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XENO公国 No.66

0066〜二人の皇帝

"メジェラさまたちがやられました!"
兵士が皇帝に伝えた。
"な、なに?三人ともやられたのか!"
マジェラはビックリした。
"そうです!なんでも、たった一人の少年にやられてしまったようです"
"して、その少年は今どこにいるのだ?"
皇帝は問いつめた。
"メジェラとモジェラをかついでこちらに向かっているようです"
"皇帝陛下、ミジェラを行かせてよろしいですか?"
マジェラは皇帝に伝えた。
"ふむ。城の近くで離すなよ。壊されてしまうからな"
"かしこまりました"
マジェラは城の外へ向かった。
ミジェラは異人種で巨人と鬼の融合型であったため、城外の地下牢に閉じ込められていた。
それもミジェラは一回闘いに入ってしまうと、手がつけられず街の破壊が止められない。
そのため地下牢に封印していたのだ。
"マジェラ様!どうされました?"
地下牢の門番は言った。
"開けろ!ヤツを開放する"
マジェラは言った。
"はっ、ははー"
門番は言うと地下牢の門が開いた。
ミジェラは牢の中で横になっていた。
"おい、起きろ!出番だぞ"
"ふぅーふぅー兄者よ。どうなっておるのだ?"
"ふん。メジェラたちがやられた。弔い合戦だ!"
"う、うぉーっ!メジェラー!ムジェラー!モジェラー!"
地下牢が開き、ミジェラが門から出て立ち上がった。ミジェラが立ち上がると五メートルほどの城壁に並んでしまうほどの大きさだった。
横幅もあり、彼が歩くたびに地面がきしんでいた。
"いいか?敵はたった一人のガキだ!ムジェラとモジェラをかついでこっちに向かっている。城門の前で待機しろ!来たら全力で叩き潰すのだ。よいな!"
"ふぅーふぅー、おぅ"

#XENO公国

西野亮廣さんのモノマネみたいに夢が広がってゆけばいいなと信じてやってゆくよ!