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360°映像を配信するためのプラットホームはどれが良いか

映像配信サービスは数あれど、2020年11月時点での選択肢はかなり少ない。

YOUTUBE

360°映像に加えて、ambisonics(空間音響)に対応。VR感がかなり向上する。
また360°映像ライブストリーミングにも対応している。

使用料無料だし最大手でサービスとして安定しているという点も大きなメリット。既に多くのユーザーがいるので視聴者にとってもハードルは低い。
JASRACと包括契約を結んでいるため、使える音楽も多い。
ただし広告ビジネスモデルのため、無料公開が基本となる。スーパーチャット(投げ銭)も多少は入る。

Vimeo

アクセス権の販売が可能だが、プランによる制限に注意。特に360°動画は容量が大きく、アップロード制限に引っ掛かりやすい。

現在iOS14以降で不具合があり、アプリでVR動画が再生できないので注意。
(一ヶ月前に発覚しいま本番2週間前なのに直らない。胃が痛い)
ambisonicsに近く対応すると書かれたまま数年経っており、また360°ライブストリーミングにも対応していない。360°映像に力を入れていないのかもしれない。

画質も4Kが最高のため、Youtubeに一歩劣る。

また、著作隣接権に非常に厳格なので、市販の音源で動画を投稿することは難しい。レコード会社に個別に許諾を得て、その上で著作権料の支払いを行えば理論上は可能だが、実際はかなりいろいろな面でハードルがあるだろう。
だが、これはそもそも動画どころか全ての利用で適用される法律なので、Vimeoは正しいことをしているだけである。

クリエイターが発表するプラットホームとしての認知度は高い。

FACEBOOK

OculasはFACEBOOKから発売されている。今後力を入れる可能性がある。360°ライブストリーミングにも対応済み。

しかし、まだ仕組みは作成中、と言ったところ。なかなか使いづらい。
また、基本的には全てFACEBOOK内で完結するように出来ていて、外部との連携は相当やりづらい。
集客も決済も全てFACEBOOK上で行うならば、選択肢になり得る。

著作隣接権にこちらも厳しく、直ぐに音声がカットされる。許諾を得ている場合はどうやって申請するんだろうか。

Media-Gather

企業向け、対個人では受け付けていない。
紙での申請で開始まで5営業日必要。

ブラウザでVRゴーグル視聴が出来る点は良い。

admintTV

こちらも企業前提っぽい。

こちらもブラウザでVRゴーグル視聴が出来る。

相場について

公開していないので見積もりを取ってみたが、初期費用5万円、月額数万円、長期契約前提、同時接続数が多い場合は追加料金、のBtoBビジネスモデルが日本の動画配信サービスの相場のようだ。

Vimeo Premiumが年間で9万円で、追加のコストや超過料金が掛からないのは、かなり良心的に思える。


Vimeo早く不具合直って欲しい。

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