている気がします。
権利・義務には他への厳しい要請があるのですが
恩は自分の中から生まれてくる感情、自覚するもの。
たまに「恩」について考えてみませんか?

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