【2023年 セントウルS】全頭見解
■1枠1番 ロンドンプラン
長期休暇明けで挑んだ北九州記念は8着と惨敗した。ただ、この馬の持ち味である末脚は上々で見せどころを作ってくれた。デビュー戦、2戦目の小倉2歳Sを勝利したときに見せた末脚は切れ味たっぷりであった。その後、京王杯2歳Sでは14着と凡走し、休み明けの前走も敗退したが、ひと叩き後の一発に期待したい馬。持ち味の切れ味のある脚を見せれたら面白い存在になりそうだ。
■2枠2番 ヴァトレニ
昨年のキーンランドCでは3着だったが、今年は5着。中央競馬の重賞はすべて掲示板外。厳しいだろう。
■2枠3番 レジェーロ
約1年半、馬券に絡んでいない。二桁着順もある。厳しい。
■3枠4番 ドルチェモア
デビュー戦を勝利した後、サウジアラビアRCを勝利し、暮れの朝日FSを制し2歳の称号を手に入れた。期待馬だったが、その後は嘘のように惨敗が続いている。直近2戦はG1とは言え二桁着順。ここは様子を見た方が良いかもしれない。
■3枠5番 ジャングロ
長期休暇明け後のアイビスSDは6着と掲示板外だった。この馬は直線が主戦場ではないので着順については度外視したい。阪神コースの実績は十分。鞍上も武豊騎手であるため、期待は大きく膨らむ。重い印で検討したい。
■4枠6番 ビッグシーザー
葵Sを3着から参戦するビッグシーザー。デビューから一貫して芝1200メートルの舞台で戦ってきた。成績は7戦4勝 4-1-2-0とすべて馬券に絡んでおり安定感は抜群である。秋の大舞台に向け賞金を加算しておきたいところ、陣営側も勝負にきているため仕上がりは問題ないと判断。
初の古馬戦となるが撃破に期待したい。
■4枠7番 エイシンスポッター
前走CBC賞では2番人気だったが6着と結果が残せなかった。ただ、メンバー上がり最速をマークしており、この馬の持ち味は発揮できた。前走の開幕週の結果をみると、今回阪神開幕週で、同じような競馬をイメージしてしまう。しかし、右回りの成績は安定しているため、唯一の功名ととらえ、馬券を検討するのもありだろう。予算に余裕があれば、白三角程度で検討してみたい馬だ。
■5枠8番 アグリ
春に阪急杯で重賞初制覇を達成した。続く高松宮記念では7着。そして前走は海外に挑み5着であった。馬券外となったが初の海外で5着は健闘したと判断していいだろう。
阪神の舞台成績は良いが、芝1200メートルは一度も馬券圏内に入っておらず、判断が難しい馬。ただ、芝1200メートルの実績がないとは言え、今回で4戦目、得意の阪神舞台での芝1200であれば、そろそろ結果が出てもよいころだろう。
■5枠9番 ボンボヤージ
昨年、北九州記念で重賞を初制覇した。その後の重賞はまったく結果が出ていない。前走の北九州記念は5着と昨年から大きく着順を落としたところを見ると、他の馬で検討した方が良いと言わざるを得ない。
■6枠10番 ピクシーナイト
2021年スプリンターズS覇者のピクシーナイト。その後、海外レース香港スプリントでアクシデントがあった以降、競馬生活から離れていた。
今年、復帰戦の高松宮記念は13着、前走のスプリングCでは8着と、まだ結果が出ていない状況。ただ、高松宮記念は不良馬場、スプリングCは芝1400と主戦場ではなかった、という点を踏まえると、度外視とまでは言わないが、過度に悲観する必要はないと考える。
G1を制したことがある馬。ポテンシャルは十分あると考えたい。目標は秋のスプリンターズSだと予想するが、その前に弾みをつけるためにも、この一戦は重要だろう。期待したい。
■6枠11番 テイエムスパーダ
昨年秋から重賞で、惨敗が続いている。二桁着順も多く、ここでも厳しいだろう。
■7枠12番 ブトンドール
前走、函館スプリントSでは2番人気に支持されるも5着と期待に応えられなかった。芝1200メートルは2-0-0-1。掲示板外はない。母数が少ないが、好材料として考えたい。いまいち評価ポイントに欠ける馬。斤量52キロのアドバンテージがあるが、それでも白三角程度での検討が妥当か・・・。
■7枠13番 ディヴィナシオン
昨年の夏に3勝クラスで勝利以降、勝ち星から遠ざかっている。二桁着順も多い。厳しい。
■8枠14番 スマートクラージュ
CBC賞3着以来、2か月ぶりとなる。ここ1年、G3で勝ててないだけでなくOPクラスでも勝ててない。6歳であるため、そろそろ結果がほしい。ただ、実績をみると推しどころがない。判断に悩む馬。
■8枠15番 モリノドリーム
今回、初の重賞となるモリノドリーム。昨年の夏にダートから芝に転向。そこから芝1200メートルで5勝1敗4-1-0-0と安定感は抜群であり、下位クラスの成績とは言え見逃がせない。初の重賞、初の阪神、開幕週と初物尽くしで不安はあるが、今後を占う試金石の一戦になると言えそうだ。過度な期待は禁物からもしれないが、穴馬として検討してみたい馬だ。
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