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XENO公国 No.144

0144〜モルガンからの旅立ち

"そうか、分かったよ。でもまた戻ってこいよ。いつだって仲間だからな'
ヤギリ王はマナカとマヒルに言った。
"ヒカル!お前はどうするつもりだ?"
ヤギリ王はヒカルに言った。
"はい。マコト卿について行きたかったのですが断られました。このままマコト様の後を継ぎ、大貴族としてヤギリ王にお仕えいたします"
"そうか、ミジェラとゲン爺については引き続き我が配下について他国との交渉に入ってもらう。こんなとこだな"
その時マコトがサキと王の間に入ってきた。
"おお、マコト、決まったのか?"
ヤギリ王がマコトに聞いた。
"はっ。私とサキの二人で旅立とうと思います。五英傑の奴らは門番として使って下さい"
"そうか。あんなに慕っていた彼らとお別れとはな。まぁ、それも運命だな。分かった。ではマコトにサキ、そしてマナカとそのドラゴンとマヒル!クルンクルンの世界への出国を認める。元気でな"
"国王陛下もどうぞご無事でいられますよう"
"ふふっ、マコト、相変わらず硬いな。じゃあな"
ヤギリは、はにかんだ。
"デル!用意はいいわよ。あなたの世界に送ってちょうだい"
"へ〜い"
デルは何もなかった空間から杖を取り出して空間の間口を広くした。
"ここをお通りくださいやし"
デルに言われて五人とベックが通ると、その空間はなくなった。

#クルンクルンの世界

西野亮廣さんのモノマネみたいに夢が広がってゆけばいいなと信じてやってゆくよ!