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【2023年 スプリンターズS】全頭見解


■1枠1番 ナムラクレア

キーンランドC勝利から参戦するナムラクレア。昨年のスプリンターズSでは2番人気に支持されたが5着となった。14戦のキャリアの中で重賞は12戦。成績は4-3-2-3と安定した結果を残している。また、重賞芝1200メートルに限定しても4-1-1-1であり、大崩れは考えにくいと考えられる。

今年は、高松宮記念2着で前走キーンランドCを勝利しており勢いはあると判断。実績踏まえ昨年からの成長は明白。リベンジに期待したい。


■1枠2番 テイエムスパーダ

前走、セントウルSで14番人気のところ勝利し大健闘したテイエムスパーダ。昨年のスプリンターズSでは15着と惨敗し、その後もシルクロードSを14着、CBC賞を8着、北九州記念を13着と散々な結果を残している。前走の勝利に目を引くが、昨年の大敗から1年間を振り返ると芝1200メートルでの結果が良くない。

逃げ戦法で勝利した前走を、強い馬たちが揃ったG1で再現できるかは疑問だ。前走の結果で過度な期待を寄せるのは禁物。


■2枠3番 ピクシーナイト

昨年、同レースの覇者、ピクシーナイト。2着馬に2馬身差をつけて勝利しており、見事な勝ちっぷりから、ポテンシャルの高さを感じることができた。その後、活躍が期待されていたが、香港スプリントでのアクシデント(左脚骨折)があってからの3戦はすべて掲示板外となっている。ただ、前走のサントウルSは8着とは言え、上がり3位であり、勝ち馬とのタイム差0.5秒である、着順は厳しいが内容は評価しても良いと考える。元々、G1を勝利するようなポテンシャルを持っている馬。何かしらの印を打っていきたい。


■2枠4番 ナランフレグ

7歳馬。昨年、高松宮記念を勝利し、スプリンターズSでは3着であった。しかし、その後は二桁着順が多く、ピークアウトと考えざるを得ない結果が続いている。厳しい。


■3枠5番 ウインマーベル

昨年、同レースで2着の成績を残したウインマーベル。リベンジと行きたいが、その後、凡走が続いている。昨年、キーンランドCを2着という成績を残したのにも関わらず、今年は16着。高松宮記念も10着という成績を見ると、ここで好走するのは酷な話と言えそうだ。厳しい。


■3枠6番 ママコチャ

今回で、芝1200メートル2戦目となるママコチャ。前走、北九州記念では、初のスプリト戦であったが、勝ち馬にコンマ1秒差の2着。負けたとは言え、上々の結果として評価したい。鞍上は川田騎手。テン乗りとは言え、ベテラン騎手の騎乗は好材料と言っていいだろう。

スプリントの適性は前走で証明済み。G1は初挑戦となるが、ポテンシャルはメンバー上位と考える。上位争いを期待できる馬。何かしらの印を打っておきたい。


■4枠7番 オールアットワンス

アイビスSDに3戦し、2021年、2023年に勝利しているオールアットワンス。
しかし、2023年のタイムは、2021年より落としている。また、その他の重賞で活躍していない。G1だけでなくG2にも出走経験がない、という点を踏まえると、いきなり大舞台で活躍するのは厳しいと言わざるを得ない。


■4枠8番 メイケイエール

今回、3回目の挑戦となるメイケイエール。2021年4着、2022年14着と昨年、着順を大きく落とした。その他、2戦目となった今年の高松宮記念も12着と、昨年の5着から大きく着順を落としている。ピークアウトを疑ってしまう。


■5枠9番 アグリ

セントウルSを2着から参戦するアグリ。末脚を発揮し上がり2位であったため、負けて強しと言っていいだろう。今年、阪急杯で重賞初勝利を達成した後、期待した高松宮記念では7着と掲示板外になった。ただ、不良馬場であったため敗因は明白。ここだけの結果で印を検討するのは避けたい。むしろ、前走のパフォーマンスを評価し馬券を検討するのが賢明と考える。

前走のような末脚を見せることができれば勝ち負けは十分考えられる。G1初制覇に期待したい。


■5枠10番 マッドクール

前走、CBC賞は1番人気に支持されたが9着と惨敗。それまで8戦しすべて馬券圏内であったため、前走の結果には誰もがはてなマークが付いているのではないだろうか。前々走の春雷Sでは、後の函館スプリントS覇者のキミワクイーンに勝っているため、ポテンシャルは重賞レベルと信じたい。G1初挑戦だが侮れない馬。


■6枠11番 ジュビリーヘッド

6歳で重賞未勝利。G1初挑戦。函館スプリントSで好走しているが、その他では目立った成績がない。洋芝のレースで検討したい馬。今回は厳しいだろう。


■6枠12番 ドルチェモア

デビューからサウジアラビア、朝日フューチュリティSを制覇し期待されたが、その後二桁着順が続いている。2歳で活躍したが、ここまで惨敗が続くと期待できない。。


■7枠13番 ジャスパークローネ

CBC賞、北九州記念を勝って2連勝中のジャスパークローネ。中山芝1200メートルは2-0-1-0と馬券圏内率100%。分母は少ないがこの成績は頭に入れておきたい。2連勝してるため勢いはあると考えたい。G1初挑戦であるため、過度な期待はできないが、何かしらの印を打っておきたい。


■7枠14番 エイシンスポッター

今年の春にフジオーシャンSで重賞初挑戦し3着と好走したが、その後、CBC賞、セントウルSでは掲示板外。中山の舞台経験がなく、推しどころが見つからない。


■8枠15番 キミワクイーン

今年、函館スプリントSで、メンバー上がり最速をマークし初重賞を達成した。前走、キーンランドCでは7着と掲示板外となったが、上がり2位であるため、一定の評価はしたいところ。重い印は難しいが、予算に余裕があれば白三角程度で検討したい馬だ。


■8枠16番 モズメイメイ

前走、北九州記念では2番人気に支持されたが10着と惨敗した。しかし、前々走の葵Sでは勝利しており、芝1200メートルの適性はあると考える。
鞍上は武豊騎手。モズメイメイとのコンビで3戦3勝してるため、手綱さばきが期待できる。トップホースが集まるG1のスプリント戦でいきなり活躍は難しいかもしれないが、侮れない存在だ。

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