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XENO公国 No.104

0104〜五英傑

"なるほどダルクが選んだだけのことはあるね。いい顔つきをしているよ。名前はなんというんだい?"
マコトは言った。
"はい。私はタケシです。選ばれて光栄であります"
"ナギサといいます。マコト卿のご高名は良く存じております"
"コイツはヤモリです。声を発せられないのか話はしないようです"
ダルクがヤモリを紹介した。
"あ、あのコジロウといいます。ボクがどうして選ばれたのか、よく分からないんですが?"
"ああ、コジロウ。いい、いいよ。ダルクが選んだのであれば兵士として素質があるのだろう。さてね、早速キミたちに任務がある。それはね、これからここにボクを救いにくる輩がくるんだけど、そいつら全員やっつけてほしい"
"ははっ。かしこまりました"
"で、マコト卿を救いにくる輩なのに、そ奴らやっつけるのですね?"
"そうだ。アイツらは勘違いしているんだ。モルガン皇帝を悪だと決めつけ、この国を滅ぼそうとする反逆者なんだ!"
"もちろん、キミたちにはこれから五英傑となり、モルガン皇帝より選りすぐりのカードを持ってもらう。まずダルク!キミは兵士加護つきの兵士だったね。これも持ってもらうよ"
ダルクに渡されたのは貴族の剣だった。
"これで相手のカードが分かれば殺せるよ"
"次はタケシ、キミだよ。闘い方はボクによく似てるよ。スピードがない分、精霊加護つきの賢者のカードをあげるよ。これでスピードと手数が増えるよ"
"次にナギサ!キミには死神加護つきの乙女のカードを持ってもらう。これで防御しながら相手を足止めできるよ。詳しい使い方は実践で学ぶんだ!"
"ええっと、キミはヤモリくんだったね。キミには死神加護つきの占い師のカードだ!相手の居場所が分かるだけでなく、そこに足止めできるよ"
"最後はキミだね。コジロウくん。キミこそコレがいい。皇帝加護つきの英雄のカードだ!コレのさらにレベルアップしたのがモルガン皇帝のカードだよ。このカードは最強だけど攻撃ができないんだよ。受け手になった時に最高のパフォーマンスを発揮するんだ"
"さぁ、これで倒してこい!大賢者シゲ、巨漢ミジェラ、盲目の死神ヤギリ、飛翼の守護神マヒル、英雄マナカの五人だよ!"
"ははっ!"

西野亮廣さんのモノマネみたいに夢が広がってゆけばいいなと信じてやってゆくよ!