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第16回 #俺達の少女A について

・はじめに

初めましての人は初めまして。そうでない人は日頃お世話になってたりなってなかったりします。yasu*といいます。

今回、「俺達の少女A」という素人(ほんとか??)が音源でシンデレラガールズのアイドルのことを紹介する生放送に音源を投稿して、ありがたいことに採用していただきました。
↓ 採用音源の動画(切り抜き) ↓
https://www.nicovideo.jp/watch/sm38712985


(いろんな意味で)面白い配信でアーカイブもありますので、タイムシフトが見れる方は是非ご覧ください。
↓   ↓   ↓   ↓
https://live.nicovideo.jp/watch/lv331650915
https://live.nicovideo.jp/watch/lv331650933


正直採用されて浮かれポンチになっているので、「note書きませんか?」と振られて「書けたら書きます!」と答えてしまいました。がんばります。
正直また採用される気もしないので、記念noteみたいなもんです。
裏話ってほどの話もそんなにないですが、この音源の制作に至るまでを書けたらと思います。(音源然り、自分語り多いです。)

・自分について

開幕自分語りです。
音源内でも軽く触れましたが、自分はデレステから入ったPです。
デレステのリリース当初、アイドルマスターについてアニマスとニコニコ動画と友人に聞きかじった程度の知識しかなく、アニデレも途中までしか見てませんでした。

当時の自分は音ゲーにはまっていました。当時も今もメイン機種はゲームセンターに置かれているSOUND VOLTEXというゲームです。ですが、ほかにもいろいろな機種をやる、いわゆる「多機種勢」といわれる人種です。
そしてそれはスマホゲームも例外ではありません。作品全くわからんままスクフェスもナナシスも触れました。そもそもCytusというスマホ音ゲーにドはまりしたのがきっかけで音ゲーが好きになったので、スマホゲームということに抵抗なくデレステをインストールしていました。
はい、めっちゃはまりました。好きな曲を好きな子の3Dで踊らせられる、ビビりました。曲がいい。ビビりました。技術系の話が嫌いではないので、今自分のスマホでとんでもないことが起きてるという興奮もありずぶずぶ沼に足を踏み入れます。

ちなみに今シンデレラの担当は水本ゆかりと二宮飛鳥です。(黒川千秋と砂塚あきらはまだ担当こそ名乗ってないですが、特別な子です)
いやあ好きな子増えたねぇ……

・水本ゆかりについて

水本ゆかりとの出会いは顔です(真剣)
最初期にMemoriesのMVをオリメンで見たかったのにアナスタシアがRすら出ず、代わりに顔と雰囲気で選んだのが水本ゆかりでした。
そして3Dモデルの出来がいいのなんの… 
コミュを見ても自分の好きな「癖は少しだけあるけどとにかく根はいい子」って感じで完全にハマりました。
ハマった当時は担当になるとまでは思ってませんでしたが……
音源内でも言った通り、当時から曲がないのはめちゃくちゃ残念に思ってました。
水本ゆかり担当を自覚したのは「あいくるしい」イベントに出てきた時です。
友人が紗枝はんにドはまりしてるのを知ってたのでイベ予告の段階で「がんばれよ~~ww」って煽ってたら刺されました。人を煽らば墓二つ。
ただその時に「ああオレ水本ゆかりめっちゃ好きじゃん……」って自覚したのが担当を名乗り始めた瞬間だったと思います。
こんな感じなので音源内でも「一番最初に好きになった子」という呼び方をしています。好きになった=担当はなんか違う気がしてしまって……
去年までの一番の願いは「水本ゆかりのソロ曲が聴きたい」だったので、今こうして少女Aに投稿していることすら、よくここまで持ち直したなという感じです。

・俺達の少女Aについて

「俺達の少女A」を知ったきっかけはやーまさんです。
なんか歌ってるゆかりPがいるらしいと聞き、後でアップされた動画(https://www.nicovideo.jp/watch/sm31179512)を見て爆笑してました。
そして2018年(第9回)、初めて通しで少女Aを見てお祭りみたいな面白い企画だなと、そして技術的にも声質的にも普通の人が応募していてプレゼンの内容でたくさん採用されていることに驚きました。

さらに進んで2019年、やーまさんの「少女AゆかりPやってくれんかなー(意訳)」みたいなツイート見て、「爆死覚悟でやってみっか!!!!!」と意気込んで作りました。見事に爆死しています。

ちなみに2020年の自分は「なんか真面目に語っても採用される気しねえし、せっかくなら面白い音源作れねえかなぁ~~~」と思った結果、しっかりふざけてしっかり爆死しています。
(https://www.nicovideo.jp/watch/sm36838643)
いやあフルートになる人には勝てんよ……
(https://www.nicovideo.jp/watch/sm36879777)

未採用の間もこのお祭りを楽しまずにはいられない、と一視聴者としても楽しんでいました。投稿者としては悔しさこそあれど、採用されて納得の音源ばかりでした。そしていろんな人の愛や熱量を感じることで総選挙を頑張るモチベーションの一つにしてました。
ちなみに過去全部のゆかり音源でバカ笑いして泣くか感情的になって泣くか、なんにしても泣いてます。

そして2021年、まだまだ水本ゆかりPではあるが、「ソロ曲が欲しい」というモチベーションが最高の形で消えていました。
頑張るペースは落としてもいいかなと考えていた中、正直今回音源を出した理由の一部に今まで落とされてきたことへのリベンジがあるのは否めません。
ただ水本ゆかり、そして周りのゆかりPが歩み続けていて自分だけ置いて行かれないように、やれることはやりたいと思った結果、今回の音源提出に至りました。(あとめっちゃ夢芽さんがやろうってtwitterで言ってたのも正直ある)

・テーマ「2 Minutes Euphoria -2分間の多幸感-」
 / 台本作成について(多分ここが本編)

今回出した音源のテーマはある楽曲のタイトルから持ってきています。

Sta & Feryquitous - 2 Minutes Euphoria (2分間の多幸感) [Tone Sphere/公式動画]
https://www.youtube.com/watch?v=6nClbCFAE48

StaさんもFeryquitousさんも音ゲーが好きな人なら名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
自分は特にFeryquitousさんの音楽が大好きで、氏のtweetでこの曲を知りました。
最高すぎてめっっっっっちゃ聴いた。合作で作られた曲でここまで個性がぶつかり合って、それでいてきれいに調和されている。そんな曲は他にあまり知りません。

2020年の俺達の少女Aを見て数日後、youtubeで高評価を付けた動画を適当に見返している中で改めて2 Minutes Euphoriaという曲に向き合いました。
その時ひらめきます。「次回はこの曲使えないか」
言い方に語弊があるのは承知なうえで言いますが「ガチ勢」の巣である少女Aに投げ込んで採用を狙う。真面目に作っても生半可な知識量・熱量じゃ通らないですし、そもそもまったり長く続けるのが得意なだけの自分にそこまでの瞬間火力は出せません。
なので独自な目線が欲しいとは常々思ってましたし、この曲を使えば「プロデューサー」兼「音ゲーマー」としての自分を最大限に活かせるんじゃないか。その点で次回があれば「2 Minutes Euphoria -2分間の多幸感-」をテーマにしようという青写真ができました。

ただしこの時はまだ水本ゆかりのソロ曲は出ていません。
なので当時の仮案では、”2分間の幸せ”について考えてもらってから音ゲーマーとして話をする、という前半の構成は今と一緒ですが、後半の内容が「ゆかりのソロは幸せになるだろうから、幸せをつかむために力をください。そしてみんなで幸せになりましょう」というどっかの教祖みたいなことを言う予定でした。

といってたら2020年6月、来ました。「私色のプレリュード」
本当に嬉しかったです。本当に幸せな2分間です。
しかも作詞・烏屋茶房さん、作曲・篠崎さん橘さん
作曲のお二人はこの名義以外でも"Massive New Krew"としてよく音ゲーやハードコアシーンで活躍されている好きな作曲家の一組です。いろいろな音ゲーでこの人たちの曲を楽しませてもらっています。

そして作詞・烏屋茶房さん、過去コミケやイベントの際に何度かお話をさせていただいており、自分がゆかりのソロを書いてほしいと願っていた方でした。
なんなら直接言っています。

話を戻します。
ありがたいことにソロ曲が来たことで今回もともと考えていた「ソロのために」という文構成は使えなくなりました。
かといって代案がない。結局仮案とほぼ同じ内容である前半部分の台本を作ります。ここまでは少し言い回しが先の展開のために変わったりしただけでほぼ1年前に考えていた内容と同じものです。

スクリーンショット (79)

そして後半部分、「私色のプレリュード」が出たことにより文構成を変える必要が出てきた部分、これについては本当に何を書けばいいかわからなくなってしまいました。
色々考えましたが諦めました、はい。 

自 分 語 り 継 続 で す 。

幸せだった2分間、燃え尽きてしまった自分について書きました。ポジティブな気持ちもネガティブな気持ちも全部本音です。
当時のことなので誰がどうこう言ってたということまで覚えてはいないのですが、一部ゆかりPの方は喜びながらも「CMじゃないのか」「CMがよかった」など落胆してまた燃え上がっていたのを覚えています。
他の方の目標を自分のハードルにしてはいけない。そのことはわかっていたのですが、自分の夢であったソロ曲を聴いてこれ以上を望む気力がありませんでした。
もうこの熱についていけない、これで終わって担当なき1エンジョイ勢になるのもいいかもしれない、当時は本気でそう考えていました。
今こうして元気?にゆかりPをやってるのは「言うて名乗る分にはタダやろ」みたいにしてたらモバマスでゆかり上位イベが来てゆかりPでワイワイやってたらモチベがモリモリあつしになったからです。単純ですね。

そして皆さんへの呼びかけパート、一番伝えたかったところです。
「水本ゆかり」そして「ゆかりPの皆さん」で貪欲に先を目指していると書かせていただきました。上に書いた通り先を目指しているゆかりPをたくさん見ている、また自分自身多大な影響をこの人たちから受けているので「ゆかりPの皆さん」の文章は入れようと決めていました。
そして”プレリュード=前奏曲”でありゴールではない、という文章について、これもいろんなゆかりPの受け売りです。そして何より水本ゆかり本人がデレステに楽曲が追加された際のコミュで語っていることです。

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実装直後の燃え尽きた自分には正直とても重かったこの一言、自分の口で言及するのは覚悟が必要でした。ソロを前奏曲と言い切る、6月の自分では言えなかったと思います。
それでも言いました。覚悟半分勢い半分です。
採用された今となっては「言っちまったなあ!」って感じですが、気負わず変わらず今まで通りやれることぐらいはやっていこうと思います。

総選挙の投票についての呼びかけを強くしなかったのは今まで書いてきたように、一度燃えカスになった自分に引け目があるからですね……
もちろんゆかりへの票は欲しいですし、今回自分の音源を聞いていただいて投票していただいた方には感謝しかありません。

そして最後の呼びかけ「私色のプレリュードをプレイしてみてください」、たまにでもいいのでデレステをぜひ音ゲーとして、2分間を放置する作業ではなく楽しむ時間、幸せになる時間として扱ってほしいという願いを込めた文章です。
またこの発言について放送内のコメンタリーのお二人が「音ゲーマーの矜持」という言葉で表してくれたのですが、ほぼその通りです。言いたいことは大体伝わってるようで心底安心しました。
ではなぜほぼその通りかというと、これは「ゆかりP兼音ゲーマーとしての矜持」だからですね。音ゲーマーとしてならそれぞれこの音源を聞いてくれている人が一番好きな曲を放置せずやってくれればそれでいいんです。
あえて「私色のプレリュード」を選んでやってほしいといったのは、ゆかりPとしての矜持、というかエゴです。
それでもこれはゆかりPとして音源を提出してる以上、貫き通さなければいけないエゴだと思っています。
そして最後の文章
「自分の感じた2分間の多幸感はそこにあるはずです。」
ここまで台本を考えてきたらすぐにこの言葉がでてきました。決まってたようで何より。
そうしてできた台本がこちらになります。

スクリーンショット (80)

今こうして振り返ると半分どころか2/3ぐらい自分の話してますね……なんなんだこれは……
アイドルの話をするイベントでこの内容なんで正直採用されると思ってませんでした。
ですが自分でこの文章を出力することでスッキリして割と満足してました。

・音源制作の話

今回初めて音楽を付けました。
もちろんその楽曲は「2 Minutes Euphoria -2分間の多幸感-」です。
実はこの楽曲2分47秒と、2分間を名乗りながら割とオーバーしてます。
そして最後のセリフだけは無音で言いたかったので、目指すは2分50秒台です。
声の録音は毎回適当に選んだボイスレコーダーのアプリでやっているので今回もそれでやりました。
毎年そうだけどまあ舌が回らんのなんの。
それはもうしょうがないのでを2 Minutes Euphoriaをイヤホンで聞きながら曲のテンポを意識して話します。
音源編集するのも正直しんどいので通しで録音します。
3回目だったかな?2分57秒でしゃべり切ることができたのでそのまま採用してます。過去最速で終わったやったぜ。

そして音源の編集、昔使ったことのある音声編集ソフトを入れましたがいまいち使い方を覚えていない。
なので

ここ1年で手に入れた新兵器rekordboxです。
隠してる曲はもちろん2 Minutes Euphoriaです。今回の話の核なのでガッツリ隠しました。
わからない、知らないソフトだという人も多いと思いますがそれもそのはず、本来DJをやる際に使うソフトです。
音源を2個合体させるだけだしMIX録音機能付いてるしこれでよくないか??と思いこれを使いました。
後このソフト、DJ用のソフトなので曲のBPMを自動測定してくれる機能があります。
そして自分の音源をライブラリに登録すると

BPM 83.82

ソフトがどこでリズムを拾ってるか見当もつきませんがほぼ2 Minutes Euphoriaの半分のBPMで表示されたので、自分のリズム感を笑いながらベタ褒めしてました。今回の一番の(唯一の)天才ポイントです。
あとはこれで自分の音源をかけながらいいタイミングで丁度いい音量で2 Minutes Euphoriaを流すだけです。簡単ですね!!(あと雑音減ればいいなと思って声側のLOWはガッツリカットしてます。効果があったかはわからん。)

・本放送について

1日目は投稿してないので気楽に見てました。おもちもちもち望月聖。
やっぱみんなすげえなあ(小並感)って思いながら祭りを楽しんでいました。

そして2日目、投稿こそしましたがなんせ自分語りなので通らんやろ~~~!!!って言って過去2年と比べて緊張はほとんどしていませんでした。

3件目、でれネットさくまで馬鹿笑いしてたら通話しながら一緒に見てた先輩が「お」と一言呟きます。
「???」と思ってたら少し遅れて自分の名前
ここ最近で一番デカい声が出ました。先輩もっと大きいリアクションしてくれ!!!身構えれん!!!

放送中のコメントを見ていたら想像以上に共感していただいて、ありがたかったです。コメンターの3人にも響いていたようで何よりです。
上に書いた通り少女Aは熱量の高い「ガチ勢」の方が多いとばかり思っていたので、このネガティブさは浮いた意見・マイナスイメージになるのではないかと思っていました。
そんな中でTwitterや動画内コメントでいただいた「いい」「わかる」「なるほど」などなどのコメント、本当に嬉しかったです。なんならもう自分の何かに感想をこんなに頂くことはそうそうないので全部の感想が嬉しかったです。

そしてこの日は夢芽さんやーまさんの作品も採用されていました。ゆかりP少女Aの先輩として、そもそもゆかりPとして尊敬しているお二方だったのでその方たちと同じ回で採用されたことは本当に光栄です。是非お二人の作品も聴いてください。
また未採用ではありましたが同じく尊敬するゆかりPの錦さんという方の作品も本当に素晴らしいのでぜひ見てください。

そして25人の発表が終わっておかわりタイム。
通話してる先輩が「あ」って言いました。今度は察しました。
でも確認してデカい声は出ました。しょうがないね。

おかわりの際も視聴者の皆さんのコメント、コメンターの3人の感想、沁みました。
改めてありがとうございます。
そして今回のコメントで「いい風穴を開けた」といっていただけたの、めっちゃ嬉しかったです。そういう他にない音源を目指してましたし、こういう音源が認めてもらえたという喜びがありました。

・おわりに

いや~~~出しつづけてよかった!!!!!!(クソデカ大声)
採用された喜びもそうですし、最後の1分は過去一番伝えたいことを込められたのでそれを皆さんに聞いていただけたことが嬉しいです。
水本ゆかり、そして「私色のプレリュード」に触れていただける人が一人でも増えたなら本望です。

そして最後に大事なことを一つ

「私色のプレリュード」、フルも最高だからよろしくな!!

・余談

実はTone sphereやってません(たしか当時のAndroidにはなかった)

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