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はじめての冬キャンプ・雪中キャンプ

みなさんこんにちは。今回は ” はじめての冬キャンプ(北海道の雪中キャンプ)”についてお話しします。

はじめての雪中キャンプって、ワクワクより不安の方が大きいと思うのですが、1度はやってみたい!っていう方も多いんじゃないかと。私もその1人で、最初は、Youtubeの動画をとにかく見まくって、いろいろ情報収集しました。

この記事は、これから冬キャンプデビューする、初心者キャンパーさんにとって参考になればと思います。

私について

・北海道生まれ、北海道育ち
・寒がり!(寒さ耐性低め)
・キャンプ歴2年目
・雪中キャンプ経験は10回くらい(他、冬は氷上ワカサギ釣りしてます)
・移動手段は軽自動車

キャンプ場選び

まず、キャンプ場選びについてですが、車横付けできるキャンプ場がおすすめです。車横付けできたら、荷物の積み下ろしも楽です。
荷物が少なければ駐車場に車をとめて、サイトまで歩いていけばいいのですが、はじめてなら車横付けができると楽です。

あと、もしポータブル電源を持っていなかったら、電源サイトがおすすめです。(ポータブル電源なくても電気毛布が使えます)

ただし電気ストーブは、ほぼ使えないと思った方がいいです。使えたとしても、たいしてテント内あたたまらないです。(経験者は語る…)
テントの大きさにもよりますが。ワット数低いものじゃないとブレーカー落ちて使えないので注意。

天気予報は見よう

キャンプができるかできないかの判断は、風速と大雪が降るかどうかでしています。風速6メートル以上だと、テント崩壊する危険もあるので、中止を検討した方がいいです。

雪ですが、ティピーテント、ワンポールテントとか、テントの上に雪がつもらないような形なら雪がふっても大丈夫だと思います。

ですがが、私が持ってるソロソウルウォウウォウみたくテントの上に雪がつもるようなテントだと、大雪が降る日は厳しいと思います。寝ている間にテント崩壊する可能性もあります。そうゆうテント持ってる方は、雪がふらない日を狙いましょう。

まずは雪かき

キャンプ場について、まずは雪かきをします。地面が平らになるように意識します。テント内にストーブや寝床を置いた時、凸凹になっていると大変です。寝ごこちが悪かったり、ストーブが倒れる可能性もありますので、平らになるようにします。
キャンプ場によっては、スコップは貸出してくれるところもあります。

テントをたてる、ペグ問題

雪かきが終わったら、テントをたてるのですが、ここで壁にぶち当たります。いつものペグじゃ効かない!ペグがぬける!といった感じになるかと。

雪質にもよりますが、個人的におすすめなペグを書いておきます。

ある程度雪が積もっている地面:スノーペグや100均のプラスチックペグ
ふかふか雪、さらさら雪など、普通の雪が積もってる場合で、地面がほぼ見えない場合は、いつものペグが効きません。個人的には100均のプラスチックペグ(砂地用のペグ)が安価でおすすめですが、もろいので折れたりします。数本、余分に買っておくといいと思います。ソリステ等の通常ペグを使う場合は、1ヶ所につき2本をクロスさせて固定し、雪に埋めるのもありです。昨年は結構やってましたが、本数を使うので、やっぱり100均のプラペグがおすすめかな!

▲100均のプラスチックペグ:セリアで売ってます

地面が見えている場合:ソリステ等
雪がほぼ無く、地面が見えてる場合は、いつも使っているペグで大丈夫です。ただ撤収の時、地面が凍ってペグが抜けない!という状況になるかと。そうゆう場合は、私はペグをねじって(くるくる回すように)ゆるめてから抜いたり、お湯を少しかけて溶かしてから抜いています。

▼このような地面です(52秒くらいから)

雪はほぼ無く凍っている場合:アイスペグ
カッチカチに凍ってるような地面の場合、普通のペグ(ソリステ)など刺そうと思っても、カチカチ地面が割れて、ほぼ意味ありません。そうゆう時はアイスペグがおすすめです。氷上ワカサギ釣りの時によく使うのですが、ねじを巻くように地面におしつければ、簡単にペグがささります。

▼このような地面の場合、アイスペグを使った(57秒からご覧ください)

▼アイスペグの使い方(50秒くらいから)


ザラメ雪:100均のプラスチックペグ

春先や気温が高い時期が続くと、ザラメ雪になると思います。その時は100均のプラスチックペグ(砂地用のペグ)がいいと思います。実はまだ試したことがないのですが、砂地では大丈夫だったので、ザラメ雪でもいけると思います。

▼こんな地面です。ペグが効かなかった動画です(4分47秒くらい)

▼同じくザラメ雪。ペグ2本で強引にたてたけど、テントがピンとはってない。風速強いと危険だったと思います。(30秒くらいから)


テントの周りを雪で埋める

テントと地面の間に隙間があると、冷たい風がどんどん入ってきます。私はテントの周りを雪である程度埋めて、隙間をなくしています。ただ注意点があって、全ての隙間を埋めないこと!全て埋めると、一酸化炭素中毒の危険性が高くなります。

▼こんな感じです(8分49秒くらいから)

お座敷スタイルで底冷え対策

もしお座敷スタイルができるなら、底冷え対策にもなるのでおすすめです。特に寒いのが苦手な人におすすめ!
ただ、ブルーシートは滑ります。私は銀マットを裏返しにしてひいてから、その上にブルーシートをひいてますが、ブルーシートを固定させるためにペグをうっている人もいたので、そちらも良さそうです。

私はお座敷スタイルにする場合、銀マットを裏返しにしてひいてから、ブルーシート、レジャーシート(裏が銀になっているやつ)、ニトリの蓄熱ラグマットをひいてます。

灯油ストーブか薪ストーブなら?

灯油ストーブか薪ストーブなら、はじめての場合は断然!灯油ストーブがおすすめ。持っている灯油ストーブが、どれくらいの時間、燃焼するか「燃焼時間」は事前にチェックしておきましょう。キャンプ中に灯油がきれると、一気に寒くなりますので、滞在時間にみあった灯油の量を灯油タンクに入れて(ポリタンクに灯油を入れて)持っていきましょう。
ストーブの下は高さを上げた方がいいです。周りの地面の雪がとけて、ストーブが傾くのを防止します。

一酸化炭素チェッカーは2つ

灯油ストーブでも、薪ストーブでも、とにかくテント内で火を使う場合は一酸化炭素チェッカーは2つ持って行った方がいいです。万が一、1つが稼働しなかったり、誤作動をおこしてしまった場合、2つあると少しは安心です。
とにかく冬キャンプは一酸化炭素中毒は、本当に気をつけた方がいいと思います。こちらの動画が参考になるので、事前に勉強して挑みましょう。

焚き火するだけで暖かいは幻想

ストーブが無くても、焚き火すればいいじゃん!とお思いの方もいるかもしれませんが、寒さ耐性があるかどうかと、外気温によると思います。私はマイナス5度以下だと、寒くて焚き火がつらいです。外気温マイナス17度の時は、1時間ともちませんでした(寒すぎて無理!状態)
寒いもんは寒い!息をするだけで鼻毛が凍る寒さの場合、ぜんっぜんあったかくない!私は冬キャンプする時は、ほとんど焚き火しません。テントにこもって、ストーブで暖をとります。調理もストーブ調理でOKです。

クーラーボックスは必要?

外気温によりますが、すごい温度が低かったら、片っ端から食材や飲み物、水が凍ります。雪の中にビールや飲み物うめたら、だいたい凍る。飲んでる途中や食べてる途中でも、10分くらいしたら凍る。
なのでクーラーボックスは、食材や飲み物を冷やすためではなく、冷えるのを防止するために必要です。
が!ずぼらな私は、食材凍ってもいいやー!と思ってるので、わりと放置。テント内に置いておいてます(テント内は灯油ストーブでぬくぬく)

とにかく寝床大事!

寝床さえちゃんとしてれば、なんとかなると思う。Youtubeなどでいろんな人の冬の寝床情報を見ますが、寝床の作り方は十人十色です。
私はナンガのオーロラ1000(コラボ商品)と、ハイコット、インフレーターマット、電気毛布、カンガルーテント、湯たんぽ、シュラフカバー、カイロを基本的に持って行ってます。

夜は底冷えがきついので、高さがでるコットはおすすめです。インフレーターマットは底冷え対策になるし、電気毛布はあったかいし、カンガルーテントは冷気を遮断できるし、湯たんぽは足があたたかいし、シュラフカバーはかなり保温性があるし…って、全部おすすめなんですが、どんな方法でもいいけど、はじめての場合は、とにかく思ってる以上の寒さ対策をする!って感じで挑んだ方がいいと思います。

ナンガやモンベルから出てる、寒さに強い寝袋があればいいのですが、寝袋二重でもOKな人もいます。

▼おすすめの方法。外気温マイナス17度でも快適に寝れた(10分38秒から)

ガスは寒冷期用

ガスで調理する場合やガスストーブを使う場合は、寒冷期用のを持っていきましょう。外気温が低いと、火力が弱かったり、火がつかない場合があります。

家に帰ったら乾燥

テントやギアなど、いろいろ凍ったり濡れたりします。家に帰ったら乾燥させましょう。

最後は勢い!

ここまで読んでも、いろいろ調べても、まだ不安がある!!という状況かもしれません。わかりますとても!私は調べても調べても、不安はぬぐいされませんでした。
最後は、勢いでとにかくやってみる!でいいと思います。

勇気ある撤退も考慮

やってみて、やっぱりきつい!難しい!という場合は帰ろう!くらいの気持ちでいいと思います。
私ははじめての雪中キャンプは、万が一だめだったら帰ろう!と思って、お酒は飲みませんでした。そうゆう場合も考慮して、ノンアルでまずはチャレンジしてみるというのも手かもしれません!

もし管理棟が24時間あいてて、暖かい状態が保たれているなら、最悪の場合そこで朝まで過ごしてもいいと思います。そうゆう意味でも、24時間あいてる管理棟があるキャンプ場でデビューするといいかもしれませんね!


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