ストロボライティング
こんにちは!やすひこです。
ストロボライティングのために何が必要かって
考えたたことある??
何も考えずにシャッターを押したことって
ありませんか?
今は、AUTOに設定しているとシャッターボタンを押すだけで、
カメラが自動的に判断しているので、
気にせずに撮影できますよね。
でも限界はあります。どのような条件でも、最適に撮影は
できません。
特に、夏の昼間の逆光のときとか夕景のときは、
クリップオンストロボ1台で、日中シンクロしても太陽光に
勝てないです。
勿論、わざとストロボを使わないで、シルエット撮影をするのも
1つの撮影方法です。
どうすればいい感じの写真が撮れるのか考えたことありますか?
結構、難しいのでこれだけは知っていれば必ず撮れるように
なります。
通常、夕景・夜景時は、三脚を使って、スローシャッターでレリーズを
使うと綺麗に撮れます。
また、昼間の逆光時は、日中シンクロで絞り値を
絞って、ISO感度を上げるとガイドナンバーが上がるので背景も綺麗に
撮れます。
今回は、ストロボライティングについてご紹介します。
必要な機材
ストロボライティングに必要な機材は、カメラとレンズは当たり前で
クリップオンストロボが1台~2台。モノブロックストロボが1台と
ライトスタンド、無線コントローラーが最低限必要です。
屋外で撮影
レンズは、開放で撮ると空が必ず白とびしますので、高級レンズは
必要ないです。あえて、背景を白とびさせる場合は別です。
また、日中シンクロの場合は、NDフィルターかCP-Lフィルターが
あった方がいいですし、夕景のときは、NDがあると夕日が綺麗に
撮れます。
スタジオで撮影
スタジオで、ストロボライティングする場合は、上記の機材に加えて
レフ板(なるべく大きいもの)とかバック紙があると色々と撮影の幅が
広がるのであると便利です。
スタジオの場合でも、事前に見学してくださいね。大きさや
使える備品などが違いますので、ない場合のことも考えて
色々とスタジオを見学して、備品の確認した方がいいです。
最悪の場合は、自前で用意するこになります。
最低限必要なのは、カメラ・レンズは勿論のこと、
スタジオの場合は、ストロボでもいいですけど
ストロボだと人数分用意しないといけないかもしれないので
LEDが便利でいいです。
今は、スタジオのほとんどのところではあると思いますが
なるべく大型で可変で色温度が変えられるのがあれば
バリエーションが増えていいです。
スタジオにないときは、自前で用意するか、スタジオに
あるものとクリップオンストロボで撮影することになります。
スタジオの蛍光灯などの照明は、全て消して真っ暗闇になる場合を
除いて消したほうが、色被りを防げます。
レタッチでも色被りを修正できますが、全てを修正しきれないことも
でてきますので撮影時に色被りを防いだ方がのちのちレタッチが楽に
なります。
屋外の場合、三脚が使えるところでは使ったほうがいいですけど
場所によっては使用禁止なところもあります。この時は、ISO感度を
上げて露出を決めてからストロボライティングします。
通常、ISO感度を下げて、スローシンクロすると綺麗に背景も入りますが
三脚が使えないとなかなか厳しいです。
今は、手ぶれ補正が付いているから
大丈夫と思うかもしれませんが、手ぶれONでも1秒でシャッターを
切っても絶対に手ぶれを起こさない自信があればいいですが、実際には
無理だと思います。
絶対の自信がある人は、挑戦してみてください。
絞り値 F6.3
シャッター速度 1/8秒
ISO感度 800
モノブロックストロボを使用
ストロボを使ってのスローシンクロで背景まで
の距離があるので絞りを絞っています。
被写体と背景が近ければ絞りを開けます。
単焦点レンズ28mmレンズで撮影。カメラは
フルサイズの初級機を使用しています。
このときは、キヤノンのカメラでしたので
手ブレ補正はレンズにしかないので手ブレ補正が
付いていない単焦点レンズを使っての撮影なので
三脚を使用しています。後レリーズを使用しています。
絞り値 F4.0
シャッター速度 1/50秒
ISO感度 800
露出補正 -0.7
クリップオンストロボ使用
標準ズームで焦点距離40mmで撮影。カメラは、
ペンタックスのAPS-Cのデジタルの中級機を使用しています。
この時は、データでもわかるように手持ちで撮影しています。
ストロボを使わないと雪を表現できません。
絞り値 F5.6
シャッター速度 1/250秒
ISO感度 800
露出補正 0
モノブロックストロボ使用
この時は手持ちですけど、ストロボをライトスタンドにのせています。
スローシンクロをしないと背景は暗くなります。
この時は、ポートレート撮影なので被写体メインなので
背景をあえて暗くしています。
絞り値 F5
シャッター速度 1/4000秒
ISO感度 2500
フラッシュ クリップオンストロボ2台使用
雨粒を写真に収めるためには露出補正で-5ぐらいにしないと
いけません。この時間は、14時ぐらいで、大雨でした。
ISO感度をノイズが出ないぐらいにまで上げて、シャッター速度も
上げると露出はマイナスになるので前後からストロボをフル発光で
撮影して被写体の顔が明るすぎる場合はストロボの発光のみ一段階
落とします。
絞り値 F4.5
シャッター速度 1/160秒
ISO感度 200
フラッシュ クリップオンストロボとモノブロックストロボ使用
この時も、前後からストロボを発光しています。ただ、
前回はISO感度を上げていましたが、この時は、ISO感度は
上げずに露出補正を-5にして撮影しました。
雨粒が若干小さいのがわかりますか?それに背景もあまり暗く
なっていませんよね。背景を暗くしないと雨粒を写真で表現
出来ないので注意が必要です。
絞り値 F2.8
シャッター速度 1/30秒
ISO感度 1600
露出補正 +0.3
フラッシュ クリップオンストロボ使用
その他 大型LED 2台
大型LEDで彼岸花を照らしてあかるくしてメインの被写体に
ストロボを当てて撮影しています。
ISO感度を上げるとクリップオンストロボでも発光量は
上がるので撮影はできるのですがシャッター速度が1/30秒
なので背景は真っ黒になります。
上記の撮影場所は、夜になると真っ暗になるので
LEDで彼岸花を照らして、被写体のモデルさんはストロボで
撮影しています。
スタジオでのライディングの作例
まず照明をすべて消して、露出を測ります。一度、撮影して確認する。
当然、被写体のモデルさんは暗く写るのでストロボのスイッチをONに
して撮影して、露出の確認をする。露出オーバーならストロボの光量を
1/2→1/8などのように光量を下げて被写体の露出の確認をして撮影する。
クリップオンストロボを天井にバウンスさせてレフ板代わりにして
撮影する。
バウンスさせるので、光量を上げて撮影しないと露出アンダーに
なります。
まとめ
ライティングは最初のうちはスタジオなどの室内から
撮影の方が覚えやすいです。それでも、ストロボは、
必要なので無い人は買うことをオススメします。
私が今まで色々なスタジオを使わしてもらっていますが
ストロボなどの備品がそろっているところは少なかったです。
本格的な写真のスタジオなら置いていましたが、スタジオの
ストロボはカメラにシンクロ接点がないと使えなかったので
プロ機以外にシンクロ接点が付いているカメラが
ほとんどなかったので使える人が少なかったです。
今では、TTLのストロボ撮影は当たり前ですが、モノブロックや
スタジオ用大型ストロボではマニュアル発光が当たり前なので
マニュアル発光も覚えてください。
意外と覚えるとTTLより使いやすいし露出も決めやすいです。
屋外での撮影では、モノブロックストロボがあると便利ですが
クリップオンストロボでも大丈夫です。ただし光量が足りないことも
でてくるので、最低2台はあるといいです。
純正のクリップオンストロボは高いので【ゴドックス】のように
純正ではないのでいいです。値段も半分ぐらいなので購入しやすいです。
私のオススメは、ゴドックスのV1です。光量もそこそこありゴドックスの
モノブロックストロボも無線でコントロールできるので様々な場所で活躍
できます。
純正のクリップオンストロボでは、コメットなどのモノブロックストロボは
勿論、使えないので用途は限られてきます。
しかし、仕事の撮影(ウエディングなど)ではモノブロックストロボは、
使わないので、スタジオで広告写真を撮るときとか
作品撮り以外に必要ないかもしれません。
何を撮るかによるので、慎重に検討してください。
ここまで読んでいただいて
ありがとうございます。
これからもカメラに関する情報とか
撮影ノウハウを発信していきますので、
楽しみにお待ちください。
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