生産性を3倍化させる超技術と月商100万超えの個人ビジネス成功事例に見る失敗/成功の要因

SKILL:生産性を3倍化させる超技術

超技術といっても難しいテクニックを必要とするわけではなく、誰でも実践できる内容。

 1. 実行計画の基礎を知識として頭に入れる
 2. 実行力を上げるためには脳を”調教”する必要がある、ということを知る
 3. 脳科学に基づいた(=行動が楽)アプローチを取り、確実に実行する
 4. 人間は一日の中でモードが変化していくことを知る
 5. タスク毎の必要エネルギーを算出し、最適なモードに配置する

1は座学。2,3で実行力を上げ、4,5で実行の”密度”を上げる。

1. 実行計画の基礎をおさらい

実行計画は以下の4つのフェイズに分かれる。

1. 目標設定
得たい目標を明確にするフェイズ。
目標を明確にしたら、それを達成するためのアイデア(=方法論)を徹底的に書き出す。

必ずこの2つをセットで行う。
目標設定とは得たい目標とそれを達成するための方法論をセットで考えること。具体的な方法論がない目標はただの願望だし、方法論が分からないのであれば今の自分には高すぎる目標。

不明点を残さない。不明点が1つでもあると達成の可能性が下がる…のではなく、達成できない可能性が極めて高くなる


2. アプローチ選択
書き出したアイデアの中から最良のものを選ぶフェイズ。
当然選択すべきは”効果が高い”、かつ”簡単なもの”。


3. チェック
選んだアイデアの実行を阻害する要因がないか、シミュレーションして事前の対策を打っておくフェイズ。
3つのBでネガティブチェックを行う。

 ・ブラックボックス ・・・不明点がないか
 ・ボトルネック   ・・・足を引っ張る要素がないか
 ・ブレーキ     ・・・実行を阻害するものがないか(環境、人)


4. アクション
2つのルールを守って実行するフェイズ。

ルール1. ToDoリストを作れ
  やるべきことの明確化、行動のタスク化

ルール2. 終わるまでやれ
  当たり前だけど終わるまでやったら前に進む

2. 脳を”調教”しよう

作った実行計画は、やれば確実に目標に近づいていく。やれれば、ね。。
実際は中々実行できない原因は、脳(=本能)が重要だと思ってないから。

脳は変化を嫌う。省エネでいこうとする。
=生命維持以外のことにエネルギーを使いたくない。

理性はより自らを良い状態にしようと変化を望む。
=エネルギーが要ることをしようとする。

このように脳と理性の方向性には深刻な食い違いが存在する。
つまり理性が望むようなことを脳は重要とも緊急とも判断しない
これが、計画通りに実行できない大きな要因。

だから実行力を上げるためには脳を”調教”してやる必要がある。

3. 目標を”絵に描いた餅”で終わらせないための脳科学的アプローチ

脳にはホメオスタシス(=恒常性維持機能)という強力な機能が備わっている。この機能を利用し、望む変化を起こしていくような”習慣”を作り上げるのが調教のキモとなる。

変化を起こしていくためにはエネルギーが要るが、特に大きなエネルギーが必要になるのが初動。
したがって初動の負荷を鬼のように下げて簡単に達成できるタスクにまで落とし込み、何度も達成を繰り返して習慣化を狙っていく。

習慣化できてきたらエネルギーも特に必要なくできるようになっているので、徐々に負荷を上げて更に大きな行動の習慣化を狙う。

 ・初動の負荷をバカバカしいくらいに小さく設定する
 ・習慣化できてきたら徐々に負荷を上げていく

脳に備わってる機能を利用するのでとにかく行動が楽。

4. 一日の中で変化していく”モード”という概念を知る

人間は起床~就寝までの間で”モード”が変化する。
これは実行力やタスク処理能力にダイレクトに影響する。

 ・Start-upモード(寝起き、低速)
 ・Warm-upモード(暖機運転)
 ・Drivingモード(安定)
 ・High-speedモード(フロー状態、高速)
 ・Emptyモード(エネルギー切れ、低速)

例えではあるが、人間誰しも必ずこういったモードが存在し、一日の中で変化していく。同じタスクでも日によって処理できたりできなかったりするのは、このモードの違いが影響しているから。

だから、重要なのはどのモードの時にどのタスクを処理するのか予め明確にしておくこと。

起きてすぐに多大なエネルギーが必要なことをやる → ムリ\(^o^)/
乗りに乗ってる時に”ながら”でできることをやる → もったいなさすぎ

5. タスク毎の必要エネルギーを算出し、最適なモードに配置する

High-speedモードの時に集中が必要なことをやり、Emptyモードの時にそれでもできることをやる。これを意図してできるようになれば信じられないくらいに生産性が上がる。

タスクを処理するのに必要な消費エネルギーを数値化してみる。
所要時間は、どのタスクをどのモードの時に取り組むかで変わる。
消費エネルギーが大きいものはHigh-speedモードの時にやる。
消費エネルギーが少ないものはEmptyモードの時、もしくは日常の中で処理してしまう。

”時間密度”を上げる。ここで差が生まれる。
最初は小さくても、人生レベルで積もり積もると決定的な差になる。


CASE STUDY:月商100万超えの個人ビジネス成功事例に見る失敗と成功の要因

自分の「好き」をビジネスにして生きる成功事例を学んだ。
成功要因、失敗要因、両方あった。

起業ビフォーアフター

Before
 ・ある楽器の演奏歴15年以上
 ・音楽関係の仕事
 ・月収20万程度、アップダウンあり、保証一切なし
 ・危機感と恐怖

After
 ・自身が得意とする楽器の音楽スクールを開校
 ・主体的に事業を構築
 ・月商100万突破
 ・好きを追求する人生へ

ビジネス成功までの軌跡


起源


音楽家として仕事に追われる日々を送る中、友人が年収1,000万に届くという話。自分の当時の状態と比較し、話を聞きたいと連絡をとる。

その後、友人と組んで高校生バンド向けにノウハウを発信するTwitter運用を開始。すぐにフォロワー3000名を突破する。
しかしその後友人との仲違いで解散。
発信してきたノウハウは良いことを言っている自負があったので、個人アカウントを作ってノウハウ発信を継続。


迷走

音楽で起業できないかと考える。
当時は仕事をもらう立場。そうではなく、自分が主体的に音楽関係の事業を作っていけないかと考えた。
やりたいと思ったのは自分の音楽スキルを売ること、そして音楽レッスン。

ビジネスの勉強をしようと本屋でマーケティングの本を買うも理解できず。
時代はネットなんだからネットビジネスを学ぶべきでは?と仮説を立て、経済的な余裕がなかったので無料キャンペーンに次々と登録。

知識をある程度得たことでネットビジネスかじりの状態に。
自分は本質を分かってる側だ、できる側だと過信し、情報のつまみ食いをしまくる。メンタリティとしては完全にノウハウコレクター。
情報起業は難しいと思い、まずはアフィリエイトをやってみようとする。
音楽関連の事業をやりたかったはずなのに、手段が目的化していく…。


転機

とある無料セミナーで起業3ヶ月で月商100万を達成した成功者と出会う。
お金を払って教えを請い、教わった通りにやったら2ヶ月目に初報酬発生。
初の”ネットで稼ぐ”経験。
我流の怖さを知ることに。

その後、今に繋がるビジネスの師匠と出会う。
出会ったその日に「その音楽スキル、ビジネスにできますよ」と宣言され、”その場で”事業計画の大枠を解説してのける”プロの洗礼”を受けた。

当時7000名のTwitterフォロワーがいた点に着目。
Twitterからメルマガに登録を促して価値を無料提供し、最終的に音楽コンサルをサービスとして売ってはどうか?と提案される。
必要なものは販売ページとメルマガ原稿。

ノウハウコレクターとして知識の下地があったため、師匠の話をスムーズに理解でき、実行のイメージを持てた。


起業

ダイレクトマーケティングの基本形を実践。
師匠との出会いから3ヶ月で準備し、Twitterからメルマガに登録してくれたフォロワーに対して月額課金制の楽器演奏コンサルサービスを販売。
ターゲットはミュージシャンを志すプロ志向の若者。
しかしメルマガ登録は進むものの、思ったように売れていかず…。

コンセプトがズレてることに思い至り、事業計画を抜本的に練り直し。
趣味層を中心とした音楽スクールを発案。
それまで作ったほぼ全てをゼロにし、6ヶ月かけて再度準備。


音楽スクール開校

同業他者をリサーチ。
コンセプトをしっかりと定め、高品質、高単価、自動化可能という商品設計を行った。
サービスは1年分だが、リリースを早めるため最初の3ヶ月分だけ準備して販売。
初月無料のサブスク形式にして販売したものの、購入者の半分以上が無料期間内に解約していく…。

サブスク形式を廃止し、年間契約への変更を決意。
無料期間の廃止によってフリーライダーがいなくなり、継続率が改善。
売上も安定していき、スクールの収益だけで生活できるようになった。

その後、友人の悪ノリで3ヶ月の間に2度の値上げを実行。
これ以上ないほど丁寧に、詳細に販売ページを作り込み、元の値段から2倍→5倍と段階的に値上げ。
結果、初めて月商100万を突破


追求

その後、スクールをより良いものにするために受講生とオンラインでコミュニケーションを取りながら試行錯誤を繰り返す。
もっともっと皆を高みに連れていくためにはどうすればいいのか。

そんな時、師匠から「君は成功者を増やしたいのか?それとも成功率を上げたいのか?」と問いかけられる。

ずっと成功率を上げようとしていた。
しかし率にこだわって生徒と関わっている限り、自分が集客活動や売上の拡大に使えるリソースは減る。
自分と出逢えば成果を出せたはずの人や、音楽の趣味を諦めないで済んだ人との接点を逃している。。

そのことに気づき、一人でも多くの生徒により価値を届けるため、生徒とマンツーマンで関わるレッスン形式の廃止を決意。
多くの生徒が抱える問題点が共通していることに着目し、セルフチェックシートを配布してレッスンと同等の環境を提供した。

そして現在に至る。


成功/失敗の事例とその要因

1. 友人とのTwitter運用(成功/失敗)
 すぐに大量のアクセスが集まった。(成功)
  ・真新しさ。当時は類似のアカウントがなかった
  ・既存ノウハウも発信の場が変われば新鮮に見える

 アクセスは集まったものの、そこから発展することはなかった。(失敗)
  ・マネタイズできなかったから =事例を知らなかった


2. ネットビジネス(失敗)
 音楽関連の事業をやりたかったはずなのにアフィリエイトに挑戦し、挫折。
  ・情報のつまみ食い
  ・それによって情報起業は難しいというイメージを持ってしまった
  ・だからまずはアフィリエイトから… ← 手段の目的化
  ・結局どれも続かなかった ← 好きなことじゃなかった=モチベが続かない


3. 初の”ネットで稼ぐ”経験(成功)
 2ヶ月目に初報酬(1万円程度)が確定。
  ・お金を払って(=痛みを伴って)教わった
  ・教わった通りに真面目にやった =10の教えを10実行
  ・これにより我流でやること(≒情報のつまみ食い)の怖さを知った


4. コンサルビジネス起業(失敗)
 メルマガ登録は進むものの、思ったように売れていかない。
  ・師匠の提案をそのまま採用し、市場調査をしっかりと行わなかった
   =師匠への依存マインド
  ・それによりターゲット選定をミスり、商品コンセプトとのズレが発生
   → 月額課金コンサルは若者にとって金銭的なハードルがかなり高い
   → 時代的にプロ志向が少ないと思われる
  ・集客メディアと商品コンセプトとのミスマッチ
   → Twitter(=暇つぶし)からのメルマガ登録 =ニーズが薄い


5. 音楽スクール開校(成功)
  ・サンクコストに囚われなかったこと =作ったものに固執しなかった
  ・市場調査をしっかりと行った
  ・スピード重視で3ヶ月分だけ準備して売った =売れるか売れないかが早くわかる
  ・値上げのために販売ページを作り込んだ =商品の魅力、価値がより伝わるようになった


個人ビジネス成功の要因

・コンテンツビジネスを選んだこと =無限在庫、無限商圏
・ダイレクトマーケティングを実施したこと
  =高単価商品を売るための重要な技術
・掛け合わせたこと(既存×既存 → 新規ビジネス)
・メルマガ登録で取った顧客リストの重要性を知っていたこと
  =いつでもセールス可能
・サンクコストに囚われず改善をしたこと

・2つの重要なマインドセットを持っていたこと
 1. 10年かかっても勝ち戦
   ネットビジネス成功で手に入る世界観は
   たとえ10年かかったとしても手に入れる価値がある。
 2. 人の行く裏に道あり花の山
   あいつは一体なにをやってるんだ?と思われるくらいが丁度いい
   =マーケティングの知識を持って情報発信をしている
    音楽家は間違いなくイノベーター


アクションプラン

消費エネルギーの見積りは日常、仕事ですぐに使える技術。
早速仕事で使用している。またプライベートのタスク処理にも取り入れていく

・ToDoリストで管理しているタスクの横に消費エネルギーを数値で記入
・一日の終わりに振り返り、見積もったエネルギーと実際のエネルギー消費感を比較して精度を上げていく


ビジネス成功/失敗の事例は学びの宝庫。

・週1回(土日)は聞き返し、事例のストックとして記憶への定着を図る
・新たな気付きがあればその都度メモに追加する。

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