【リアル・パートナーズ】弱者(個人塾)の戦い方

┏━━━◆◇リアル・パートナーズ メールマガジンvol.758◇◆━━━━━┓

『目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾』 毎週水曜日・金曜日発行
~2024.01.10~

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「地域ナンバーワン個別指導塾」になるヒントを毎週お届けします。
私の考える「地域ナンバーワン」とは、ズバリ「生徒が辞めない塾」です。
そして、そんな良い塾が増えること、あなたの塾がそうなることが私の願い。
机上論ではない、現場主義の実践的な情報をどんどんお届けしていきますので、
あなたの塾経営にぜひお役立てください。

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【目次】

◇お知らせ
◆まえがき     『国公立2次対策セミナー、1/16参加のススメ』
◆今回のテーマ  『弱者(個人塾)の戦い方』
◆あとがき     『ちょっと一息』

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◇お知らせ(1)<「応募数増加から始める優秀な学生講師の採用手法」セミナー開催!(アーカイブなし)>

教室運営システムComiru(コミル)の株式会社POPERさんとの共催で、
私の得意分野の一つでもある「学生講師の応募・採用」に関する
セミナーを開催させていただく運びとなりました。

日時は1月18日(木)11:00〜12:30です。

弊塾では、ありがたいことに毎年50件以上の学生講師の応募があります。
今年は57件でした。

本セミナーでは、講師採用の数を増やすための具体的な方法や、
採用後にできるだけミスマッチが起きないような研修の仕組みをお伝えします。

もちろん、応募数だけが多くても良い人材がいなければ意味はありませんが、
応募数が多いと、こちらも心の余裕を持って面接・採用を行うことができます。

妥協せず、かなり厳しい条件を設定しており、
今年も57件の応募の中から本採用に至ったのは2名のみ。

採用率は3%ということになりますね。

ずいぶん強気な採用だなと思われるかもしれませんが、
それもこれも、やはり相応の応募数があるからこそできることです。

逆に応募数が少ないと、採用する側にも心理的余裕がなくなります。

評価がいまひとつであっても、目先の人員充足を考えると
妥協して採用せざるを得ないケースが増えるでしょう。

しかし、そういう人材は得てして心配した通りの仕事ぶりになりがちです。

また、講師が少ない(足りない)と、社員が授業を行うことが増えがちです。

本来の社員の仕事は、教室が円滑に回るようにマネジメントすることであって、
勉強を教えることではありません。

保護者さんへの電話連絡や、生徒さんと1on1ミーティングなどを行うべきときに、
授業に手を取られてしまわないようにしたいところです。

いかがでしょうか?

・1教室で講師応募が50件は欲しい
・採用後にミスマッチが起きないような仕組みを知りたい

方はぜひご参加ください!

なお、今回はアーカイブ動画の提供はございません!

私も本気で今回のセミナーに取り組みますので、
日程を調整してでも参加して聞きたい!という熱量の高い方のみご参加ください。

「教室を良くしたい」「いい講師でいっぱいの教室にしたい」という
熱い思いをお持ちのみなさんのご参加、お待ちしております!

【「応募数増加から始める優秀な学生講師の採用手法」セミナー】
■日 程   : 1月18日(木)11:00~12:30
■対 象   : 塾経営者・塾長・教室長・社員
■参加方法 : Zoomを使ったオンライン
■参加費用 : 無料
■申 込   : https://contents.comiru.jp/seminar/20240118-3/
※アーカイブ(後日視聴)はありません

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◆まえがき<国公立2次対策セミナー、1/16参加のススメ>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

弊社セミナーでも何度もご登壇いただいている、野田亮太先生。
予備校講師でもあり学びエイド上級コンサルタントも務めておられます。

来たる1月16日(火)・18日(木)、そんな野田亮太先生が、
「国公立2次対策セミナー」を開催されるそうです(18日は録画配信)。

共通テスト後、生徒さんへの的確なアドバイスする上で、
野田先生のお話は必聴かと思います。

私もいち参加者として、しっかり勉強させていただく予定です。

【国公立2次対策セミナー(1月16日/学びエイド主催)】
https://manabi-aid.hp.peraichi.com/20240116_18

セミナーは16日と18日の2日開催(18日は録画配信)とのことですが、
参加される場合はできれば16日にお願いします!

なぜなら18日は、私が講師を務めるセミナーと思いっきり重なっているからです(笑)。
申し込みページを見る限り、野田先生のセミナーはアーカイブ配信もあるようですので。

18日の私のセミナーは「アーカイブ配信なし」です。

見逃し配信はありませんので、講師応募数を増やしたい先生方は、
ぜひ「16日は野田先生セミナー、18日は安多のセミナー」で
スケジューリングをお願いします!

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◆今回のテーマ <弱者(個人塾)の戦い方>

私自身、個人塾を運営しています。

どちらかというと職人気質という部分もあり、自分の見える範囲で仕事をやりたいタイプです。
そのため、教室展開はとても苦手です(笑)。

前職(サラリーマン時代)には最大30教室ほどの責任者をさせてもらったこともありましたが、
その経験から自分には「組織作りや社員のマネージメントは向いていない」と痛感しました。

当メルマガも基本的には個人塾の経営者さんを対象にお届けしていますが、
中規模以上の塾経営者さんにとっても、参考にしていただける部分があれば幸いです。

さて、そんな中でこの年末年始に読んだ本があります。

「100円のコーラを1000円で売る方法」というビジネス書です。

【100円のコーラを1000円で売る方法(永井孝尚・著)】
https://www.amazon.co.jp/dp/4806148865

もちろん詐欺まがいのことをして高値で売るという話ではなく、
マーケティングの基本的な考え方が学べる1冊です。

1〜3巻まで出ており、マンガ版もありサクッと読めるのでおすすめです!

ちなみに10年前の書籍ではありますが、
書かれているマーケティング理論の多くは今でも使えますし、
普遍だなと改めて感じることができました。

もちろんこの10年でスマホやAIなども進化しましたから、
細かい部分ではアップデートも必要でしょうが、原理は今でも有効ですね。

その中で、特に印象的だった項目をいくつか挙げてみたいと思います。

=====
・弱者の戦略の基本は 「競争相手と差別化する」こと。
強者の戦略の基本は「それ(差別化)を封じ込める」こと。
同質化戦略で相手の差別化戦略を封じ込めたり 、規模の大きさを活かして広域で戦ったり、
いろんな商品を組み合わせて総合力で戦うことが強者の戦い方 。

・弱者の戦いは「選択と集中」である。
=====

「個人塾=弱者」という表現はどうかと思いますが、便宜上今回は
「資本力がある大手塾=強者、資本力が少ない個人塾=弱者」とさせてください。

個人塾が地域から認知され必要とされるためには、
やはり尖っている必要があると改めて感じました。

大手塾には真似できない尖り方(振り切り方)が、個人塾の戦いですね。

みなさんの塾ではどういった部分が尖っているでしょうか。
もしくは今後尖らせていきたいでしょうか。

少し考えてみてください。

ちなみに弊塾の尖り方(他塾との差別化)を改めて振り返ってみると、

・土日開校
・年360日開校
・高3には専用自習机
・採用率5%以下で採用した最高の学生講師
・自習室では私語一切禁止(休憩時間や昼食時含め)
・定期テスト前、土日無料勉強会
・高3・中3は強制自習(週5〜7日)
・開校から16年間、塾長と教室長がずっと在籍
・1教室2名社員体制(塾長・教室長)
・2名社員の内訳が男性・女性の1名ずつ
・塾長(私)がいい意味でクセが強い(笑)

あたりではないかと感じています。

一方で、大手塾さんの場合は、各教室でオリジナリティを出しすぎることはできません。

「A教室では毎日開いているけれど、B教室は日・月は休校」などになれば、
支払っている授業料は同じにもかかわらず、
同一サービスの提供ができていないことになります。

全国どこのマクドナルドでも、同じ値段で同じ味のハンバーガーが提供できるのと同じです。

そのため大手塾さんでは、各個人が「こんなことやりたい!」と思っても、
基本的には決められたルールの中でアレンジするぐらいしかできないのが難しいところ。

多少のアレンジができるのは「餃子の王将」がいい例かもしれませんね。
チェーンやFCでの展開ですが、店オリジナルのメニューセットはOKになっています。

ともかく大手塾さんには均一化が求められます。
それがメリットでもデメリットでもありますね。

大切なのは「普通の個人塾」にならないことです。

どちらも「普通」なのであれば、保護者さんや生徒さんは
安心感のある大手塾さんを選ぶはずですから。

個人塾を経営されている方の多くは
「大手さんでは自分のやりたい教育ができない。
だから独立して自分の想いを100%の個人塾を作ろう」
という設立のいきさつをお持ちなのではないでしょうか。

ですから、どんどん尖っていって、
大手さんが真似できないような仕組みや教室を作っていきましょう。

サラリーマン時代には無駄だと思っていた定例の会議などもないわけですし、
時間はたくさんあるはずです。

個人塾をすること自体は目的ではなく手段。
個人塾運営を通して自分の思い描いていた教育を提供することが本当の目的のはずです。

あとはいい意味で「クセのある塾長」であることも大切です。

「あの塾長、全然話聞かなくてサイアク……」と言われるようなクセはダメですよ(笑)。

「あの塾長めちゃくちゃ厳しかったけど、◯◯だった」みたいな好印象が残るクセを、
保護者さんや生徒さんに提供し続けることが大切です。

それが信用の積み重ねとなり、紹介や口コミとなって強固な個人塾になっていきますので。

「選択と集中」も個人塾には必要な戦略です。

個人でできることなどたかが知れています。
大手塾さんだと社員が何十人も何百人もいるわけですから、
同じことをしていても勝てるはずがありません。

ですから、「何を捨てて、何に集中するか」が大事だと私は考えています。

弊塾でも、選択と集中に関しては色々なことを「捨て」始めています。

例えば、小学部を捨て(なくし)て中学部・高等部のみに特化したり、
進度がバラバラで対応しにくい私立中・高を捨て(やめ)て公立専門にしたり、
通知表に「1」がある生徒さんの受け入れはやめたりなど、
思い切ってバッサリと判断しています。

「これで問い合わせが減ったらどうしよう」「生徒数大丈夫かな……」と不安に駆られますが、
1年経った頃には「捨てて(選択と集中をして)よかった」と思える判断になるはずです。

繰り返しになりますが、個人塾だとできることは知れています。
何をやるかという判断以上に、何をやらないかという判断が大切です。

個人塾だからこそ、自由度が増し好きなことができ、
一方で、個人塾は弱小であり大手塾さんにいつでも潰される恐れもあります。

その危機感を持って、これからも弱者の戦い方を進めていきたいですね。

今回は戦うという表現になってしまいましたが、
塾同士で戦い合うというのは本来なんの意味もありません。

その地域の教育がレベルアップできるように、各塾さんが切磋琢磨して、
競い合っていくというのが本来の民間教育のあり方だと考えています。

2024年、弊塾も尖り続けるために、色々なものを捨てて特化していく予定です!

あなたの塾の「尖っているもの」「捨てるもの」「特化するもの」、
よかったらまた教えてください!

【今回のまとめ】
・個人塾は「差別化」「選択と集中」が必須
・地域から必要とされる個人塾になるよう、今年も変わらず切磋琢磨する

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◆あとがき<ちょっと一息>

弊塾では、12月23日から1月8日までの約2週間、
10:00から教室開校していました(元日を除く)。

楽しくもあり、なかなかタフな2週間でしたが、
ほとんどの高3生は、開校したすべての時間を教室で勉強していましたよ。

本当によく頑張っているなと感心しきりです。
頑張る高3生や中3生を見ると、やっぱり応援したくなりますよね!

生徒さんたちも昨日から新学期が始まり、教室も通常運転に戻りました。

昨日・今日は少し一息ついて、午前中はゆっくりさせてもらっています。

とは言え、明日の午前中からは通信制高校サポート校の新学期が始まりますので、
またガンバリマス!

先生方も冬期講習のお疲れが出ませんように。
しっかり身体を休めて、ストレス発散なさってくださいね。

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