【リアル・パートナーズ】加熱する年内入試(大学受験)にちょっと待った

┏━━━◆◇リアル・パートナーズ メールマガジンvol.759◇◆━━━━━┓

『目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾』 毎週水曜日・金曜日発行
~2024.01.12~

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「地域ナンバーワン個別指導塾」になるヒントを毎週お届けします。
私の考える「地域ナンバーワン」とは、ズバリ「生徒が辞めない塾」です。
そして、そんな良い塾が増えること、あなたの塾がそうなることが私の願い。
机上論ではない、現場主義の実践的な情報をどんどんお届けしていきますので、
あなたの塾経営にぜひお役立てください。

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【目次】

◇お知らせ
◆まえがき     『加湿器で湿度調整を』
◆今回のテーマ  『加熱する年内入試(大学受験)にちょっと待った』
◆あとがき     『元気に再会できるように』


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◇お知らせ(1)<「応募数増加から始める優秀な学生講師の採用手法」セミナー開催!(アーカイブなし)>

教室運営システムComiru(コミル)の株式会社POPERさんとの共催で、
私の得意分野の一つでもある「学生講師の応募・採用」に関する
セミナーを開催させていただく運びとなりました。

日時は1月18日(木)11:00~12:30です。


弊塾では、ありがたいことに毎年50件以上の学生講師の応募があります。
今年は57件でした。

本セミナーでは、講師採用の数を増やすための具体的な方法や、
採用後にできるだけミスマッチが起きないような研修の仕組みをお伝えします。


もちろん、応募数だけが多くても良い人材がいなければ意味はありませんが、
応募数が多いと、こちらも心の余裕を持って面接・採用を行うことができます。

妥協せず、かなり厳しい条件を設定しており、
今年も57件の応募の中から本採用に至ったのは2名のみ。

採用率は3%ということになりますね。


ずいぶん強気な採用だなと思われるかもしれませんが、
それもこれも、やはり相応の応募数があるからこそできることです。

逆に応募数が少ないと、採用する側にも心理的余裕がなくなります。

評価がいまひとつであっても、目先の人員充足を考えると
妥協して採用せざるを得ないケースが増えるでしょう。

しかし、そういう人材は得てして心配した通りの仕事ぶりになりがちです。


また、講師が少ない(足りない)と、社員が授業を行うことが増えがちです。

本来の社員の仕事は、教室が円滑に回るようにマネジメントすることであって、
勉強を教えることではありません。

保護者さんへの電話連絡や、生徒さんと1on1ミーティングなどを行うべきときに、
授業に手を取られてしまわないようにしたいところです。


いかがでしょうか?

・1教室で講師応募が50件は欲しい
・採用後にミスマッチが起きないような仕組みを知りたい

方はぜひご参加ください!


なお、今回はアーカイブ動画の提供はございません!

私も本気で今回のセミナーに取り組みますので、
日程を調整してでも参加して聞きたい!という熱量の高い方のみご参加ください。

「教室を良くしたい」「いい講師でいっぱいの教室にしたい」という
熱い思いをお持ちのみなさんのご参加、お待ちしております!


【「応募数増加から始める優秀な学生講師の採用手法」セミナー】
■日 程   : 1月18日(木)11:00~12:30
■対 象   : 塾経営者・塾長・教室長・社員
■参加方法 : Zoomを使ったオンライン
■参加費用 : 無料
■申 込   : https://contents.comiru.jp/seminar/20240118-3/
※アーカイブ(後日視聴)はありません


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◆まえがき<加湿器で湿度調整を>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

今週に入り、ぐっと冷え込んだ日が増えましたね。
受験シーズンでもありますので、言わずもがな、みなさんも体調管理にはお気をつけください。

教室内の空気や肌の乾燥は、さまざまなトラブルの要因となります。
鼻や喉の渇き、風邪やウイルス感染、ドライアイなど、いいことは一つもありません。


そこで、すぐにできる対策の一つとして加湿器の導入をお勧めします。

超めんどくさがり屋の私は、お湯を沸騰させるタイプの
シンプルな加湿器を使っていますが、機能的にはこれで十分ですよ!

電気ポット同様、蓋を開けて水を注ぐだけですので、私でも毎日できるんです(笑)。

毎日使っていると、少しずつ容器にカルキが付着するので、
それを落とすぐらいが必要なメンテナンスでしょうか。

下記のリンクは弊塾で使っている加湿器です。
タンクに2.8Lも入るので、それも私のストレスを軽減してくれています(笑)。

【山善 スチームファン式加湿器】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BCP6WS3W


みなさんもご自身や教室に合ったタイプの加湿器を設置して、
リスク管理を行なっていきましょう!


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◆今回のテーマ <加熱する年内入試(大学受験)にちょっと待った>

明日・明後日といよいよ共通テストですね!

弊塾からも高3たちがチャレンジします。

ここまで来たら、人事を尽くして天命を待つのみ。
実力を出せることを願うばかりです。


さて、みなさまもご存知かと思いますが、近年の大学入試においては
年内入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)の比率が年々増加しており、
全体ではすでに5割を超えています。

【参考】大学入学者選抜の実態の把握及び分析等に関する調査研究 調査報告書(令和5年2月)
https://www.mext.go.jp/content/20230417-mxt_daigakuc01-000028258_1.pdf

2人に1人は、年内に受験が終わるといった状況で、
弊塾でも高3の4割が年内で進路を決めました。

肩の荷もおりて、きっとのんびりと正月を過ごせたことかと思います。

「受験生に正月などない!」という感覚で育った私たち世代からすると、
ちょっと信じられませんよね(笑)。

しかし、この現実を受け止め対応していくことが、学習塾にも求められています。


確かに学習塾の場合、中学生の時から続けてくれた生徒さんに関しては、
高1からしっかりフォローできますので、定期テスト対策も行うことで
(推薦系入試で必要な)評定平均のアップにも貢献できます。

また、生徒さんのことをずっと見てきたからこそ、
志望理由書や自己PRを書く場合でも色々とアドバイスしやすく、
学校推薦型選抜や総合型選抜との親和性が高いのも特徴です。


また、こうした流れを早くから見越し、
5~10年ほど前から総合型選抜(旧AO入試)専門塾もたくさん増えた印象です。

みなさん先見の明がありますよね。

ほんの10年前なんて「AO入試?一芸入試みたいなものでしょ?」という誤解が
当たり前に横行していた時代でしたからね(笑)。

学校の先生方から
「そんな入試で受けるのは邪道だ」「せめて一般入試で受ける生徒の邪魔だけはするなよ」などと
ひどい言われ方をした高校生も多かったようです。

そんな中で専門塾を立ち上げられた方々は、
苦しみと引き換えにした、先行者利益があったはずです。


学習塾に関しては、ここ3~5年ぐらいは「高等部の設立」というのがトレンドで、
中学生だけでなく、高校生にも通塾してもらう意識が高まったと感じています。

また、以前から高等部を持っていた塾さんからは、
昔は大半が2~3月の私立一般入試や国公立2次を受けていたが、
総合型選抜や学校推薦型選抜で、生徒の半分が年内で合格が決まり
卒業する流れになり困っている(動揺している)という声も聞かれるようになりました。


それでもニーズのあるところを攻めるのは正攻法ですから、
各々が学ばれて、「総合型選抜対策ができる塾」といったように、
自塾の特徴を生み出しておられる塾さんも多いです。

弊社も10年以上前から、総合型選抜(旧推薦AO入試)の先駆者・藤岡慎二先生に、
毎年総合型選抜に関連したセミナー(勉強会)を行っていただいております。

今年も3~4月に2回に分けてセミナーを開催させていただくことが決まっています。
(しれっと公表してしまいましたが・笑、みなさんご期待ください!)


いずれにせよ、年内入試というワードが流行ったり、
総合型選抜や学校推薦型選抜で進路決定する生徒が増えたりなど、
これらの対策を重点に置く塾さんが増えていくでしょう。

確かに総合型選抜や学校推薦型選抜の対策ができない塾は、
もう必要とされていないと言っても過言ではないレベルです。

一般入試のサポートはもちろん、
推薦系入試のサポートも「できて当然」というところまできているのではないでしょうか。


しかし、ここで少し冷静になって考えていただきたいことがあります。

年内入試というトレンドに対して、みんながその対策に躍起になっている感じがしますが、
本当にそれで大丈夫でしょうか。

半分が年内で進路を決めてしまっているのは事実ですが、裏を返せば残りの半分は、
年明けの一般入試や共通テストを受験するということです。

年内入試のことがメインになって、
年明けの入試対策がおろそかになってはいけないのですが、
そのようなスタンスの塾さんが増えているようにも感じます。

共通テストが「全員が受けるテストでなくなった」というのも原因の一つと考えられます。


高3生がいる塾さんでは、全員が年内で決まるケースは少ないはずです。

データでは半分ですし、学力層の偏りがあるとしても
最低でも2~3割は年明け入試にチャレンジするのではないでしょうか。

したがって、私たちは年内入試対策だけでなく、
今まで通り一般入試で大学に合格できるだけの指導メソッドを
しっかりと確立しておく必要があると思います。

みなさんの塾ではいかがでしょうか。

繰り返しになりますが、年明けの入試を受験する生徒さんが年々減っていると言っても、
それでもまだ半分です。

そこを見誤ると高等部の質が下がってしまいます。

「総合型は全員受かったけど、一般入試組や国公立組は全滅」みたいな高等部、
嫌ではないですか?


自塾で高等部を持つということは、
総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜・国公立対策と
あらゆる対策をできる必要があるのです。

本気でやろうと思えば、高等部はやることがてんこ盛りすぎて本当に大変なのです。

高校生に特化した専門塾さんなどは、うまい運営だなとつくづく感心します。


ちなみに国公立対策を除くのであれば、難関私大専門塾というやり方はアリだと思います。

しかし、一般的な学習塾が総合型選抜専門塾にするのは避けたほうが無難でしょう。

中学生から継続通塾してくれている生徒さんが一般選抜を受験可能性は十分にあるのに、
彼らを切り捨てることになる(生徒さんも通塾の意味がなくなる)かもしれないからです。


また、年内で進路を決めた生徒さんが、年明け入試でさらに1ランク上の大学を目指すとか、
年内入試で叶わなかった第1志望校に(一般入試で)再チャレンジでる流れを作るのも、
高等部を持つ塾には必要なことだと思います。

特にこだわりがないのであれば、「年内で進路だけは確定」させて保険としておき、
年明けにより難易度が高い大学にチャレンジする選択肢はありだと思います。

ただし、普通の生徒さんや保護者さんの感覚なら
「合格したんだから、もう受験勉強はいいでしょ?」となるものです。

この形が成り立つのは、中学生や高1など早い段階から通塾し、
信頼関係が築けている生徒さんや保護者になってくるでしょう。

やはり付き合いが長い関係を作れる塾には、たくさんの可能性が秘められているのです。


時代の流れもあり、年内入試が加熱気味ではありますが、
年明けの私大一般選抜組や国公立受験組の存在を忘れないようにしておきたいところ。

むしろ地方国公立などはチャンスがめちゃくちゃ転がっていると思います。
地域枠(地元枠)も増えていますし、理系の定員増も追い風です。

逆張りの発想というか、少し冷静になって改めてニーズを考えてみてはいかがでしょうか。


私は、年明けの難関私大一般入試や国公立入試に合格できる塾って
やはりすごく魅力があると思います。

高校生を受け入れる以上、どの選抜方式でも確実に対応できてこそ、
これからも求められる塾でいられるのではないでしょうか。


【今回のまとめ】
・年内入試のブームに流されすぎず、冷静に
・大学入試は、年明けも半分が受験することを忘れない


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◆あとがき<元気に再会できるように>

昨年末、福岡で旧友と毎年恒例の忘年会を行いました。

旧友とは前職の同僚たちで、今はそれぞれ独立して個別指導塾を経営しています。
かつて共に働いた仲間であり、今でもお互いに刺激を与え合う存在です。


22時から始まった忘年会も解散したのは明け方4時と、
お互いに、1年分の貯まりにたまったいろんなできごとを語り合えた時間でした。

いやー、楽しかったです!


毎年、彼らと忘年会を行えることが、私の1年の踏ん張りにもなっています。

年末に会ったときに、しょぼい話なんてしたくないですからね。仲間に感謝です。


今年の年末にも楽しい忘年会が開催できるように、2024年も頑張ります!

社会人になって一番変化のある1年になりそうですが、
楽しみながら1つずつクリアしていきたいと思います。


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株式会社リアル・パートナーズ ~地域ナンバーワン個別指導塾を創るコンサルタント~

〒665-0881 兵庫県宝塚市山本東3-10-1-1F
【目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾】発行者:安多 秀司

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