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XENO公国 No.102

0102〜五英傑

ナギサは末っ子だった分、ある程度は自由がきいていたのかもしれない。剣の修行にとらわれることなく、自分の力で相手を屈服させる方法を模索できた。その結果が身が軽いことと合気道に邁進させていた。
"ナギサよ。皇帝からカードが授けられるぞ!何を望みだ?"
ダルクは言った。
私が女である以上、乙女を選ぶに決まってるじゃない!それで、何の使命があるのかしら?"
ナギサはぶっきらぼうに言った。
"ほっほう。言うじゃないか。その意気込みが皇帝の御前で出せればいいがな"
ダルクは不敵に笑った。
タケシは無駄なことが嫌いで他人とかかわるときは剣の稽古の時ぐらいしかなかった。剣での鍛錬のときには相手がウソをついているかが良き分かったからだ。
"タケシよ。皇帝からカードが授けられたらどんなカードにするつもりだ?"
ダルクは言った。
"もらえるかどうかが分からない以上、話をするつもりはない"
タケシは言った。
ヤモリはコソコソ動き回り壁につくようにしていた。
ダルクの質問には答えなかった。
コジロウはダルクに言った。
"そりゃ、強いのがいいですよ!"
ダルクはその返事を聞き流した。
"よし、まずは大貴族様のところに報告しに行くぞ!"
五人はマコトの待つ執務室へ向かった。

#XENO公国

西野亮廣さんのモノマネみたいに夢が広がってゆけばいいなと信じてやってゆくよ!