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【2023年 関屋記念】全頭見解


■1枠1番 ディヴィーナ

前走、中京記念を2着から参戦するディヴィーナ。昨年、本レースに出走して5番人気に支持されたが13着と大敗した。その前に出走したヴィクトリアマイルも11着と結果が全くでない。

今年はヴィクトリアマイルで4着と負けてしまったが、メンバー上がり最速をマークしていることから、負けて強しと評価したい内容だった。同レースで着順大きく上げており、昨年から成長が伺える。

母はヴィクトリアマイルを2連覇したヴィルシーナと良血馬である。重賞初制覇に期待したい。


■1枠2番 アヴェラーレ

13戦のキャリアの中、ニュージーランドTで15着という成績以外は、大崩れがない。また、どのレースでも上がり上位のパフォーマンスを出している。

前走、京王杯スプリングCでは4着、上がり最速をマークと大健闘した。メンバーの中では重賞経験が少なく、重賞クラスの馬たちとの能力差が未知数である。ただ、抜群の安定感があり、末脚が魅力である。ノーマークは禁物と言っていいだろう。


■2枠3番 フォルコメン

重賞で二桁着順が多い。前走もオープンクラスなのに11着。ここでも厳しいだろう。


■2枠4番 コンシリエーレ

デビューから一貫してダートに出走してきたコンシリエーレ。ダートでは8戦5勝、しかもすべてのレースで掲示板内と抜群の安定感を持っていた。初芝で、芝の重賞を制覇するのはハードルが高いと考える。ただ、ダート出身ということもあり渋った馬場では、気になる存在ではある。当日の馬場状態で馬券を検討してみたい馬だ。


■3枠5番 セルバーグ

前走、中京記念で初の重賞制覇を達成したセルバーグ。前走のように、先行し展開がハマれば面白い存在になりそうだ。不安要素は、斤量58キロ、メンバートップハンデという点。前走を勝利しているため勢いがあると思いたいが、重い印は気が引ける。白三角程度か。


■3枠6番 フラーズダルム

新潟2歳Sを3着など、2歳時には好走が続いていたが、それ以降、特出した成績がない。厳しい。


■4枠7番 フィアスプライド

昨年から重賞に挑戦し、ターゴイズSを3着、エプソムCを9着。芝1600での成績がよいため、エプソムC(1800メートル)は単にフィットしていないだけ、という考え方もできる。昨年、新潟の舞台の長岡S(3勝クラス)で12着と大敗しているのが気になるが、白三角程度で検討したい馬だ。


■4枠8番 ララクリスティーヌ

前走のヴィクトリアマイルでは、14着と大敗した。芝1600は3戦2勝とマイルは問題ないと言いたいが、この馬は、芝1400メートルへの参戦が多く、好走経験も多い。マイル実績はあるとはいえ、過度な期待は禁物。


■5枠9番 ミッキーブリランテ

牡馬7歳。重賞の勝ち星はまだない。近年、目立った好走がなく、そのほとんどが凡走。厳しい。


■5枠10番 カワキタレブリー

前走のエプソムCは13着。直近1年、好走経験を持っているがそれは下位クラスの話。昨年、同舞台の五頭連峰特別(2勝クラス)で4着、このクラスで勝てない馬が重賞で好走するのは至難と言えそうだ。


■6枠11番 メイショウシンタケ

下位クラスで安定した成績を残していない。左回りの好走実績もまったくない。厳しい。


■6枠12番 ノルカソルカ

オープンクラスで二桁着順が目立つ。厳しい。


■7枠13番 サクラトゥジュール

前走、メイS(OP)では7番人気に支持されていたが、メンバー上がり最速をマークし勝利した。ただ、レーン騎手効果とも言えそうだ。今回、再び田辺騎手となるため、前走だけの成績で期待するのは危険かもしれない。


■7枠14番 ロータスランド

一昨年、同レースで勝利している。その後、数々の重賞に挑戦し、京都牝馬Sを勝利・3着、高松宮記念2着と結果を残しており、その他も大崩れが少ない。

重賞の実績だけでなく、これほど多くの重賞経験を持ったことは、成長に繋がっていると言いたい。新潟芝は母数が少ないが1-1-0-0と連対100%。2回目の制覇に期待がかかる。


■8枠15番 アナザーリリック

昨年、福島記念で初の重賞制覇を達成したが、その後、3戦すべて掲示板外。新潟の舞台は2戦し負けなしのため、舞台適正はあると考えたい。重賞を勝っているため能力はある程度あると考えたいが、馬券を検討するポイントが少ない印象だ。


■8枠16番 ラインベック

父ディープインパクト、母アパパネと超良血馬のラインベック。6歳となるが、今だ重賞の勝ち星がない。昨年の新潟大賞典で14着で大敗した後、去勢手術を行ってからは、リゲルSを2着、東風Sを1勝、前走の米子Sを2着と好走している。超良血馬に行った手術、その成果は出始めていると信じたい。念願の重賞初制覇に期待したい。


■8枠17番 ビューティフルデイ

昨年3月の芝1600メートル豊橋S(3勝クラス)で13着と大敗以降、芝1400メートル以下の出走となっている。新潟芝1600メートルは初。重賞も初。不安要素が多く、好走するイメージができない。厳しい。

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