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XENO公国 No.60

0060〜三つ巴の交戦

"あっ、ヤギリ!こんなのに大丈夫なの?"
マナカは不思議そうだった。
"ああ、これね。確かに一筋縄ではいかないけど、これも効果の発動なんだよね。まずマヒル!これ、守護の効果で守れるよ"
"えっ!そうなんだ?よし"
マヒルは乙女のカードを使い、守護の効果を発動した。
"これでよし。これからなんだけど、これを渡すからモジェラの足下にあるゼクノライトを無効化してほしいんだ。直接当てないと効果ないからね"
そう言ってヤギリはマコトに白いゼクノライトを手渡した。
"まぁ、やってみるよ"
"ただ気をつけて!あのでかい死神は効果も大きくて、攻撃を受けると一気に自分のカードが無効化するからね。無防備で当たったら命はないから"
"脅すね。まぁ、やってみるよ"
マコトは守護の効果範囲から外れて、巨大化したモジェラに向かっていった。
"ほっほう。一人で向かってくるか!これで返り討ちにしてやる"
するとモジェラは死神の口から出た煙から巨大な槍を具現化してマコト目指して振り回した。
"ほらほらほらほらっ!"
マコトの素早い動きをもってしても槍の動きは速く、とてもモジェラの足下まで近寄ることは困難であった。
"マコト!それをこっちによこせ!"
いつのまにかゴンゾが別角度で近づいていた。
マコトは素早くゴンゾに白のゼクノライトを手渡し、ゴンゾはそれを手に取るとモジェラの足下の赤いゼクノライトにぶつけた。
すると白のゼクノライトは赤のゼクノライトに付着しその効力を相殺した。
"グオオーッ"
激しい叫び声と共に死神は姿を消した。
"お、おのれっ!"
そして黄色のゼクノライトは光り輝くとモジェラは賢者の様相に変わった。
"どうせマグレに決まってる!死神はなくなったが、まだオレには三枚の手札が残っているのだぞ!"
"なかなかこちらに手番が来ないのね。もう次で倒せるのに"
マナカはヤキモキしていた。
するとモジェラはそのうち一枚を掲げて効果を発動した。
"これでどうだ!ふはははは"
モジェラが選んだカードは貴族だった。

#XENO公国

西野亮廣さんのモノマネみたいに夢が広がってゆけばいいなと信じてやってゆくよ!