【リアル・パートナーズ】対面指導に戻す前に

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『目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾』 毎週水曜日発行
〜2020.05.27〜

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【目次】

◇お知らせ
◇まえがき     『教室再開の準備』
◇今回のテーマ  『対面指導に戻す前に』
◇あとがき     『意外な、うれしい副産物』


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◆お知らせ(1) <近畿大学に特化した模試が誕生>

弊塾でもお世話になっている関西最大の模試業者・大阪進研さんが、
「近畿大学入試準拠模試(近大Vもし)」をリリースされました。

http://www.o-shinken.co.jp/corporate/kindaivmoshi.html

こういう模試を心待ちしていたので、嬉しい限りです。

旧帝大クラスだと、大手予備校さんによって
特定の大学に特化した模試がリリースされていますが、
私立大学に特化したものってほとんどないじゃないですか。

近畿大学や同レベル大学を目指す生徒さんにとって、
一つの指針になりますね!

もちろん弊塾でも高3生全員に受けてもらう予定です。

大阪進研さん、目の付け所がさすがですね。
素晴らしい模試をありがとうございます!


なお、大阪進研さんと取引されていない塾さん)も受験可能だそうです!

しかも初年度(今年)は受検料が無料とのこと。
大盤振る舞い過ぎます!

近畿大学を目指す生徒さんがいらっしゃれば、
一度お問い合わせされてみてはいかがでしょうか。

<大阪進研さん メールアドレス>
moshi@o-shinken.co.jp


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◆まえがき <教室再開の準備>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

弊塾の地元・宝塚市では、6月からいよいよ学校再開です!
それに合わせて教室(弊塾)も再開していきます。


ここまでオンライン指導がメインだったので、
4・5月は教室に人の出入りがほとんどありませんでした。

せっかくなのでと言うと語弊があるかもしれませんが、
そのタイミングでトイレを増設したり(念願の男女別になりました!)、
床のタイルカーペットを敷きなおしたり、
本や書類、不要な棚をバッサリ断捨離したり。

やりたかったことができた2ヶ月でもありました。


まだ何かと散らかっているので、週末に大掃除をして、
最高にキレイな状態で生徒さんたちを再び迎えたいと思います!

ようやく直接会えるのが、心から楽しみです!


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◆今回のテーマ<対面指導に戻す前に>

緊急事態宣言の解除と学校再開に合わせ、
弊塾では6月1日(月)より従来の対面指導形式に戻す予定をしていました。

とは言え、生徒さんや保護者さんはどう感じているのでしょうか。

そこで一度、アンケートをとってみることにしました。


結論から言うと、アンケートを実施して本当に良かったです!
いろんな声や気持ちを拾うことができました。


保護者さんにお送りした文面・アンケートは以下のとおりです。

対象は、4・5月にオンライン授業を受けた小学生〜高校2年生。

大学受験を控える高3生は全員を対面式に戻したかったので、
アンケート対象としました。

〜〜〜〜〜
「6月からの指導形態の希望アンケート」

小~高2生 保護者各位

お世話になっております。個別教育フォレストの安多です。
夜分に申し訳ありません。

4・5月と学校休校の中、オンライン授業やフォレストスクール、
オンライン自習室にご理解いただきありがとうございます。

6月から学校再開が決まり、
生徒さま・保護者さまも一安心されているのではないでしょうか。

あと1週間、学校再開に向けての体調管理をよろしくお願い致します。

フォレストでも学校再開に合わせ、
6月より従来の対面指導に戻す予定にしております。

当然ながら、対面指導を行う際にあたり、
お子さまの安全を最大限配慮してまいります。
(安全対策の詳細は、改めてお伝えいたします)

一方で、現状のオンライン指導が
非常にやりやすいというお声もお聞きしております。

生徒さま・保護者さまのお声を大切にしたいと考え、
一度「6月からの指導形態の希望アンケート」を取らせていただければ幸いです。

お手数ではありますが、お子さまと4・5月の振り返りを行っていただき、
5月24日(日)中に下記のアンケートにご回答いただければ幸いです。

引き続きよろしくお願いいたします。

この2ヶ月間、保護者さまも
今までに体験されたことのない日々の連続だったと思います。

十分にご自愛くださいませ。いつもありがとうございます。


個別教育フォレスト 安多


『6月からの指導形態についてのアンケート』
1. 従来の「対面指導」を希望する
2. 「対面指導」でも「オンライン指導」でもどちらでも構わない
3. 引き続き「オンライン指導」を希望する

〜〜〜〜〜


気になるアンケートの結果は、このとおりです。
===================================
1. 従来の「対面指導」を希望する ・・・36%
2. 「対面指導」でも「オンライン指導」でもどちらでも構わない ・・・39%
3. 引き続き「オンライン指導」を希望する・・・25%
===================================

私自身は、「1.対面指導を希望する」がもう少し多いかなと考えていたので、
少し意外でした。

必然的に「オンライン指導の継続希望」「オンライン・対面のどちらでもいい」
というご希望の比率が高くなるわけですが、これにも驚きました。


オンラインはあくまで対面式の代替案であり、
みんなが対面式の再開を待ち望んでいると考えたら大間違いですね(汗)。

生徒さんや保護者さんの声をきちんと聞いておくことの大切さを
再認識することができました。

しかし、なぜこんなに(意外にも?)オンラインのニーズがあるのでしょうか。

私なりの分析をしたところ、2つの仮説が浮かびました。

1.「オンライン指導の質が、対面指導と遜色なかった(むしろよかった)」
2.「生徒さんが自宅で手軽に受講できる環境に慣れ、通塾が面倒くさくなった」

というものです。


もう少し詳しく考えてみます。

1.「オンライン指導の質が、対面指導と遜色なかった(むしろよかった)」

弊塾のオンライン指導は、突貫工事的な始まりでした。

しかし、教室長のこだわりと講師たちの指導力にも支えられ、
オンライン指導の環境整備を工夫した結果、
対面指導と同じレベルにまでもっていけたのではと推測しています。

普段は謙虚な教室長も、珍しく
「全国トップクラスのオンライン指導にもっていった自信がある」
と、自信満々に言い切っています。

確かに、授業中は目の前に何台ものiPadを並べてモニタリングし、
授業サポートを徹底していました。


Zoomをうまく個別指導向きに工夫して使えたのも大きかったと思います。

ブレイクアウトセッションという小部屋で1:2の個別指導を行ったり、
セッション設定時のタイミングを工夫して
講師とのコミュニケーションを取りやすくしたり、
教室長側も全体管理用とは別のアカウントで入室し、
授業の様子を完全把握できるようにしたり……

教室長と議論に議論を重ねて作ったこのオペレート方法、
「特許が取れるんじゃないの!?」と冗談交じりに自画自賛しています(笑)。


さらに講師たちの協力のもとオンラインの模擬授業を繰り返して
効果的な指導方法や進め方などを整備し、
講師マニュアル・生徒マニュアルまで作成することができました。

ちなみに模擬授業は今でも行っていて、
講師の指導力を高めつつ、指導の均一化することにも一役買っています。


最後に「やって良かった!」と強く言えるのは、
生徒さん・講師全員にiPadを配布したことです。

何より、スマホに比べて画面が大きくて見やすい!

スマホがダメだということではありませんが、より大きな画面で受講するほうが、
生徒さんたちもより「授業感」を抱きやすかったのかもしれません。

「見栄え」というの点でも優位だったと思います。

同一機種のタブレットを配布することで、
操作方法(と操作方法の指導)も統一できました。


2ヶ月間、みんな必死で試行錯誤した結果が形となり、嬉しい限りです。

とはいえ、まだまだ試行錯誤中で、解決しきれていない問題点もいくつかあります。
立ち止まることなく、オンライン指導の質を高めていきたいところです。

2.「生徒さんが自宅で手軽に受講できる環境に慣れ、通塾が面倒くさくなった」

仮にオンライン指導と対面指導の質が同品質であれば、生徒さんからすれば
「それなら家で受講したほうがラクじゃん」と感じるのは無理もない話です。

学校から帰宅してから、再び塾へ出かけるのも面倒ですしね。


特にインドア派の生徒さんは、この「ラクさ」に目覚めると、
なおさらインドアに磨きがかかると思います(笑)。

そもそも家にいるのが大好きな生徒さんは、
家から出なくても授業が受けられるなんで幸せすぎる環境です。

ある生徒さんは、実際にそう言っていました。


また通塾が面倒とまでは言わなくても、
「部活がハードなので家でゆっくり受講できるほうが嬉しい」
と言う生徒さんも数名いました。

特に、全国大会を目指すようなレベルの部活に所属する生徒さんは、
学校休業中も「自主練習」の名目で毎日練習に参加していたからです。
(いいのか悪いのかは別ですが……)

6月から学校が再開すれば、
徐々に部活動も従来のスケジュール感へ戻っていくことが予想されますので、
今後も家で落ち着いて受講したいというケースですね。


あとは、まだ収束したわけではないという現実や、
第2波が襲ってくることを想定して、当面は様子見しながら、
オンラインで慎重な対応をしていきたいご家庭もいらっしゃると思います。

他方で、大きな懸念も感じました。

3ヶ月にもおよぶこの自粛生活の影響でで、
活動意欲そのものを失っている生徒さんもいるのではないかということです。

3ヶ月間も学校に行けていない(行かなくていい)という環境は、
引きこもり状態にある人が社会活動への意欲を失ってしまうのと、
条件的には似ています。

表現は不適切かもしれませんが、
ぬるま湯に慣れきって、抜け出せなくなる状態です。

「外に出る気力もないから、オンラインでいいわ。というかどうでもいい」といった、
半ば無気力で投げやりな感情からオンラインを支持している生徒さんも
中にはいるのではないかと心配しています。

もしそうであれば、むしろ対面指導にして外に出る機会を作ることも大切です。

もしかしたら、全国的に6月(学校再開後)から不登校になる生徒さんが
増えるかもしれません。

こうしたアンケート結果と、それに伴う分析をふまえ、
弊塾では6月以降も対面とオンラインを並行して進めることにしました。

アンケートをとっていなければ、オンライン指導を希望する生徒さんまで
強制的に対面指導に戻してしまうところでした。

対面とオンラインを併用することで、また何かと課題も出てくるかと思いますが、
一つずつ解決し、質を高めていきたいと思います。

対面とオンラインという選択の幅が広がったのは、我々はもちろん、
生徒さんや保護者さんにとっても非常に有益なことだと感じています!


ここのところオンライン指導をされていて、
これから対面指導に戻される予定の塾さんは、
一度生徒さんや保護者さんにアンケートをとってみることをお勧めします。

意外な回答があるかもしれませんよ。

【今回のまとめ】
・オンライン指導の総括は、生徒さんや保護者さんに聞くのが一番
・オンライン指導を対面指導以上の質で提供することも可能


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◆あとがき <意外な、うれしい副産物>

コロナ禍による学校休業、オンライン対応……

誰も予想してこなかった課題が次々と押し寄せたこの生活も
残すところあと数日となりました。

やはり不安もいっぱいでしたし、今だからこそ言えるのだと思うのですが、
振り返ってみるとほんの少しだけ名残惜しい気もします(笑)。


この2ヶ月間、生徒さんとは同じ空間にはいませんでしたが、
コロナ前と比べると彼らと繋がっている時間は何倍も増えました。

そのおかげか、物理的な距離は離れても、
心の距離は前より縮まったように思えます。

今回のコロナ禍の、意外な産物でもあります。

ちなみに教室長はオンライン指導がハマったようで、
ずっとiPadやノートパソコンに釘付けでした。

おかげで目の疲れと腰痛が凄まじいらしいですが(笑)。


今回のコロナによる経営ダメージ、学習塾にも大きな影響がありましたが、
飲食業や観光業に比べたら比べ物にならないほどマシです。

「夏期講習会ができない!」という心配の声もあろうかと思いますが、
個人的には「それがどうした!」くらいの心構えでいたいものです。

こんな状況であっても、私たちを信頼して受講を続けてくれた
生徒さん・保護者さんがいるわけですから。

そのことに感謝しながら、目の前の生徒さんを幸せにできるように、
創意工夫を重ねて頑張るのみですね。


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