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意外と知られていないその会社③

昔々の話 とは言ってもそこまで昔ではないけど…

その人が初めに入った会社は今思うとかなり違っていた。

③“本当に派閥の無い会社”

当時の部長以上の経歴を見てみても、本当に多種多様だった。

・様々な業界の外資系企業出身
・M&Aによって仲間になった人
・体育会系大学卒
・東京大学卒
・慶應義塾大学卒
・工業系大学卒
・産業系大学卒
・専門学校卒
・高校卒
・中学卒
・アルバイト出身
・フリーター
・様々な業界の中小企業出身者
Etc…

経歴もバラバラで、入社後も部署異動が当たり前の文化なので、そもそも派閥意識がありません。
取締役でも、半数は外部企業出身者だった。


・その人も最初はアルバイト入社。
⇒もちろん元々は正社員で応募していたし、そのつもりで面談を受けていた。
結果として数か月は営業アシスタントという日当が支給されているアルバイトだった。

後から聞くと、あまりにも入社してすぐに辞める人が多かったので、まず試用期間を設けてその後に正社員にしているとのこと。

※もちろん、今は応募した形態で雇用しないことはダメになっている。

・最初の部署での責任者もアルバイトの人だった。
⇒会社自体が“年齢、性別、学歴、その他問わず、多様性を重んじ、常に公平に、結果を出した人に任せる、結果を出した人を評価する。”と掲げていた。
一緒に働いていた人たちは責任者はアルバイト、アルバイトから責任者になった人、女性責任者、色々な人たちに囲まれていた。
しかも、その人たちが営業力が強い、トーク力、お酒を飲む力含めて、天才だと思う人が多かった。

そのために次勤める会社では「出身大学はどこで」、「誰誰と同期で」という言葉に違和感があった。

あるアルバイト責任者の言葉で、

乾杯という字は、杯(さかづき)を乾かすと書いて乾杯
~乾杯したからにはどんなに辛くても、しんどくても必ず杯を乾かさなければいけない。~

基本、乾杯する時の掛け声だった。
会社が掲げてが理念で“目標完全必達主義”があった。
スキル、知識、経験だけを持っている人と、強い意志だけを持っている人、どちらが最終的に成功するかというと後者であると言われている。
まずはしっかりした意思をもつことが重要。
しかし、やらされている目標に対しては、人はなかなか強い意志をもつことができない。自らがやろうと思って初めて強い意志が生まれてくる。


それを飲み会の時にやるから、それはお酒に強くなる。
おすすめはしない。


今日もいいことがありますように

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