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Power Automate Desktopで変数を使った計算時に構文エラーが発生する問題の解決方法

はじめに

Power Automate DesktopでExcelのデータを操作し、複数のセルの値を足し合わせる処理を行おうとした際に、変数の参照方法で構文エラーが発生しました。今回は、この問題をどのように解決したかを共有します。

問題

以下のように、Excelのデータを取得して変数に格納し、さらに特定の行・列のデータを使用して計算を行おうとしたところ、構文エラーが発生しました。

%ExcelData2[%NewVar%][4]% + %ExcelData2[%NewVar%][5]% + %ExcelData2[%NewVar%][6]%

この構文で、特定のインデックスを参照しようとしたところ、変数の指定方法が正しくないというエラーメッセージが表示され、処理が実行できませんでした。

原因

Power Automate Desktopでは、変数の参照方法に注意が必要です。特に、変数を文字列として扱うために `%` で囲む場合、その中で変数やインデックスの扱い方が重要です。今回の例では、`%NewVar%` が余計に `%` で囲まれていたためにエラーが発生していました。

解決方法

変数やインデックスを正しく扱うために、以下のように修正します。

修正前

%ExcelData2[%NewVar%][4]% + %ExcelData2[%NewVar%][5]% + %ExcelData2[%NewVar%][6]%

修正後

%ExcelData2[NewVar][4]% + %ExcelData2[NewVar][5]% + %ExcelData2[NewVar][6]%

ポイント

  • 変数名やインデックスは `%` で囲まない:`NewVar` はすでに変数として認識されているため、`%NewVar%` と囲む必要はありません。これにより、変数の値が正しく参照されます。

  • 演算子の前後にスペースを入れる:`+` 演算子の前後にスペースを入れることで、Power Automate Desktopが演算子を適切に認識します。

結果

この修正により、構文エラーが解消され、問題なく計算を行うことができました。

発展

以下の入れ子のような形でもおそらく機能する

%ExcelData2[DataTableMatches[0][0]][4]%

まとめ

Power Automate Desktopで変数を扱う際、特にインデックスの参照や変数名の指定方法に注意することが重要です。今回のようなエラーは構文を整理するだけで解消できることが多いので、同じような問題に直面した場合は、ぜひ参考にしてみてください。



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