【リアル・パートナーズ】外国ルーツの子どもたちへの対応

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『目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾』 毎週水曜日・隔週金曜日発行
〜2021.09.24〜

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https://note.com/yasuta_rp


【目次】
◇まえがき     『講師応募殺到!』
◇今回のテーマ  『外国ルーツの子どもたちへの対応』
◇あとがき     『少しずつ日常へ!?』


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◆まえがき<講師応募殺到!>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

先週から講師応募の問い合わせが殺到しています。

先週・今週だけで10件もありました。

10月から大学の後期日程も始まることもあり、
「そろそろバイトをしようかな」という一人暮らしの学生が増えたようです。


人との出会いは一期一会。
加えて、やっぱり塾は『人』がすべての土台です。


一緒に楽しく働ける仲間に巡り会えるまで、
求人と採用にはお金と情熱を惜しまず注いでいます。


教室長には
「求人への応募数は私が必ず増やすので、採用で絶対に妥協しないように」と言い続けています。

求人活動が、教室運営における私の最優先事項です!


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◆今回のテーマ <外国ルーツの子どもたちへの対応>

社会のグローバル化が進み、日本国内でも
外国にルーツを持つ子どもたちが増えてきました。

特に高校生は、ここ10年で3倍近くにもなっているそうです。

しかし、言語の壁に困っている子どもも少なくなく、
何らかの対応をすべきではないかと文科省が制度化を進めているそう。

<高校でも日本語指導の制度化求める提言 文科省の有識者会議>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210923/k10013272671000.html


これ、当然ながら塾にとっても切り離せないトピックです。

みなさんの教室でも、外国ルーツの子どもたちがいる、
あるいはそうしたご家庭から入塾の相談を受けたという
経験がおありなのではないでしょうか。


この場合、問題になるのはやはり言語や文化の壁。

それらをクリアして、正しく対応できるかどうか。

もっと簡潔に言うと、その子の成績を上げることができるのか、
志望校合格に貢献することができるのか、です。

みなさんの教室では、どのような対応方針を持たれていますか?


まず、原理原則として「目の前の子どもを救う」というのは
学習塾としての本分であるとは思います。

他塾で入塾を断られ、藁にもすがる思いで
自塾を訪ねてくれているのかもしれません。

「自分が外国ルーツだから、塾に入れてもらえなかった」という経験は
子ども本人はもとより、保護者さんにも深い傷を残すでしょう。

そうなると、人として「何とかしてあげたい」と考えるのは当然です。


しかし、塾として提供すべきサービス(成績アップ・志望校合格)を
本当にその子が享受できるのかはよく考えなくてはいけません。

生徒本人と満足に意思疎通ができないだけでなく、
例えばこちらからの連絡やメッセージ(日本語)が読めない、
塾のルールを理解できないなど、
保護者さんとの信頼関係の構築に障壁がある場合もあります。

こうなると、気持ちだけでどうにかできる限界を超えています。


結果で応えることができないのが明らかであるにも関わらず、
お金をいただいて、ただ通塾させることが正しいと言えるのでしょうか。

ましてや生徒数確保のためだけに「とりあえず入塾させておこう」などと
売上のコマのように考えるなど言語道断です。

私は、自塾の体制で受け入れが不可能だと判断した場合は、
心を鬼にして断ることも必要ではないかと思います。


ただ、思い切って受け入れ体制を整備するのはアリではないでしょうか。

これだけ少子化が進み、
塾というサービスの消費者の絶対数が減っている現代です。

特に、外国人労働者やそのご家族がたくさん暮らす地域で
開業されている方もいらっしゃると思います。

「他の人がやっていないことをやる」のは新規ビジネスの王道の一つですし、
ブルーオーシャン戦略としては十分考えられます。


もちろん、先ほども申しましたように
「ただ入塾させればいい」というわけではありません。

やるのであれば、本気でその体制を整えなくてはいけません。

その生徒の言語や文化、宗教などに理解がある
専門スタッフや講師を置く必要があるでしょう。

そもそも、これだけ外国ルーツを持つ子どもたちが増えているのですから、
同じバックグラウンドを持つ講師人材の分母も増えている可能性があります。

リスクや課題はあるでしょうが、不可能でもないように思います。


また、学習塾で子どもたちに勉強を教えるケースとは異なりますが、
大手の京進さんは、外国人労働者や実習生向けの
サポートビジネスを展開しておられます。

私たち中小の塾にそこまで大規模なことはできなくても、
地域に暮らす外国ルーツのご家庭全般に向けた学習支援サービスは
新規分野として考えてみても面白いかもしれません。

子どもたちに「時代はグローバル化だ!」「多様性だ!」と言いながら、
自塾がそれを拒むのも矛盾しているような気もしますし(笑)。


もちろん、その体制を作るかどうかは、
各塾さんの事情などもあるでしょうから絶対とは言えません。

しかし、もしこれまで「入塾を断る」と決めつけ、
考えが停まっていたのであれば、一考の価値はあるはず。

できない理由を並べる前に、できる方法を考えてみる、
この鉄則に立ち返って考えてみませんか?


【今回のまとめ】
・外国ルーツを持つ子どもたちにどう対応するか
・とりあええず受け入れるor断るばかりが正しい判断ではない


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◆あとがき<少しずつ日常へ!?>

コロナの新規感染者数が減ってきたこともあり、
緊急事態宣言も9月末で解除ではないかという声も聞こえてきました。

一人ひとりが我慢した結果なのかもしれませんね。

命令でないにも関わらず、マスクを常に着用したり、
飲食店は営業を自粛したりなど、
「みんなのために」という発想を持てる日本の国民性がとても好きです。

メディアは、自分勝手な輩をことさらに取り上げて報じますが、
「そういう人もいる」というだけで、
多くの人は自分にできることを粛々とやっておられるのでしょう。

少しずつでも、日常の生活が戻ってくることを願うばかりです。
当たり前の日常がどれだけありがたいかを、この1年半痛感しています。


しかし、新規感染者が減ったと言っても、重症状態の方の数は依然多く、
医療現場はひっ迫が続いています。

これまでの緊急事態宣言でも「もう大丈夫かな~」と気が緩んだ結果、
感染再拡大というパターンを何度も経験してきました。

さらに、冬になるとインフルエンザの流行もあるかもしれまえん。

もしかすると第6波と重なり、医療現場が混乱する可能性もありますが、
引き続き一人ひとりが意識を高め、乗り越えていきたいところですね。


コロナで経営に大ダメージを受けてもガマンされているみなさん、
医療従事者のみなさんには頭が下がる思いです。


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