【リアル・パートナーズ】推薦・AOは邪道!?

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〜2020.06.03〜

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【目次】

◇お知らせ
◇まえがき     『教室再開!』
◇今回のテーマ  『推薦・AOは邪道!?』
◇あとがき     『6月21日(日)、大学推薦AO入試の勉強会やります』


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◆まえがき <教室再開!>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

今週から学校が再開され、弊塾でも教室での対面授業が再開しました。

3密にならないように時間割を調整したり、
高3・中3のみ自習室利用可にしたりなど、工夫をしています。


とは言え、2ヶ月ぶりに通塾してくる生徒さんを見ると、
理屈抜きに「やっぱり直接会って話すのが一番」だと思いますね(しみじみ)。

2ヶ月間、オンラインでのやり取りだけだったので、
同じ空間で会話ができる幸せを実感します。
(オンラインももちろん楽しかったし、新しい気づきがたくさんあり有益でしたよ!)


学校に行き、夕方から塾に来る……

生徒さんたちのいきいきした様子を見ていると日常を感じますし、
なんやかんやと、みんな学校が大好きなんですね。

ただ、昨日の時点で「ばてたー! もうしんどい〜!」という生徒さんもちらほら。
確かに体力も低下しまくってますので、無理は禁物です。


もちろん、まだまだ油断はできませんし、
第2波・3波が襲ってくる可能性もあります。

しかし、今は素直にこの懐かしい感じを楽しみたいと思っています。

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◆今回のテーマ<推薦・AOは邪道!?>

「あとがき」で少しご案内していますが、6月21日(日)、
オンラインで大学推薦・AO入対策のセミナーを実施します。

なお今年度より推薦→「学校推薦型」、AO→「総合型」と名称が変わりますが、
ここでは便宜上、推薦・AOと呼称しますね。


さて、これまでも弊社では、推薦・AO入試に関して何度もセミナー開催や
情報提供を行ってまいりましたが、そもそもみなさんは推薦・AO入試について
どのような認識や印象をお持ちでしょうか?

まずは、以下の記事をご覧ください。

推薦・AO入試の位置付けや、導入率の上昇について書かれています。

https://dot.asahi.com/aera/2020051900034.html


これをふまえて私がここで投げかけてみたいのは、
もし推薦・AOを“邪道”のように考えていらっしゃる方がいれば、
ちょっとだけでも考え直してもらえませんか?ということです。

もちろん、考え方はそれぞれですので、押し付けることはできません。
「こういった見方もあるよ」という意味で、受け止めていただければと思います。


さて、さきほど「邪道」と表現しましたが、そう思われる方のほとんどは
「受験は学力で選別すべきものである」
というお考えに基づいておられるのではないかと思います。

推薦やAOはどこか学力不問の「一芸入試」のような印象があり、
「勉強・研究するところ」である大学に入るのに、それと無関係な能力で
選抜するのはおかしいのではないか、ということですね。


以前、ある大学生が、友達にこんな話をしているのを聞きました。

「AOで入学したお前と違って、俺は『ちゃんと』受験したからな」


私はその話を聞いて、強いもやもや感を抱きました。
当の学生の中にも、そういう先入観があるということです。

もちろん、そう言っていた彼が一生懸命受験勉強したのは事実でしょう。
それは、なんら否定されるものではないどころか、褒められるべきものです。

しかし、「ちゃんと」って何でしょうか?

AOで入学すること、そのために努力することは
「ちゃんと」してないのでしょうか。

なぜ、学科試験の対策のほうが大変だし難しいと言えるのでしょうか。

勉強会でお招きする藤岡慎二先生もよくおっしゃられていますが、
推薦・AOは「一芸入試」ではありませんし、楽に受かる入試でもありません。

これまでどんなことに取り組み、どんな将来を考えていて、
そこに対しどのくらいの意欲があって……という、学力だけでは分からない
人間の中身を受験生自ら見つめ直し、言語化し、
大学側もそれらをもっと「総合的に」評価しようという入試です。

現有学力がそこまで高くなくても、
このような人物なら伸びしろがありそうだとか、
学力不足をカバーして余りある他の能力を持っているとか、
そういう点を評価しようというものです。

AOは学科試験がない場合も多いですが、
それにしたって学科試験がないだけであって
「学力がなくてもいい」わけではありません。
(※評定平均や検定取得などから判断します)


これは私たち塾や予備校にもその責任の一端があると思うのですが、
「どこが試験に出る」とか「○○大は××を重点的に対策!」とか、
「○○は捨てて、××に勉強時間を割いて」とか、
受験がテクニック化してしまった部分ってあると思うんです。

すると、ただ暗記力が高いとか、器用な受験生ばかり有利になり、
逆に「学力は高いけど意欲は低い」学生や、
目的意識なく大学に進んだりする学生を生み出してしまいます。

実際に、志望校合格と同時に燃え尽きてしまう受験生や、
有名大学を出たけど社会ではまったく活躍できない人材の存在は、
以前からかなり問題になっていました。

そうした背景から生まれたのが、推薦やAOだったということですね。

また、記事内にもあるように、
推薦(特にAO)はもはや完全に市民権を得ました。

早稲田大学にいたっては、
入学生の6割をここから選抜する方向だと公表しています。


私が申し上げたいのは、一般入試がダメだというのではなく、
推薦・AOについても正しく理解してほしいということです。

私たちがそれを正しく理解していれば、子どもたちの進路選択肢や
チャンスの幅をもっともっと広げることができるはずだからです。


一般入試のほうが向いている子もいれば、
推薦・AOでこそ能力が花開く子もいます。

それを私たちが「推薦・AOなんて邪道だ!」(あるいはその逆)と決めつけ、
生徒にその選択肢すら与えないのであれば、エゴでしかありません。


繰り返しになってしまいますが、先生方個々の教育観や受験観を
否定しようというのではありません。

ただ、子どもたちのために、ちょっと違う視点も持っていただけたら
どうかな~と思うだけなんです。


もし少しでも関心を持っていただけるようであれば、
藤岡先生との勉強会にもぜひご参加いただければと思います。

推薦・AO入試について、正しく理解してみませんか?


【今回のまとめ】
・大学推薦・AO入試はもはや「キワモノ」ではない
・子どもたちのためにも、推薦・AOの正しい理解を


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◆あとがき <6月21日(日)、大学推薦AO入試の勉強会やります>

きたる6月21日(日)13:00〜16:00、
大学推薦・AO入試対策の先駆者・藤岡慎二先生をお招きし、
Zoomにてオンラインセミナーを開催いたします!

推薦・AO入試(学校推薦型・総合型)に挑戦する生徒さん、
コロナの影響で大会が軒並み中止になり、
スポーツ推薦(部活動)でのアピールができなくなり困っている生徒さん……

みなさんの教室にも、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。


そんな生徒さんたちのため、
私たちが志望理由書や自己PRの書き方をきちんと学び、
サポートしていきたいところです。

3時間みっちりの研修で、必要なポイントや添削方法、
生徒さんへのアプローチ法などを学んでみませんか?

詳細は、来週の当メルマガでお知らせいたしますので、
楽しみにお待ちください!


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ご意見・ご感想等、お気軽にお伝えください。→ yasuta.rp@gmail.com

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