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厳冬の美

寒い。今年は寒い。
家で毛布にくるまってぬくぬくと過ごしたいが、早朝の散歩に出てみる。

朝日の届いていない大地では、土が氷の衣をまといザクザクと足音を楽しませてくれる
人の歩かないところには霜柱も。子どもの頃、わざと霜柱を踏んで登校したりしたものだ
木々には粉砂糖のように氷が乗る
ミツマタの冬芽は温かそうな毛におおわれ、春の訪れを待っている

厳冬の朝は普段何気なく通り過ぎる近所ですら美しい。
しかし寒さで耳が痛い。ミツマタのように毛布にくるまって春を待ちたい。

#みんなでつくる冬アルバム

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