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XENO公国 No.70

0070〜二人の皇帝

"な、なにごとだ!"
マジェラはあわてて兵士に問いつめた。
"ミジェラ殿がこちらに向かってきている模様です!"
"なぜだ?城門の外にいるはずのヤツが城内に入ってきた?"
不思議がっているのも無理はない。マコトはミジェラを城内に誘導しつつ城からは死角になるように計算していたのだ。
"ほらほら、こっちこっち"
マコトはミジェラにささやくように誘導していた。
すると、どこからかモメる声が聞こえてきた。
"陛下、おやめ下さい!"
"うるさい!これ以上城を破壊させるわけにはいかんぞ!"
しばらくすると天から暗雲が立ち込め、みるみる間に真っ暗になったと思えば、雷雲に変わった。
"なんだ?なんだ?"
マコトが空を見上げた時にイナズマが走った!
次の瞬間辺りが真っ白になりドドーン!と地鳴りが響いた。
そして気づいた次の瞬間にはミジェラが黒こげになって倒れていたのであった。
"おい、オッサンよ!"
最初に声をかけたのはマコトだった。

#XENO公国

西野亮廣さんのモノマネみたいに夢が広がってゆけばいいなと信じてやってゆくよ!