読売新聞

2日午前4時55分頃、福島県広野町上北迫の常磐道で、下り車線を走っていた乗用車が中央分離帯を越え、対向の乗用車と正面衝突した。下り車線を走行していた乗用車は横転して炎上し、運転していた横浜市緑区、大学生山本大智さん(20)が頭を強く打ち、死亡。対向車に乗っていた4歳の男児など計6人が重軽傷を負った。

 県警高速隊によると、山本さんの車に同乗していたのは20代の男性3人で、腰の骨を折るなどいずれも重傷。対向車には福島県南相馬市の家族4人が乗っており、運転者の会社員男性(51)と妻(46)、次男(4)が顔などに軽傷を負い、長男(6)にけがはなかった。

 現場は片側1車線の区間。事故の影響で、いわき四倉インター(IC)~広野IC間の上下線が午前9時45分までの約4時間半、通行止めになった。


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