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【リアル・パートナーズ】スタディサプリは黒船となるか

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〜2021.06.30〜

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【以前の記事はこちらから】
https://note.com/yasuta_rp


【目次】
◇まえがき     『遅めの(?)夏期面談スタート』
◇今回のテーマ  『スタディサプリは黒船となるか』
◇あとがき     『「使わせてもらう」の精神で』

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◆まえがき<遅めの(?)夏期面談スタート>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

弊塾では、今週から夏期面談をスタートしています。

「あれ、ちょっと遅いんじゃない?」と思われた先生、そうなんです!

実は弊塾における面談は
「1学期期末テストが返却されてから行う」ことをモットーにしているため、
どうしてもこの時期からの面談となるんです。


正直なところ、夏休みまであと僅かですし、
カリキュラム作成や座席組みなどを考えるとあまり余裕がありません。

しかし、やはり最新のテスト結果を踏まえた上で、
夏の提案をしっかり行いたいという考えを大切にしております。


しかし、面談は生徒さんや保護者さんの考えや想いがいろいろ聞けるので、
いまだにとても楽しいですね。

保護者さんから子どもたちの家での様子などを直接聞ける良い機会ですし、
家と塾とではまったくキャラが違う生徒さんもかなり多くておもしろいです。


改めて、ご縁あって通塾いただいていることに感謝し、
最大限のサポートと提案を行っていきたいと思います!


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◆今回のテーマ <スタディサプリは黒船となるか>

先週よりスタディサプリが塾・予備校対象に導入説明会を開催しています。

<スタディサプリ塾・予備校向けサービス 導入説明会>
https://juku.teachers.studysapuri.jp/210617

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私もさっそく説明会に参加してまいりました。

個人的意見であることを前置きしてですが、
単刀直入な感想は「さすがリクルートさん」です。

研究に研究を重ねて、学習塾・予備校業界を攻めにきたな、
という感じが強く伝わってきました!


映像授業はもちろんのこと、われわれ管理者の立場で考えても
とても使いやすいオペレーションで設計されており、
かゆいところに手が届くサービスだと感じました。

スタディサプリを導入している学校さんもあるので、
大まかな概要はご存知の方も多いかもしれませんが、
システム的にはそれの塾バージョンだと思ってもらってよいと思います。


宿題も生徒さん一人ひとり個々に課すこともでき、
弱点把握から克服までを個別最適化したフォローが可能です。

カスタマイズしやすい仕様になっているので、
個別指導塾にもうまく取り入れることができるかもしれません。

また、単元テストを事前に行うことで、生徒さんの苦手単元を抽出し、
苦手な単元のみ重点的に対策するようにと指示を出すこともできます。


現在は多くの映像教材が流通しており、それぞれの良さがありますが、
「あの部分は改善してほしい」「これがあったらいいのにな」という
ちょっとした物足りなさを感じておられる先生方も多いかと思います。

そうした「ここさえ何とかなれば」をクリアにして
「うちならその希望にお応えできますよ」と言わんばかりの
自信に満ち溢れた説明会でした。

大げさかもしれませんが、まさに黒船到来という印象です。

導入費用や月管理費もすべて不要で、
必要なのは生徒さんのアカウント費用(月2,178円)のみです。

リクルートさん、いよいよ本気だなと感じました。


もちろん完全無欠なわけではないでしょうし、現状でも、

・生徒さんがすでに学校でスタサプを使用している場合、
アカウントの紐付けができない
・(今期の利用条件として)契約後のアカウント追加ができない

といった多少の障壁はあります。

しかし私は、それでもやってみるだけの価値はあるサービスだと思っています。

とりあえずやってみて、というやつですね(笑)。

実際に運用することで問題点や改善点も出てくると思いますので、
それを解決できるのであれば、来年度からの運用も検討したいです。


今回、かなり肯定的な紹介記事になっていますが、
もちろんステマでもなんでもありませんし、
デメリットや問題点も考えておく必要があります。

パッと思いつくのは、例えばスタディサプリを自塾のウリとしてしまうと、
「スタサプをやる塾?それって(塾としての)意味あるの?」と
捉えられる可能性もあることです。

塾に行かなくても自分でスタサプを契約して家でやればいい、
ってことになってしまいますからね。

スタサプ自体の知名度は非常に高いですので、
それゆえ慎重な使い方を求められます。


また、映像教材すべてに言えることでもありますが、
これらは結局、管理する側の力量が試されるサービスです。

映像授業の授業は、
「授業ではなく教材」と位置付けておくことが大事だと思います。

導入すればあとは自動的に結果が伴うようなものではなく、
導入してからが勝負だし、大変だし、腕の見せどころであると
意識しておくべきです。

「映像教材を導入すると教室運営が楽になる」という発想は間違っていて、
「導入することでこちら側の負担がまず増えるが、
使いこなすことができれば飛躍的に成果を出すことができる」
と考えるのが正解でしょう。


今回、スタディサプリが塾業界に参入された影響で、
既存の映像教材業者さんも良い意味で危機感を抱き
「さらにより良いものを作ろう」となるはずです。

私たちユーザーからするとありがたい話で、
映像教材がますます使いやすく便利になることを願うばかりです。

スタディサプリや映像教材業者さんの今後の動向に注目ですね。

良いツールをしっかり使いこなして、
生徒さんの学力アップにつなげていきましょう!


【今回のまとめ】
・スタサプは、映像教材の黒船となるか
・競争原理が働き、映像教材がさらに便利になるかも


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◆あとがき<「使わせてもらう」の精神で>

スタディサプリの導入説明会の質疑応答で、ちょっと驚いたというか、
「引いた」できごとがありました。

メインテーマ内でもお伝えしたように、
今年度(7月)からスタディサプリを導入する場合、
契約後のアカウント追加ができないことが利用条件になっています。

その説明があったにもかかわらず、
「この条件だと使いづらい」「この条件を緩和してほしい」
「途中入会もあるので、確定ができないから困る」といった発言が
チャットに流れてきました。


ユーザーとして要望を出すことは品質改善にもつながるし、
それ自体はいいと思うんですが、問題はそこに臨む基本的な考え方です。

こうして記事化すると伝わりにくいかもしれませんが、
コメントの内容が云々というより、
要は「こっちは客だぞ」というスタンスがちらほら見えたんですよね。

クレーマーとまで言いませんが、あまり感じの良いものではありませんでした。


その根底にあるのは、相手から「奪う」発想です。

同じ姿勢でこちら(塾)に接してくる保護者さんってたまにいますが、
それを考えると、その態度がいかに不遜な行為か
分かっていただけるのではないでしょうか。

それだけシビアにビジネスに取り組んでいるのかもしれませんが、
「使ってやる」ではなく「使わせてもらう」の姿勢が大切だと思います。

結果としては、そのほうが互いに良い関係を築けるのではないでしょうか。


改めて、謙虚でいることの大切さを思い出させてくれた事件でした。


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