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盆栽から感じとれた人生

動きの遅い台風6号が通過して、各地域の状況を確認するため、集落周りを行いました。

地域住民の方ともお話をしている中で「盆栽」についてのお話を聞き、面白いと感じたので記録をします。

盆栽についてほとんど知識がない私でした。

人生の大先輩の方から盆栽についていろいろお話を聞きました。

その方は、趣味で盆栽を長年行っているとのことでした。

①毎日水をやったり、時折土に栄養分を入れるなどして、手入れをしないといけない。

盆栽は繊細なんだということを初めて知りました。
そしてこれらを通して、小さな変化や成長を感じることができるそうです。

②盆栽を育てるにあたり、鉢と土を変える。

一見、予想できる普通の話です。

「なぜ鉢替えを行うのか」問いました。

その答えは、鉢にある土の中で根が張り巡らされて、根が腐ってしまう。
というものでした。

ふーん、と思考を終わらせてしまう事もできたのかもしれませんが、この答えに非常に考え深いものだなと感じました。

「鉢」というものを、人生でいうなれば「属する場所」ととらえてみます。

「土」というものを、人生でいうなれば「努力(日々の積み重ね)」ととらえてみます。

「植物」を「人」ととらえてみます。


良い土でたくさん根を張らせる。
目一杯、鉢の中で根を張る。
鉢の中で根を張りすぎると、枯れ始める。

土が悪ければ、育たないもしくは枯れる。
鉢の大きさが、大きすぎると少ない根に対して、土の中から水分を吸い上げる量が少なくなり、土がなかなか乾かなくなり、根が腐る。
逆に鉢が小さいと、根が張り巡らされすぎて、根詰まりで根が腐る。

盆栽を知らない皆様はこのことを知ってどのように感じますか。

盆栽とは、人生と感じます。

例えば、会社員でいえば、

土は、「日々の努力」
鉢は、「職場」

たくさん努力をしてスキルをたくさん磨く。
しかしそのスキルを活かすステージがなければ、モチベーションが下がり、精神的に腐り始める。いわゆるマンネリ化です。
次第に、創意工夫を考えることや努力する意欲も下がり、腐っていく。

これらを解決するためには、鉢を変える必要があります。
新たに職場の中身を変える。新たに上司を変える。新たに部下を変える。もしくは新しい会社へ転職をする。もしくは起業をする。
鉢を変えたら、新たな土づくりが必要です。
また新たに努力をしてスキルをたくさん磨いていく。
これらを通して、イキイキとした人生を送る可能性が高まる。


そんなことを盆栽の話を通しながら、重ねて聞いていると、盆栽って面白いんだなと感じた次第でした。

盆栽を調べてみると、1300年以上の歴史があるそうですね。


良き学びに感謝です。

調べてみると、タイではブームらしいですね。
なぜ日本人は、この伝統を大切にする人が少なくなったのか。
ということで盆栽のことについていろいろ学んでみます。


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