【リアル・パートナーズ】教室運営での失敗3選

┏━━━◆◇リアル・パートナーズ メールマガジンvol.741◇◆━━━━━┓

『目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾』 毎週水曜日・金曜日発行
~2023.11.08~

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私の考える「地域ナンバーワン」とは、ズバリ「生徒が辞めない塾」です。
そして、そんな良い塾が増えること、あなたの塾がそうなることが私の願い。
机上論ではない、現場主義の実践的な情報をどんどんお届けしていきますので、
あなたの塾経営にぜひお役立てください。

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【目次】

◇お知らせ
◆まえがき     『Z世代の講師が、楽しく働くために(セミナー案内)』
◆今回のテーマ  『教室運営での失敗3選』
◆あとがき     『オススメ!おにやんま君』

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・お知らせ(1)<困窮する若者に支援を>

D×P(ディーピー)という認定NPO法人が、不登校・中退・経済的困難など、
さまざまな境遇にある10代を孤立させないセーフティーネットを立ち上げ活動されています。
【認定NPO法人D×P(ディーピー)】
https://www.dreampossibility.com

キャッチフレーズは「10代をひとりにしない。」です。

D×Pさんのご活動には以前から強い興味があったのですが、
ご縁あって今年1月に代表の今井紀明さんにお目にかかることができました。

とても魅力的で熱意のある方で、ますます今井さんのファンになってしまいました。

その今井さんとD×Pが、困窮する若者への支援として
クラウドファンディングを立ち上げられました。

目標金額4500万円の大プロジェクトで、
物価上昇によりまともに食事もできない若者への食糧支援や
困窮した若者が闇バイトに流れ込まないような支援をされるそうです。

よろしければ、応援ページをご覧いただけると嬉しいです!

【困窮する若者のSOSを逃さない #物価高を乗り越えるためのご支援を (認定NPO法人D×P)】
https://readyfor.jp/projects/dxp-sos-nogasanai

ご賛同いただけるようでしたら、ぜひ支援をよろしくお願いいたします。

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◆まえがき<Z世代の講師が、楽しく働くために(セミナー案内)>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

いつもお世話になっている教室運営システムComiru(コミル)の株式会社POPERさんが、
とても面白そうなセミナーを開催されます。

タイトルはズバリ「Z世代の講師を輝かせる5つの方法」です。

「Z世代が何を考えているかわからない」「Z世代と話が合わない」とお困りの先生方に
ピッタリのセミナーではないでしょうか。

私も一参加者として勉強します!

開催は11月15日(水)11:00〜12:30です。
ご興味ある方は、下記よりお申し込みください。

【Z世代の講師を輝かせる5つの方法(学習塾マナー講師・菊地香江先生)】
https://contents.comiru.jp/seminar/20231115-2/

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学習塾マナー講師・講師育成コンサルタント・キャリアカウンセラー
株式会社ウーマンプラスアルファ
代表 菊地香江氏
北海道北見市生まれ。小中高(卒)の学習塾経営(塾長)の経験を活かした
学習塾専門マナー講師、講師育成コンサルタント、キャリアカウンセラー。
男女脳の違いや女性視点を活かした保護者対応や
生徒のモチベーションを上げる仕組み化を考えた研修プログラムを構成。
品格とおもてなしが感じられる人材づくりや、現場目線を活かしたサポートを得意とする。
大手塾や個人塾の経営者から信頼を得ながら全国各地に出向いて研修する日々を送る。
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◆今回のテーマ <教室運営での失敗3選>

いつもは「こうすれば教室運営にプラスになる」というスタンスでお届けしていますが、
今日は少し趣を変えて、私の失敗事例を3つピックアップしてお届けしたいと思います。

日頃から山ほど失敗していますが、特に印象に残っている失敗3選です。

失敗から学べることって多いですよね。
実際、私はビジネス書籍などでも、成功本より失敗本の方が私は好きです。

成功は属人性が高い場合もありますし、たまたまうまくいった場合もあります。

しかし、失敗はなるべくしてなるので、教室運営のヒントにつながる可能性が高まります。

私の失敗を参考にしていただき、参考にしていただければ幸いです。
ではいきましょう!

(1)春休みに新高1生を勉強させすぎて、退塾に

弊塾の中3継続率は毎年70%前後です。
ありがたい話で、多くの中3生がそのまま高校生になっても続けてくれます。

せっかく続けて通ってもらえることになりましたので、
私たちとしては、充実した高校生活を送ってもらいたい、
良い成績を収めてもらいたいと思うわけです。

そこで気合を入れて、高校入試が終わって2週間も経たない春休みに
「高校先取り講座」として、継続した生徒さん全員にガッツリ授業を入れたことがあります。

春休み中に数学は2次関数の範囲まで、
英語は文型・時制・助動詞・受動態・不定詞を終わらせるという
かなりスパルタのカリキュラムです。

具体的には、春休みの2週間、週4日(1日あたり5時間)の通塾で、

生徒さんが高校に入ってから苦労しないために、
1学期の内容を春休みで終わらせようという内容でした。

しかし、生徒さんからすれば、
「あれだけ頑張った受験が終わったばかりなのに、もうこんなに勉強をやらされるのか」
と、テンションがダダ下がりになりました。

今思えば、まったくもって間違った考えだったのですが、当時の私は逆に
「受験期にあれだけ勉強していたのだから、同じぐらいできるはず」という感覚だったのです。

中3時にあれだけ勉強していたのは、
高校入試で合格するという目標があったからですよね。

言ってみれば、死に物狂いでフルマラソンを完走したと思ったら、
ゴールしたとたんに「あと10km走りなさい」と言われるようなものです。

きついに決まっています。

もちろん、この負荷をきっちりとこなし力をつけた生徒さんもいましたが、
耐えきれなくなって休む生徒さんがちらほら出る始末。

春休みを終える頃に保護者さんから
「子どもがゆっくりと高校生活を送りたいと言っているので、一旦塾をお休みさせます」
という連絡をいただき、そのまま退塾となってしまいました。

せっかく高校からも通塾継続の意思を示してくださっていたにも関わらず、
私のやり方のまずさで最悪の結果となってしまったのです。

良かれと思ってやったことであっても、
必ずしも良い結果をもたらすわけではないと学びました。

それ以来、中3時の猛烈に勉強していた印象をリセットし、
生徒さん(新高1)にも、新中1に接するような意識を心がけています。

高校入学前の講座は継続しましたが、通塾回数や自習時間を減らしたり、
本人の希望を聞いた上で日数などを相談するような仕組みに修正しました。

ただし、本人の希望ばかり聞いていると単なる甘やかしになってしまい、
スタートダッシュに乗り遅れる可能性が懸念されるので、
そのあたりはうまい塩梅で調整するよう気をつけています。

(2)微妙だった学生講師を採用してしまい、トラブルに

弊社の講師採用セミナーでは、
いつも「(職務適正が)微妙な講師は採用してはいけない」と言い切っています。

それはこのような私の失敗談からなのです。

当時、弊塾で働いてくれていた講師の紹介があって、
ある学生の採用面接をしたのですが、正直ボーダーライン(ちょい下)ぐらいでした。

ちょっと雰囲気が暗かったのと、あまり人の目を見ず話すのが少し引っ掛かっていました。

通常の講師募集ルートであればまず採用しなかったと思いますが、
紹介してくれた講師や当人への情もあって採用することに。

働きぶりとしては、頭もいいですし授業も無難にこなすので、
まあ悪くないかなと思っていたのですが、徐々に変わっていきました。

多くの高3生の現代文や、大学過去問の国語を任せていたのですが、
相応のポジションや仕事量を任されたことに勘違いしたのかもしれません。

「授業は自分のやり方でやりたい」、
「ウマが合わない講師がいるので、(その講師の)曜日を変えてほしい」、
「過去問プリントの準備をやっておいてほしい(担当講師が行うルールなのに)」
などと言うようになってきました。

高3生を見てもらっていることや秋の公募推薦入試が近かったので、
要望には応えずしばらくは私が対応し、なだめつつ進めてもらっていました。

しかし、しばらくたってから、
「私の要望を通さないと、今すぐ辞めますがいいんですか」と超絶上から言ってきたのです。

自分が高3をたくさん見ているので、辞めさせるわけがないだろうとタカを括って、
自分の主張を通そうとしたのでしょう。

私は即座に「はい、では今すぐ辞めてください」と伝え、そのまま退職してもらいました。

まさかと思ったのか、本人は唖然とした顔をしていましたが、
やがて逆ギレしながら去って行った姿をよく覚えています。

確かに、労働力としては必要な人材でしたが、
このまま教室に残しておけばいろいろな悪影響が出ると思い、
後先考えずに瞬時に口から出てしまいました。

教室長も講師の退職には納得(というか賛成)していましたので、
高3の授業は教室長がほぼすべて担当してもらい、
授業マシーンのごとく生徒を志望校へと導いてくれました。

本当に、今でも感謝しかありません。

やはり、どれだけ講師数が足りなくても、
微妙なラインの講師を情で採用してはいけないとつくづく思います。

この経験を通じて、良い人材を確保したいのであれば、
応募の母数を思いっきり増やす必要があると学びました。

(3)「やる気ないなら帰れば」と言ったら、本当に帰った

これは10年以上の話です。

私も30代で、勢いもパワーも有り余っている感じでした。

加えて「勉強は気合と根性でなんとでもなる」と本気で思っていた、
無知で単細胞だった時期でもあります。

今思えば恥ずかしい限りですが、そうした刺々しさが招いた失敗です。

高3生で「遅刻する」「自習中寝る」「自習中ダラダラする」といった生徒さんがいました。

注意しても直らず、私もイライラの限界を超えてしまい、感情のまま
「やる気がないなら帰れ。真剣に頑張っている子たちに迷惑だから」と言ったことがあります。

もちろん叱咤激励のつもりでしたし、
それまでも同様のケースで同じような対応をしたことが何度かありましたが、
生徒さんも「いえ、帰りません!頑張ります」という姿勢を見せてくれていたのです。

今回もそうなると思っていました。

しかしこの生徒さんは、逆ギレ気味に荷物をまとめて帰って行ったではないですか。

現代の価値観はそうでもないのかもしれませんが、
まさか「帰れ」と叱られて本当に帰る人がいるとは思わず、私も驚きました。

まあ確かに、帰れと言われたので帰るというのは、理論上は正しいのですが(笑)。

翌日、生徒さんが通塾した際に、1on1で面談を行い、
感情的になって発言したことを詫びると同時に、
なぜ感情的になって発言したかなどを伝えました。

ちょっとは思いが伝わったのか、
その後は生徒さんも少し態度を改めてくれるようになったと感じます。

良いか悪いかはさておき、昔はこうしたスポ根のノリで成り立っていた部分もありましたが、
今の子どもたち(大人も?)は言葉を額面どおり受け取るケースが多いようですね。

また、そうした叱咤激励が良くないという以前に、
この生徒さんとは信頼関係がきちんと構築できていなかったことも反省しました。

自分が心から信頼している人から言われていたら、彼も帰らなかったと思います。
そもそも遅刻もしないでしょうし、自習中も頑張るでしょう。

私の力量不足・コミュニケーション不足が招いた結果だと考えています。

この件があってからは、生徒さんへのアプローチを変えたり、
言い方を上からではなく横から(むしろ下から)にしたりなど、
私自身も良い意味で変わった部分が増えました。

「しんどそうだけど大丈夫?しんどかったら無理せずお家で休んでいいんだよ」
みたいな表現に変わりましたね。

いかがでしたでしょうか。

みなさんも大なり小なりたくさんの失敗をされていると思います。

大切なのは、その失敗から何を学び次に活かしていくかです。
次に活かすことができるのであれば、それは失敗ではなくなりますからね。

同じ過ちを繰り返さないよう、
お互いこれからも元気に楽しく教室運営を行なっていきましょう!

【今回のまとめ】
・失敗したら、その原因と対策を考え、次に繋げる
・いつかは成功するので、実は失敗は失敗ではない

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◆あとがき<オススメ!おにやんま君>

みなさん、おにやんま君はご存じですか?

【おにやんま君】
https://oniyanmakun.eikyu-s.com

殺虫・忌避剤を使わない世界初の虫除けグッズなのですが、
超絶シンプルで、言ってみれば単なるオニヤンマの模型です(笑)。

私も「こんなもので効果があるんかいな?」と興味本位で購入して、
自宅ベランダの網戸につけたところ、今年の大量発生が話題で
我が家でも頭を悩ませていたカメムシがまったくいなくなりました。

本当に衝撃です!

オニヤンマは日本最大・最強の肉食トンボと言われており、
蚊やハエ、アプなどは姿を見ただけで近寄らなくなるそうです。

自宅ベランダでの実証実験から効果ありと判断し、
教室でも入り口や出窓などに導入しました。

個人的な感想ですが、教室内に入ってくる虫が減った気がします!

ご興味ある方は騙されたと思って一度購入してみてください!
PR案件ではありませんのでご安心ください(笑)

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〒665-0881 兵庫県宝塚市山本東3-10-1-1F
【目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾】発行者:安多 秀司

◇今回の「目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾」はいかがでしたでしょうか?
ご意見・ご感想等、お気軽にお伝えください。→ info@r-partners.jp

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