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投資についての考え方
コストとリターンの関係について
一般的に投資のリターンとコストについては比例する。
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この図が示しているのは「高い期待を得るなら多い負担をしなければならない」ということである。そして多くの人は同じコストでリターンを上げるかリターンを同じ状態でコストを下げるということを行う。
![](https://assets.st-note.com/img/1667758796450-J5dvI6rpXQ.png)
ここまでの話は至って平凡な話であり、これらの説に関しては疑義を挟む人は少ないであろう。そしてこの説に基けばある残酷な真実が導き出せる。すなわち、富める者ほど富むという真実である。
もしも100万円を元手に10倍に資産を増やせば1000万円となる。他方、2000万円を2.5倍に増やせば5000万円となる。元手に20倍の差があればコストが1/4倍でリターンが5倍に増やすことができるのである。
$$
A \rightarrow 100万 \times 10倍 = 1000万\\
B \rightarrow 2000万 \times 2.5倍 = 5000万\\
リターン \rightarrow B \div A = 5000万 \div 1000万 = 5倍 \\
コスト \rightarrow B \div A = 2.5倍 \div 10倍 = 0.25 = 1/4倍
$$
さらにこの考え方を用いると感覚に反することも理解することができる。すなわち、「より大きなリターンを得る時にはよりコストをかける」という選択もあるのである。
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これは私の経験上、日本では嫌悪される考え方である。というのもサンクスコストで判断を見誤っている可能性があるためである。日本人はむしろもう方の方の「コストを削り、利益率を上げる」という戦法を取ろうとする。しかし、上で挙げた動きの逆が起こることもある。こうなれば人はリターンを失ってしまう。よりコストを投下することでより大きなリターンを生むことも考えるべきなのである。
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