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2023年のイベント補助金「JLOX」ってなんぞや??をわかりやすく説明するよー!

はじめまして行政書士をやっている「髙木泰子」と申します。皆さんからは「やこさん」「やこちゃん」「やこ先生」などと呼ばれています。

さてさて2023年のイベント補助金「JLOX」が出ましたね!


ジェイロックス???なにそれ???

そう、そもそもJLOXってなあに?という人もいれば、
ちょっとはわかっているけど自分達は使えそうなのか?どんなイベントが対象なのかがよく分からないという人まで様々居ると思うのでこのnoteではJLOXについてのざっくり解説を行います。

あくまでざっくりの解説ですよー。(つっても10,000字を超えたけど)
文字を読むのが苦手な人は太字だけ追いかけてね。

最初にお願い

このnoteが役に立ったらいいね(💗)を押してくださいめちゃくちゃ励みになります(本当に励みになって次回作に繋がるのでよろしくです)


序章:このnoteを読むことでわかること

このnoteを読むことで、以下についてざっくり掴めるようになります。


  • この補助金制度の全体像

  • 自分たちは申請者になれるのか

  • どんなイベントが対象なのか

  • 申請条件ってなあに

  • 一体いくらもらえるのか

  • どんな経費が補助対象なの?

  • 審査について

  • 申請スケジュール

(ここからはおまけ)

  • 宣伝PR①(申請サポートのご案内)

  • 宣伝PR②(有料スポット相談のご案内:ZOOM)

  • AFFやAFF2を経験している団体さんへ


これ読んだだけでJLOXに申請できるようになる???

いやこのnoteだけではたぶん無理(断言)!あくまでこのnoteはJLOXについての概要をざっくり把握するためのもの!

でもね、頑張ってできるだけわかりやすく書いたつもり。ちなみに以下は過去にあった文化芸術系補助金のうち、わたしが書いた解説noteの感想ツイートです。参考にしてね(感想書いてくれてありがとうです、うれしい)


というわけで、早速いってみよ!


そもそも「JLOX」 補助金とはなんぞや?(補助金の全体像)

サムネが無いけど、これ!!!!!!!!!!です!!!!!!!!!!!!公式の特設ページ👇

https://jlox.jp/


JLOX概要チラシ
引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf


読んでさっそく目がチカチカした人へ

JLOXを14秒で説明してみたインスタリール(動画)を作ってみたよ!


わかりやすいね!!!!(自画自賛)
けど2500万円も使わんよな!!!(わかるぞ、でも少額の申請もできるから安心してね)


誰が申請できるの?

申請ができる事業者はイベント主催者である法人(=支払いのケツを持つところ)のみです!

今年のJLOXは任意団体の申請はNG。ざんねん。

法人について補足:JLOXが定義する法人には非営利法人も含まれているので非営利型の一般社団法人やNPOでも申請OK。地方自治法で定められた地方公共団体もOK。

任意団体の人へ:今回のJLOXは任意団体のままだと申請できません、個人的な意見だけど、今回を機に法人化するのも正直アリだと思ってます。もちろん法人化は簡単なことではないと思う。けれども今後も興行事業を行うのであれば営利型の一般社団法人や合同会社、株式会社の新設をちょいとばかし検討してみてね。今後も補助金を使おうと思っている場合などは特に


JLOX補助金の実施期間は?

JLOX補助金全体の実施期間は、令和5年3月31 日より令和6年3月 29 日まで。です!


イベントの実施時期について

いつからいつまでのイベントが対象?(対象となるイベント日程)

令和5年4月28 日~令和6年1月 31 日までに実施されるイベントが対象だよ。この期間から外れるイベントはJLOXを使えないので注意。

申請前や採択前に終わってしまった主催イベントも申請できるの??(e.g.AFF)

できないです!!!!今年のJLOXは「採択後に実施されるイベントのみが対象」です。申請後じゃないよ、採択後だよってところに激烈注意!!!!!(これ、ほんとうに注意してね)


イベントの種類について

イベントなら何でもいいの?

なんでもよくない。カテゴリが決まってる。
具体的にいうと文化芸術基本法で定める中の以下の分野(第8条~第11条)がJLOXの申請対象。さらに言うとJLOX補助金をもらうには「実演」を行う公演であることが必要。

第8条:文学、音楽、美術、写真、演劇、舞踊その他の芸術
第9条:映画、漫画、アニメーション及びコンピュータその他の電子機器等を利用した芸術(「メディア芸術」という。)
第10 条:雅楽、能楽、文楽、歌舞伎、組踊その他の我が国古来の伝統的な芸能(「伝統芸能」という。)
第11 条:講談、落語、浪曲、漫談、漫才、歌唱その他の芸能

「日本発」のイベントであることも必須

日本発???そう、日本発(普通はわからんよね)これです👇

それぞれをざっくりと要約すると(一例)

(1)音楽コンサートで言うと、公演セトリの作詞作曲がほとんど日本国民だった場合は「日本発」

(2)イベントの出演者の過半数が日本国民だった場合やスタッフさんの多くが日本国民だった場合も「日本発」

(3)出演者が外国人だった場合でも日本の曲を歌ってもらったり、使用曲が海外の作詞作曲であっても、そこに演出家や舞台監督が独自に解釈を加えて客観的に日本発コンテンツであることがわかるような演出を入れれば「日本発」

ということ。なんとなく雰囲気がつかめたら幸い。

何で日本発じゃないといけないの???というと、そもそもこの補助金が「日本のコンテンツを海外に展開し促進していくための基盤強化・補助金」だからです。公募要項の表紙を見てみよう。

伝統芸能、芸能分野のコンテンツ(法第 10 条、第 11 条)においては「日本発」の制限なし。つまりこの分野だけはイベント公演で何をやっても「日本発」と認定されます。


ほかにも出てきそうな質問を、聞かれる前に答えてみたよ!


「実演」ってなんじゃい

実演:イベントにおいて、演者等が観客に対して、実際に演ずる(パフォーマンスを行う)こと

https://jlox.jp/files/pdf/jlox_kouboyoko.pdf


コミケとかの同人即売会は使えないの?

JLOXでは同人即売会や展示会などは使えません(支援対象外)※ただし実演を伴うイベントや、メディア芸術にかかる事業は支援対象

https://jlox.jp/files/pdf/jlox_faq.pdf


メディア芸術は対象なの?

対象!
その代わり参加費のチケット収入を得るイベントであることが必要。協賛オンリーや投げ銭オンリーのイベントはNGです。

https://jlox.jp/files/pdf/jlox_faq.pdf


芸術花火やCGアニメーションは使えない?

使える芸術花火やCG アニメーションなどのメディア芸術系は実演を伴わなくてもOK。(法第9条に掲げるもの)※ただし有料チケットは必須


実演があれば無料イベントでもいいの?

有料チケットを販売するイベントじゃないとだめ。

https://jlox.jp/files/pdf/jlox_kouboyoko.pdf


無観客オンラインイベントもいける?

いけます。JLOXは無観客オンラインイベントも対象になりました。つまりVTuber等のオンライン配信音楽イベントとかもOK

https://jlox.jp/files/pdf/jlox_kouboyoko.pdf


トークイベントもいける?

原則NG以下カテゴリのイベントならOK
第11 条:講談、落語、浪曲、漫談、漫才、歌唱その他の芸能

あとは、例えば音楽イベントの中に”一部”トークイベントが混ざるのはOK。トークもあるけどイベント中のほとんどが実演を伴う公演って感じなら大丈夫。出演者同士が”トークするだけ”のトークイベントは NG。

https://jlox.jp/files/pdf/jlox_kouboyoko.pdf


投げ銭イベントならオッケー?

投げ銭だけだと、だめ。
参加者がイベントに参加するために「事前」に支払う参加チケットの販売が必須。例えばリアルタイムフル配信で「チケットを販売するイベント」はOKだけど、投げ銭など参加者が公演中に任意で支払うだけの無料イベントはNG

https://jlox.jp/files/pdf/jlox_kouboyoko.pdf


さて、ここまででなんとなくJLOXでやれるイベントのイメージがついてきたんじゃないかな。どうでしょうか。でもね、まだまだ必要な条件はあるんすよ。あと3つあります。そう、あと3つもあります。


申請条件とは

申請条件とは、これ↓↓↓

引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf

①イベントの主催者が、日本国内において、デジタル技術を1つ以上取り入れた 「コンテンツに関する イベント 」 を実施すること。

②計画上、当該イベントによる収入が支出を上回ること。

業種別ガイドラインに基づいて行った新型コロナウイルス感染予防対策の実施状況を報告すること 。

うおおおおおお、いきなりハードルが上がった!!!そうなんです、これのハードルがめちゃ高いんです。特に1。ここがねー、得点制(※1)なんです。得点が高くないとせっかく申請をしても審査で落ちちゃう可能性があるんです。ひー。

まあ3は置いといて。1と2、ここですね。どう見てもここがやっぱハードルが高い。でも諦めないで。もう少しだけ読み進めてみてね。

※1:得点の詳細はnoteでは触れません、内容が細かくて文字では書ききれないし書いても多く読まれない(たぶん)


①1つ以上のデジタル技術を取り入れた「コンテンツに関するイベント」であることが必要について

そう、基本は実演があるイベントで、ここにプラスして「1つ以上のデジタル技術を取り入れたコンテンツ」に関するイベントであることが必要。具体的には以下のデジタル技術。この中から1つ以上を入れることが必要。下の表を見てみて。

引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf

んーまあこの中であまりお金をかけずにできるデジタル技術はわたしが見た感じこのあたりかなーー。意外とこのあたりはお手軽にできるんじゃないかなあ。どうでしょ。

引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf

これなあに?みたいな単語はググるかChatGPTに聞いて。もしくはJLOX事務局に問い合わせてね。

②「計画上、当該イベントによる収入が支出を上回ること」について

要するにJLOXでは「計画上、黒字が出る事業計画じゃないとダメ」ってこと。計画時点で赤字のイベントはそもそも申請できまっせん!!(ここも今までのAFFやAFF2とは違う点だね)

引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf


で、このスライドの中でよく見て欲しい部分はわたしが書いた黄色ハイライトのところ。公募要項v2.0のP.16。

引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf

要約すると、

  1. チケット販売については別のところに委託しても最終的に自社の懐に入るならOK(=手数料を引いた額)

  2. グッズ販売は収入にいれてもOK(=手数料を引いた額)

  3. JLOXでもらう補助金も、収入に入れてOK

おっ、特に3が光明!それ以外にも協賛収入やクラウドファンディングの収入、配信収入や投げ銭も収益として認められているよ。メディア芸術系は協賛取りやすそうだし、どうかなどうかな???

※クラファンや配信・投げ銭についてはたぶん収益として算入OKですが、現時点では確実な根拠が公式から発表されていないので念のため取り消し線を入れてます(2022/3/17)

あとはまあ、ここで言えることとしてはこれはあくまで「計画上」だということ・・・おっと誰かが来たようだ。あぶないあぶない。スッ。


JLOX補助金、一体いくらもらえるの???

2021年のAFF、2022年のAFF2が補助率10/10(つまり100%)だったのに対して今年2023年、JLOXの補助率は1/2。つまりかかった経費の半額がもらえます。

例えば、音楽系イベントで経費が100万円かかった場合、半分の50万円が国から補助されるということ。これを少ないと取るかラッキーと取るかはあなた次第。

そして申請できるのは

1事業者あたり申請20件まで、もしくは交付決定の総額が1億円を超えるまで1件の申請につき、2500万円が上限。

補足をすると、1件の申請が2500万円までというのはこの場合「補助対象経費が5000万円だった場合、補助率1/2(50%)で補助金額2500万円まで出るよ」という事。

さらに補足すると「1申請あたりの(補助対象)経費が8000万円くらいかかるようなでっかいイベントだった場合、半分の4000万円が補助金として出るわけではなく上限の2500万円で打ち止めだよ」ってこと。おっけー?

演劇を例にとると
〇1つの舞台が200万円の経費かかる試算だった場合
公演内容が同一であれば東京公演や地方公演もすべてまるっと「1申請」としてカウントOK
■その上で全日程(=1申請)でかかった費用のうち1/2の額が補助金として出る(1申請あたりの補助上限は2500万円)
■これを前提として、1事業者あたり20申請もしくは交付決定総額が1億円に達するどちらかまでは申請ができる

ということです(ざっくり説明)

音楽公演のツアーを例にとると
公演内容がセットリストや演者さん含めて内容が全日程ですべて同じだった場合
■上記の演劇と同じ考え方でOK

ツアー日ごとにセットリストが変わったりゲストアーティストが変わったりする場合
■全公演=同一内容、とはならないと思われます(最終的には審査で判断)
■同一内容ではない場合、1公演=1申請としてカウントとなる
■ツアーの日程が全40公演で、公演ごとにセトリ等が変わる場合
→40公演のうち最大20公演(20申請)まで(もしくは交付決定総額が1億円まで)申請が可能

ということです(ざっくり説明)


なんとなく見えてきたかしら?

ところで「は???そんなでっかい金額のイベントや舞台なんかやらないよーー」と思ったそこのあなた。大丈夫。少額案件でも申請対象になってます(明記されています)。例えば会場費と出演者への支払いで合計20万円の(補助対象経費の)支払いがあるイベントでJLOXの申請が通れば、半分の10万円が国からの補助金で補填される、ということですよー。

(以下は余談・読まなくてもおけ)
ただ気を付けてもらいたいのは今回の申請は大手の会社や事務所も当然に使うという点。そして補助金の予算は限られているということ。特に大手の制作会社さんは2020年以前からあった補助金「J-LOD(ジェイロッド)」系の補助金を使いこなしています。J-LODの後継が今年のJLOX。のんびり様子見をしているうちに予算を全て大手さんに持っていかれちゃうぞ!そう、世の中はいつだって弱肉強食の世界なんだから・・・。
(余談おわり)

さ、次は補助対象経費について話します。

どんな経費が補助対象なの?

これだドン!

引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf

実は経費には「補助対象になっている経費」と「補助対象外の経費」の2つがあって、前者の「補助対象になっている経費」じゃないとお金が半分もらえないってわけ。

そう、細かく言うと全体経費の半分ではなく 補助対象経費のうちの半分(1/2)が補助金としてもらえる、なのですよ。

じゃあ補助対象経費はどれかっつーと、以下が補助対象経費。

(〇)以下は補助対象経費です(OK)

<出演関係費>
出演料

<制作関係費>
演出関係費
権利使用料
舞台制作費
舞台スタッフ費
運搬費
映像撮影費
交通費・宿泊費
保険料(当該イベントに係るものに限る)


<広告・宣伝費>
イベント広告・宣伝費(媒体費・制作費いずれも対象)
※広告・宣伝費の合計額は補助対象経費の10 %以内まで


<会場関係費>
会場施設使用料
付帯設備費
施設維持費(自社所有の場合の会場のみ)
減価償却・固定資産税相当費用(自社所有の場合の会場のみ)


<運営関係費>
運営スタッフ費
チケット販売関係費(払戻し手数料を含む
光熱水料
ライブ配信費
感染予防対策費(新型コロナウイルス感染症への感染の有無を確認
するための検査費を含む)


<申請・報告に関する費用>
書面作成代行費(行政書士等)
経理書面確認費(税理士、公認会計士)


<消費税>
免税事業者、簡易課税事業者、 消費税額の控除の特例が適用される事業者のみ

引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf

どの費用も補助を受ける事業のために 事業者自身が支出したもののみが対象。これね、請求書や領収書の宛名が別の人とかだともし採択取れても報告ではねられて最終的にお金がもらえないので注意が必要ですぞ。

AFFではOKだった立替払いがJLOXではダメそう(公式資料に記載がないです)2023/3/17時点


で、補助対象外経費はこれ。要するに実際お金を使っても補助金は1円も出ない"対象外"となる経費。

引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf

(×)以下は対象外経費です(NG)

楽曲・脚本等の企画・制作費
社内人件費
銀行の振込手数料
物販・飲食関係費
交際・接待費
消費税 等

  • AFFやAFF2ではOKだった楽曲や脚本の企画・制作費がNGになってるところに注意。

  • 消費税についてここではNGとなっているけど免税事業者や簡易課税事業者等は消費税も補助対象です(ただし申請書類に注意)

  • 社内人件費について、事業者の従業員や代表者が個人事業主として演出や出演をする場合は補助対象となります。ここも注意。

補助対象経費についてはこんな感じかな。どうでしょ、イメージついてきましたか?


Q.補助金のお金はいつもらえるの?→A.かなり後だよ!(後払い)

気をつけるべき点としてはこれは NOT給付金!あくまで補助金です。つまり・・・

(×)申請したら必ずお金がもらえる
(○)①申請をして→②審査を経て→③採択されて→④イベントを実施して→⑤イベント収支を事務局に報告して→⑥収支報告が確定検査に合格したら→⑦対象経費の半分を補助してもらえる(補助率1/2)

お金をもらえるのは採択を経て→イベント事業が終わったあとです!しかも申請したイベントを収支計画や事業計画に沿ってやったのかを審査されます(確定検査)。その審査に合格してようやくお金が振り込まれる、という流れなので実際に半分のお金が戻ってくるのは多くの場合かなり先の話です。(※とはいえスケジューリングと申請・報告を綿密にやれば速攻でお金がもらえる仕組みでもありますので実際のところはやり方次第)

※AFFやAFF2では申請前に行ったイベントも補助対象になってましたが、今年のJLOXは「採択後に行うイベントのみが補助対象」であることに要注意。

つーまーり、まずはイベント主催者自身がイベント主催費用を全て出す。そうこれは補助金なのでまずはお金を自分たちが先に支払います。そうするとお金が後から半額戻ってくる、こんな感じ。

ちなみにJLOXでは報告時に主催の事業者がお金をきちんと払ったかどうかの証拠提出が必要です。提出された書類は確定審査で審査員がチェックしていくので「払ったよ」と言いつつ実際には払っていない、なーんてのは当然にNG。ちなみに補助金の場合支払い方法の原則はだいたいが銀行振込です。

AFF2の場合、概算払いを除いて2023年4月中までに支払えばOKでしたが、JLOXでは支払いをした証拠を提出しないと補助金がもらえません。つまり報告時に支払いの実績が必要です。ここ本当に注意です。

という訳でここまでの事がまとまっている表で見ると(概要チラシより)
こういうことだね!

引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf


審査について

審査は「採点方式」
審査基準は公募要項の中で公開されているけど採点方法については非公開。これは昨年度の「J-LOD(3)収益基盤強化枠」をほぼ丸々踏襲した形で、昨年度も採点方法については同じく非公開でした。この非公開採点がまーたくせものでねぇ(ため息)

  • 点数によっては採択されない

  • 募集回ごとに採否ボーダー点が変わる仕組み

  • 各取組ごとにつけられる、点数のつけ方は非公開

  • 採否ボーダーも非公開(募集回終了後、その回の申請者には公開)

  • 募集は年4回(最終回の締め切り日は2023/9/8)

  • 基礎審査や取組審査、加点審査の表記が「最大○○点」であることに注意

引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf


それから、点数欲しさに実施予定のない取組を申請計画に含んでしまうと、のちの確定検査審査時に減点や減額が発生する点にも注意してね!無理をせず、確実にやれることだけを申請時の計画に盛り込もうな

引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf


次は申請スケジュールについて解説。長いねえ、あとちょいで終わるからね。


JLOX申請スケジュール


引用:https://jlox.jp/

第1回
申請受付期間:令和5年3月31日から4月9日まで
申請可能なイベント実施日:令和5年4月28日から6月30日まで
交付決定日:令和5年4月28日まで

第2回
申請受付期間:令和5年4月18日から5月8日まで
申請可能なイベント実施日:令和5年7月1日から10月31日まで
令和5年6月16日まで

第3回
申請受付期間:令和5年6月16日から7月7日まで
申請可能なイベント実施日:令和5年9月1日から令和6年1月31日まで
交付決定日:令和5年8月18日まで

第4回
申請受付期間:令和5年8月18日から9月8日まで
申請可能なイベント実施日:令和5年11月1日から令和6年1月31日まで
交付決定日:令和5年10月13日まで

これ、どういうことかわかるかしら??
要するに、申請可能なイベント実施日に対応する受付期間内じゃないと申請ができないってこと。
わかりやすく例を3つ作ってみたので読んでみてね(これでわかってくれたら嬉しい)

1. 6月20日に予定しているイベントは第1回の申請でしか申し込みができない

2. 9月20日に予定しているイベントは第2回と第3回のどちらでも申請ができる

3. 同一内容の演劇公演を6月1日から10月30日まで行う場合、初回公演日の6月1日を起点として第1回目の募集に一括申請

引用:https://jlox.jp/files/pdf/jlox_gaiyou.pdf

つまり「イベント内容とイベント日をきっちり考えて、対応した期間にしっかり申請してね!」ってことです。
今年のJLOXは泣いても笑っても令和5年9月8日が受付の最終締め切り日ですよーーー。


宣伝PR

行政への提出する書類作成代行=国家資格である行政書士 の業務です(場合によっては独占業務)

というわけで、行政書士であるわたくしが代表を務める株式会社フカシギが、皆さまのJLOX申請を有償サポートします。

有償申請サポートのご案内

以下が弊社のJLOXの申請サポート料金表です。スタンダードは採択が取れるまで、プレミアムは報告が完了して補助金がもらえるまで責任をもってサポートいたします。(ベーシックは申請に関するアドバイスサポートのみとなります)

まず着手金、そして申請書作成代行費、報告書作成代行費をそれぞれいただきます。その上で

- ベーシックは採択が取れた場合の成功報酬として交付決定額の7%
- スタンダードは同じく採択が取れた場合の成功報酬として交付決定額の10%
- プレミアムは採択と確定検査が通った場合の成功報酬として交付決定額の20%

これらにそれぞれ消費税を加えた額を別途頂戴いたします


料金に応じたサポート内容は以下のとおり

サポート内容を簡単に説明すると

- ベーシックは申請に関するアドバイスのみのサポート
- スタンダードは申請~採択までをサポート
- プレミアムは申請~採択~報告~確定検査~補助金の受取り、ここまでをフルサポート

プランを選ぶポイント

- ベーシックは「申請は自分達でやるから細かいアドバイスが欲しい」という法人様向け
- スタンダードは「とにかく採択さえ取れれば、あとは自分達でなんとかできそう」な法人様向け
- プレミアムは「最初から最後までぜんぶやってほしい」法人様向け

です。

申請サポートをご希望または検討中という前提で相談したいという場合、まずは以下の有料相談をご購入くださいませ。有料相談後にご契約いただいた法人様はいただいた相談料を後日返金するのでご安心を。

注意:貴社の財務状況やイベントの日程および内容、デジタル活用の予定などをお伺いした上で、状況によりサポート依頼をお断りをさせていただく場合もございます。あらかじめご了承ください。

ZOOM有料相談(スポット利用)について

他にもスポットで有料相談を用意しました!
自分達でJLOXを申請したいと考えている法人向けです。JLOXに関する相談ならなんでもどうぞ。
30分、60分、どちらもZOOMでの相談対応となります。

ちなみに個人的には、まずは公式ページが行う無料説明会を受けてそれでもわからないことや不安なことがあれば有料相談を使う、というのがおすすめの使い方です。


JLOXに関するZOOM相談
自分達で申請したいと考えている法人向け(30分)


JLOXに関するZOOM相談
自分達で申請したいと考えている法人向け(60分)


公式サイトの無料説明会はこれ(2023年3月現在の表示)


法人設立を検討中の任意団体さんへ

法人設立どうしよう・・・なんていう任意団体さんもよかったら有料のZOOM相談をご利用ください。

個別具体的な内容には答えられませんが、どういう種類の法人があるのか、それぞれの特徴などの一般的な内容についてはお話ができます(おそらく一般社団法人、合同会社、株式会社の3つが検討の材料かなーと)。


ただし任意団体は少し特殊
なので、任意団体が法人設立を検討するときは、設立前に具体的な相談を司法書士や税理士の先生方にも相談した方がよいと個人的には思ってます。

法人設立については司法書士、設立後の税制優遇については税理士がそれぞれ専門になります。


はい、ここで宣伝終わり!
それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました!そしてわたしなりに渾身を込めてなるべくわかりやすい表現を心掛けて書いてみたよ!!

てな感じでこのnoteでのJLOX解説は一旦ここまで!
ここまで読んでくれてありがとう。以上で終わりです。細かい解説までは出来ていないけどここまで読めばJLOX補助金の概要はだいたい掴めたはず。おつかれさまでしたー。


最後にAFF申請経験済みの団体さんへ

はーーー、もう書いても書いても書き足りない。
正直言ってたぶんこのnoteはAFFやAFF2申請の経験者には物足りない内容だと思う。
きっと、もう少し突っ込んだ内容を知りたいと思っているはず
。ごめんね。

そんなこんなで加点方法や審査基準についての話はちょっとまた別の場所でやろうと思います。その公開先がnoteなのか有料セミナーなのか、はたまたSNS なのかはまだ何も決めていないけれども、まあ採否を左右するような突っ込んだ話をする場合は多分有料になるはず。

あとはそうだな・・・AFF経験者にとっておそらく有益になるであろう情報をここで一つ紹介しておくね。


JLOXにおける補助対象経費の支払い方法について
JLOXでは支払い方法についてはまだ詳しく公開されてませんが、おそらく原則は銀行振込になると思います。クレジットカードは一応オッケーだけど、領収書に団体名が無いと使えないし(個人名はNG)、クレジットカード会社発行の利用明細書も提出する点が AFFとは違うので注意。クレジットカードの使用はあまりお勧めできないと思っています。

また高額な現金支払いの場合は追加書類の提出を求められる可能性が高いです。つまり高額支払いの場合現金支払いは避けた方がよいかなと。あくまでわたしの憶測の範囲ではありますが、AFFで現金払いが多かった団体さんはこのあたりをかなり気をつけてみてください。
他の補助金も含めて支払い方法が銀行振込だと証拠もしっかり残るし事務局側の審査も早いので、団体への補助金支払いも自ずと早くなります。


ま、こんな感じですかねー。こんなの当たり前だよって言われそうだけど、でもAFFやAFF2は支払いが緩かった分、意外と現金払いの団体さんが多かったイメージ・・・。

はい、もうここで本当に終わり。最後にだらだらと失礼しました。蛇足な話だったかもだけど脳みその片隅にでも置いておいてくれたらうれしい。

では、今年もJLOXを取って文化芸術&エンタメその他事業をがんばっていきましょーーー。おーーー。

「困ったときはお互い様」の精神で