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今はもうノエル・ギャラガーの"Dead To The World"の話しかしたくない

全人類、すでに『Dead To The World』を聴いているという前提で話しますが、最高でしたよね。ノエル・ギャラガーの一つの到達点のような楽曲でしたよね。わかります。ここにきて最高の曲をぶちかましてくるノエル・ギャラガー、ありがとうございます。正直、オアシスもソロも全部ひっくるめて、彼がこれまで書いてきた曲の中で一番好きかもしれない。えっドンルクやアクイースより?と驚かれるかもしれないが、大声でイエスと答えるよ。なぜなら、コロナ以降の数年、音楽的にやや迷走(?)していたと思われるノエルが大きな殻を破って外に出た、という意味で非常に意義深い曲だと思うから。

雨の日、コインランドリーの乾燥機にかけた洋服を持って帰る道すがらにぼ~っとYouTubeから流れてきたこの曲を聴いてたんだけど(ノエルの曲だってことも知らずに)メロディーがあまりにも天上界のそれすぎて茫然自失になった。途中でもしかしてこの声ってノエル...?と思ってクレジットを見たら本人で、めちゃくちゃ驚いた。気づいたら赤信号の道をそのまま渡ってて西武バスに轢かれて死にそうになったからね。こんな死に方、モリッシーも笑えないよ。どうせ轢死するならイギリスのダブルデッカーバスがいい。

天国の福音のような、このあまりにも美しいメロディーをあの暴言おじさんが作ったのか...と思うととんでもない感情が沸き起こってきて、さらに、あんなにサラさんや子供のことをいつも楽しそうに語っていたノエルが離婚したことなどを思い出し、色々な感情がないまぜになって涙が滝のように出てきた。

「愛が十分でなくても大丈夫だよ」という優しい囁きかけるような、意味深なリフレイン、そして絞り出したような、何かをあきらめたかのようなノエルの声、、、のえ、、、ノエル~~~!!!!

私のこの文章では、この曲の静かな悲しみや美しさは一切伝わらないので、どうか曲を聴いてください。よろしくお願いいたします。

不謹慎で申し訳ないのですが、ノエル・ギャラガーは私生活が苦しそうな時ほどいい歌を書くね…(最悪)

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