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モンスターハンターライズの太刀の基本的な使い方(初心者向け)

こんにちは、しがないモンハンプレイヤーの中村たかおと申します。

モンスターハンター2で追加されて以来不動の人気を誇る武器種である太刀。和風の世界観も相俟ってモンスターハンターライズでは遂に初期武器種に抜擢され、公式で調査された人気武器種ランキングでは終始1位をキープしていました。斯く言う私もライズでは太刀をメイン武器種としていました。

ソロプレイ限定の里クエストは太刀だけで攻略しました。
ライズの時点では225回は最多の使用回数でした。
MRでは一度も使用していません()

この記事ではライズを新しく始める初心者の方に向けて太刀の使い方やその強み、弱みについて簡単に触れていきます。拡張追加コンテンツであるモンスターハンターライズ:サンブレイクの発売に伴ったアップデートで調整された点には触れていきますが、サンブレイクで新たに追加された技や要素には言及しない事はご了承ください。


システム

体力ゲージとスタミナゲージの下、斬れ味ゲージの右隣に太刀の形をした練気ゲージがあります。

初期状態でのX攻撃のダメージ

攻撃を与える事で練気ゲージが白く溜まっていきます。

赤オーラ状態でのX攻撃のダメージ

この溜まった練気ゲージを消費して使える特定の技をモンスターに当てると、練気ゲージの外枠のオーラ色が変わります。オーラの色は始めの無色から白→黄→赤の段階があるのですが、オーラの色の段階に伴って全ての攻撃にかかる威力上昇補正の数値も上がり、赤では最大の1.12倍の補正がかかります
時間経過に伴い練気ゲージのオーラが短くなり、一定時間が過ぎるとオーラの色段階が一つ下がります。無論オーラの色段階を上げられる特定の技を当てればオーラの色は元に戻ります。また赤オーラ中にその特定の技を当てればオーラの長さを元に戻す事が可能です。
太刀の根幹は如何に素早く練気ゲージのオーラの色段階を赤色まで上げ、その赤オーラを維持出来るかというところにあります。

余談ですが、練気ゲージのオーラの色段階に伴って刀身の色が変わるギミックがあります。マルチプレイで味方のプレイヤーに練気ゲージの色がバレます。


モーション

X攻撃

抜刀中にXボタンを4回押すと踏み込み斬り→縦斬り→突き→斬り上げを繰り出します。
踏み込み斬りと縦斬りの練気ゲージ回収量が、突きと斬り上げと比べ多いです。

A攻撃

抜刀中にAボタンを2回押すと、X攻撃の3段目と4段目の突き→斬り上げを繰り出せます。
突きのモーションの時間が短いので、様々な派生攻撃の初段の技として使うと便利です。

踏み込み斬り

納刀時にXボタンを押すと抜刀攻撃として踏み込み斬りを繰り出せます。

抜刀二連斬り

8種類の太刀を生産または強化する事で解放される、踏み込み斬りとの入れ替え技です。
踏み込み斬りと比べると攻撃判定が狭く、また縦斬りと後述する斬り下がり、移動斬りへの派生が出来なくなっています。これにより特に高い位置にある弱点部位を狙う事が難しいのが欠点です。
しかし技の出始めにダメージ軽減効果もあるハイパーアーマーが付与されています与ダメージは踏み込み斬りの約倍であり、練気ゲージの回収量もゲージの半分近くと踏み込み斬りより更に多くなっています。それに加え踏み込み斬りには無かった後述する気刃斬りⅡへの派生が追加されており、オーラの色段階を上げ易いです。
欠点を加味しても全体的に踏み込み斬りより優秀であり、入手したら積極的に選択したい入れ替え技です

気刃大回転斬り連携

ZRボタンを4回押すと練気ゲージを消費しつつ気刃斬りⅠ→気刃斬りⅡ→気刃斬りⅢ→気刃大回転斬りを繰り出し、最後に自動で納刀します。
最終段の気刃大回転斬りをモンスターにヒットさせるとオーラの色段階を1つ上げ、赤オーラ時ならオーラの長さを回復します。練気ゲージが途中で尽きるとその時点で派生が止まり、気刃大回転斬りを出せなくなります。
過去作では広範囲の気刃大回転斬りが味方の行動を阻害すると、マルチプレイでは忌避されがちな技でした。しかし前作のモンスターハンターワールドから追加されたひるみ軽減というスキルをLv1入れる事で味方の太刀からの被弾を完全に無効に出来るようになったので、マルチプレイ中でも気にせず振りましょう。

気刃無双斬り連携

里クエストを☆3または集会所クエストを☆2まで進めると解放される、気刃大回転斬り連携との入れ替え技です。ZRボタンを4回押すと練気ゲージを消費しつつ気刃斬りⅠ→気刃斬りⅡ→一文字斬り→気刃無双斬りを繰り出します。
練気ゲージに関する仕様は気刃大回転斬り派生と同様です。
最終段の気刃無双斬りは、気刃大回転斬りと比べ攻撃範囲が狭く当て辛いです。その代わりに火力が高く、最後の自動納刀が無い為その後の行動の自由度も高いです
三段目の一文字斬りはスティック未入力ならその場で素早く、スティックを入力したらその方向へ前進しつつ繰り出す事が可能であり、気刃無双斬りの欠点をカバー出来ます。更に一文字斬りからは気刃無双斬りの他に後述する斬り下がりや見切り斬り、特殊納刀、鉄蟲糸技へも派生可能であり、攻防共に優れた技です。
どちらの派生を選択するかは個人の好み次第ではありますが、総じて気刃無双斬り派生の方が強力であると言えます。太刀の操作に慣れていないうちは気刃大回転斬り派生を、ある程度使えるようになってきたら気刃無双斬り派生を選択し練習してみるといいでしょう。

X+A攻撃

X+Aボタンで後方に下がりながら斬り払う斬り下がりを繰り出します。更に派生攻撃として使用すると斬り下がりの他に、左右にスティックを入力する事でその方向へ移動しながら斬りつける移動斬りも繰り出せます。
上手く使えばモンスターの攻撃を避けつつ攻撃を与えるという芸当が可能です。

斬り下がりや移動斬りからZRを押すと気刃踏み込み斬りを繰り出します。気刃踏み込み斬りからは気刃斬りⅢまたは一文字斬りへと派生し、気刃斬りⅠと気刃斬りⅡをスキップ可能出来ます。
適切に使えばただ気刃斬りを繰り出すより安全に気刃大回転斬りまたは気刃無双斬りを繰り出せる場合が多いです。

見切り斬り

攻撃後ZR+Aボタンを押すと派生攻撃として、一度翻りながら大きくバックステップして、その後大きく振り込んで斬り上げる見切り斬りを繰り出せます。
翻ってからバックステップが止まるまで長い無敵判定があり、止まってから踏み込むまではダメージ軽減効果もあるハイパーアーマーが付与されています。そしてこのモーション中には見切りと呼ばれるカウンター判定が存在します。

見切りが成功するとピキーンというSEと共に白いエフェクトが発生します。見切り斬りを繰り出した時点で練気ゲージが全て消費されるのですが、見切りを成功させた場合モンスターに斬り上げを当てると練気ゲージが最大まで回復します
そしてその後気刃大回転斬りまたは気刃無双斬りへと直接派生可能で、モンスターに当てればオーラの色を1段階上げるないし赤オーラを維持出来ます
気刃大回転斬り派生や気刃無双斬り派生より手早くオーラの色段階を管理出来る、太刀の立ち回りを支えるカウンター技です。

特殊納刀

攻撃後にZR+Bボタンを押すと特殊納刀という前傾姿勢の居合の構えを取ります。
硬直が長い攻撃もキャンセル可能な事と、発動時にスティック入力した方向へ360°転回出来て軸合わせがしやすい事が強みです。
納刀術というスキルを発動させていると納刀モーションが高速化します。この点は後述します。

居合抜刀斬り

特殊納刀中Xボタンを押すと前進しながら2回斬りつける居合抜刀斬りを繰り出します。
攻撃を当てると練気ゲージが一定量時間回復します。手早く済むモーションであり、また居合抜刀斬りから様々な攻撃に派生出来て便利です。

居合抜刀気刃斬り

特殊納刀中ZRボタンを押すと居合抜刀気刃斬りという高威力の居合斬りを繰り出します。

モーション発生時にカウンター判定があり、カウンターを成功させるとダメージ軽減効果もあるハイパーアーマーが付与された居合斬りの後に3ヒットの追撃が発生し、更にオーラの色段階が1つ上がるないし赤オーラが回復します。またカウンター成功時に限り踏み込み斬り、気刃斬りⅢまたは一文字斬り、特殊納刀に派生が可能になり後隙を消す事が出来ます。
高火力でありながらオーラの色段階を管理出来る、太刀の主力技と言っても過言ではない非常に強力なカウンター技です

余談ですが、カウンターを成功させればモンスターが遠くへ移動しても3ヒットの追撃は発生します。どういう事なの…

飛翔蹴り

翔蟲ゲージを1消費してZR+Xで発動する鉄蟲糸技です。鉄蟲糸を斜め前上に飛ばして移動しつつ、飛び蹴りを放ちます。
飛翔蹴りがヒットすると自動的に落下突きを繰り出しますが、ヒット後ZRを押すとオーラの色段階が1つ下がるものの高威力の気刃兜割を放ちます。オーラが無色の時は気刃兜割は発動出来ません。
蟲ゲージのリロードが32秒と長く連発は出来ませんが、ここぞという場面で気刃兜割を狙いましょう。

飛翔蹴りが外れるとあらぬ方向へ飛んで行きジャンプ移動となり、着地時に一閃します。
基本的に気刃兜割をしっかり当てたいので、モンスターと密着している時に使うのが無難です。マルチプレイ中に外しているのを味方に見られたら、移動のために使ったと誤魔化しましょう。

桜花鉄蟲気刃斬

集会所クエストの☆6に追加される解放クエストをクリアする事で追加される、飛翔蹴りと入れ替えられる翔蟲ゲージを1消費する鉄蟲糸技です。
前方移動しつつ2回斬りつけ、当たったらその後10ヒットの追撃が発生しつつオーラの色を1段階上げるないし赤オーラを回復します
最も手軽にオーラの色段階を上げられる技であり、色段階が白以下の時は気刃兜割よりも威力が高いと初心者でも使いやすい技です。
しかし翔蟲ゲージのリロードが36秒と長い事と、入手タイミングがライズのストーリーの後半になってからと遅い事がネックとなっています。居合抜刀を主体とするライズの太刀では初期から使用可能な飛翔蹴りがそのまま採用される事が多いです。

水月の構え

翔蟲ゲージを2消費してZR+Aで発動する鉄蟲糸技です。鉄蟲糸を前面に大量に張り巡らせ、長時間構えます。

展開した鉄蟲糸にモンスターの攻撃が触れると、オーラの色段階を1つ下げながら即座に単発高威力のカウンター技をヒットさせます。カウンター成立後は斬り上げか気刃斬りⅢまたは一文字斬りへ派生可能です。
事前動作無しで発動出来またカウンターの受付時間も長いので、咄嗟のリカバリーに使い易い技です
しかし同時にモンスターの攻撃が当たらなかった場合、長時間その場で構えて隙を晒すだけになってしまうので使うタイミングは見極めましょう。
また翔蟲ゲージのリロードも1つに10秒の計20秒であるものの、発動後10秒間は翔蟲ゲージを使用するアクションが一切出来なくなるので注意が必要です。
更にこの技にはハイパーアーマーが付与されておらず、複数ヒットする攻撃には無力なのも欠点です。


スキル

モンハンには発動させる事でハンターを能力を高めるスキルが沢山ありますが、中には特定の武器種の立ち回りを大幅に強化するものもあります。
今回は太刀とのシナジーが良いスキルを2つ紹介します。

納刀術

その名の通り武器の納刀速度が上がるスキルです。
太刀の特殊納刀への効果が大きくなる仕様があり、最大レベルのLv3まで発動させるともっさりしていた特殊納刀のモーションが一瞬で終わるように変化します

これが納刀術のスキルが無い時の動きで、

これが納刀術Lv3を発動させた時の動きです。
そして特殊納刀の速度向上に伴い居合抜刀斬りと居合抜刀斬り斬りの使い勝手も良くなります。

特に居合抜刀気刃斬りは小さな隙でもカウンターを成立させられるようになり、立ち回りが大幅に強化されるだけでなくオーラの色管理が非常にやり易くなります。
発動させるスキルは人に強制されるものではありませんが、納刀術Lv3は太刀の必須スキルと言って過言ではない程強力です

クロオビSシリーズ一式で発動するスキル

初心者救済用の防具であるクロオビSシリーズは一式でライズのストーリークリアに十分な性能を誇りますが、納刀術Lv3の発動には難を抱えており太刀との相性は他武器種と比べると悪いです。

下位で作成出来る納刀術Lv3の装備の一例
下位で作成出来る納刀術Lv3の装備の一例
上位で作成出来る納刀術Lv3の装備の一例
上位で作成出来る納刀術Lv3の装備の一例

幾つかの部位に納刀術のスキルを持つ物を採用する事で納刀術Lv3を発動させる事が可能になります。
攻撃スキルのレベルが下がり火力も落ちますが、その分手数が圧倒的に増えるので結果的に火力は上がります。また防御力も下がってしまうのですが、クロオビSシリーズの防御力が特に序盤で高過ぎるだけであり、上の画像のような混合装備の防御力でも十分です。
ライズのストーリーを一気に進める際に太刀を使用する場合、クロオビS一式に拘らず納刀術Lv3が発動している混合装備も是非使ってみてください。納刀術Lv3の呪いにかかります。
またストーリーを進めマカ錬金が解放されたら、納刀術のスキルを指定して護石の抽選を行いましょう。

翔蟲使い

翔蟲の使い勝手を上げるスキルです。
Lv1でマップで入手した野生の翔蟲の使用可能時間が1分30秒から1分57秒に延長され、
Lv2で翔蟲受け身のクールタイムが16秒から12.8秒に短縮、そして
Lv3で地上にいる時に翔蟲のクールタイムの回復速度が1.2倍になります。
Lv1とLv3発動時の効果が強力であり、鉄蟲糸技のクールタイムがどれも長い太刀では可能ならLv3を発動させたいです。しかしストーリー攻略中はスキルを充実させるのが難しいので意識し過ぎなくても大丈夫です。


テクニック

小タル居合

納刀術Lv3を発動させている時に使える、置いた小タル爆弾で居合抜刀気刃斬りのカウンターを成功させるテクニックです。
気刃大回転斬り派生や気刃無双斬り派生よりも手早くオーラの色段階を上げるないし赤オーラを回復させる事が出来ます。カウンターを成立させる攻撃が来ない状態であるモンスターのダウン中等で使います。
マルチプレイ、特に味方との意思疎通が難しい野良マルチでは小タル爆弾で味方の攻撃を阻害しかねないので使うのは非推奨です。


太刀の長所

太刀の強みは立ち回りの強さと手数にあります。
太刀は3種類のカウンター技を備えており、それらを適切に使い分ける事で安全に立ち回る事が出来ます。上級者であればモンスターの攻撃を全ていなし一方的に封殺するなんて芸当すら可能になります。
また見かけに反して手軽は多いです。近接武器でモンスターを狩る場合、モンスターの攻撃を避けて出来た隙に攻撃を叩き込むターン制のヒット&アウェイが基本になります。しかしカウンター技を多く備えている太刀の場合モンスターの攻撃のターンを自身の攻撃のターンにする事が可能です。他の近接武器種と比べるとその分攻撃出来る時間が長いと言えます。
そして何よりカウンターを上手く決めるととてもキモチイイです。


太刀の短所

一見隙が無いように見える太刀ですが幾つか弱点もあります。
まずカウンターに重きを置いている武器種であるため、初見の時を含め慣れていないモンスターへの対応力は低いです。
続いて多段攻撃に弱いです。複数ヒットする攻撃をカウンターしようとした場合、1段目でカウンターを成功させた判定になったとしても2段目以降の攻撃はカウンターを貫通してしまいます。水月の構えは多段攻撃に吹っ飛ばされ、居合抜刀気刃斬りと特に反撃のテンポが遅い見切り斬りはハイパーアーマーが仇となり連続ダメージを受けて死ぬリスクがありますカウンターしても大丈夫な攻撃か、それともちゃんと避ける必要がある攻撃かをしっかり見極めましょう
更にマルチプレイへの適切が低いです。マルチプレイではモンスターのターゲットが分散し、攻撃をカウンターする機会が減ってしまいます。また罠やスタン等の拘束サポートによるPTメンバーが畳み掛けられるチャンスも太刀はカウンターを決める事が出来ず他武器種と比べ恩恵が小さいです。


以上がライズの太刀の使い方と強み、弱みの簡単な解説となります。
何より気刃ゲージのオーラの色段階を赤色にする事が大切です。そして3種類のカウンター技である受け付け時間が長い見切り斬り、火力とオーラの色段階の管理に優れる居合抜刀気刃斬りと、即座に安定して高火力を叩き込める水月の構えを駆使してモンスターを斬り伏せましょう。

この記事が皆様のよきモンハンライフの一助となれば幸いです。最後まで読んでくださり有難う御座いました。


おまけ

リオレイアの狩猟での重ね着
ティガレックスの狩猟での重ね着
ラージャンの狩猟での重ね着

ライズには重ね着という武器や防具の性能はそのままで外見のみを変えられる機能があります。
これらは全て有料DLCを購入して使えるようになるものですが、クロオビ(S)シリーズがダサいと感じるなら気に入ったものがあれば買ってみて、普段の狩りを一味違うものにするのも面白いかもしれません。あと私は別にCAPCOMの回し者ではありません。

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