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#040 5つの競争要因はあらゆる取引の根本をなす関係を網羅している ~競争戦略論 ②

本日はついに、5 forcesの章となります。
木下斉さんのvoicyでの放送内容どストレートの章です。

2024/2/29追記
最近stand.fmにて音声配信も初めました。下記は本記事と同じ第2章第3章の回となりますので、よろしければ聞いてみてください♪


第2章 5つの競争要因ー利益をめぐる競争

競争の主眼はライバルを負かすことにあるのではない。売上を奪うことがねらいではない。肝心なのは、利益をあげること。利益をめぐる競争はもっと複雑なものであり、競合企業以外にもさまざまな当事者が、業界内で生み出される価値の分配をめぐって競争する。

競合企業、買い手、サプライヤー、新規参入、代替品
これらの五つの競争要因──既存の競合企業同士の競争、買い手(業界にとっての顧客)の交渉力、サプライヤーの交渉力、代替品の脅威、新規参入者の脅威──が業界の構造を決定します。

5つの競争要因を分析することで、業界がどのように「機能」し、どのようにして価値を創造、共有しているかがわかる。これら5つの要因が、業界の収益性を決定します。

この5つの競争要因はあらゆる取引の根本をなす関係を網羅しているため、すべての業界に当てはめることができるとポーターはいいます。
そして、これら5つの競争要因の全体としての強さを把握することが大切であり、この分析から得られた洞察は、どこで、どのようにして競争するかという意思決定に直接活かされなくてはならない。つまり、競争要因の影響が最も弱い場所に自社をポジショニングするために活かすことが重要と説きます。

また、業界構造は静態的ではなく動態的であるため、常に五つの競争要因の分析を行なうことで、業界構造の変化を予測し、逆手にとって活用することができるとし、ポジショニングについての章へと進みます。

第3章 競争優位 バリューチェーンと損益計算書

競争優位は必ず損益計算書に反映される

業績とは、すべてのインプット(投入物)のコストの総和を超える価値をもつ製品・サービスを生産することだ。この考えを最もよく表す財務指標が、投下資本利益率(ROIC)。ROICは企業が生み出す利益を、企業に投下されたすべての資金(営業費用、設備投資費を含む)に照らして評価する。

そして競争優位は相対的な概念である。つまり競争優位をもつ企業は、同業他社より高い相対的価格か、低い相対的コスト、またはその両方を維持できる。競争優位は必ず損益計算書に反映される。

バリューチェーン

企業が製品を設計、生産、販売、配送、サポートするために遂行する活動の集合を、バリューチェーンと呼びます。
バリューチェーンという概念のおかげで、企業は一つひとつの活動を、単なるコストとしてではなく、最終製品・サービスに何らかの価値を加えるべき段階としてとらえるようになります。自社の組織と活動の向こうに目を向け、自社がほかの企業を含むより大きなバリューシステムの一部だという認識をもつようになります。

競争優位とは、企業が実行する活動の違いから生じ、相対的価格または相対的コストの違いに現れます。業界の一般的なROICとの乖離に注目し、バリューチェーンの構成がほかと違っている部分に注目するよことによって、競争優位を見出すことができるとポーターは説きます。

続きは第2部にて 優れた戦略が満たすべき五つの条件

さて、5 forces や ポジショニングについて記載されている第2章第3章を攫ってきましたが、正直僕自身あまりしっくりと来ていません 汗

状況を明確に定義してきたという部分は伝わるのですが、まだまだ消化不良気味です。。。

果たしてこの状況は、第2部に進むことによって解消されるのか
だいぶ心折れそうになってきてますが、もう1日だけ頑張ってみたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました

#ジブン株式会社マガジン



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