気を込めてやる

明瞭な意識を持続するための最も適当な訓練法は「何事を行う際にも決して気なしに行わぬこと」である。毎日、時間と仕事とを特定して「気を込めて物事を行う練習」をする。
たとえば手紙を書く間とか、または読書する間だけは絶対的に真剣になって行う。あまり興味を持たぬこと、気乗りのせぬことや、気の急くようなこと、大して値打ちのないこと、または、慣れ切って熟練していることなどを行う際は、特に気を打ち込んで行うように心がけるのである。

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