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ボイストレーナーの本音

おはようございます。

慢性鼻炎の奴(僕)が岩盤浴に行く行為は、鼻くそを作る行為とも言えると最近知った坂口です。
#鼻のカピカピすごい

さて。

今日は「ボイストレーナーを2年して思うこと」についてお話ししていこうと思います。

知っていることが増えた時に気をつけないほうがいいこと。

売り物はどこまで行っても正解ではない


僕はボイストレーナーという仕事を始めて2年半が経とうとしています。

(2年半経って)今思うことは、「売り物を間違えてはいけない」ということで、売り物を間違えた先には大事故しか待っていません。

売り物…? ん?

となるかもしれませんが、ボイストレーナーの売り物は、ボイトレのスキルではなくて、僕は非日常だと思っています。

僕は習い事の本質は現実世界から離れることだと思うんです。

例えば、家族とか職場とか…にはない、共通点がある相手との時間なので、現実世界を忘れるには大事なポジションが習い事だと思っています。

ただ、僕自身が、昔よりも知識が付いてきた今だからこそ、難しいのが上手くさせるのために駆け足になってしまうことです。

もちろん、苦手とか得意とか、家でも練習してるとかしてないとか、忙しいとか…状況によって、(内容やペース)を変えないといけません。

ボルタリングなどもレベルによって分かれているように、今のレベルと歩幅に合っていることが前提で、これをすっ飛ばしたところで、満足度は下がってしまう。

この歩幅を合わせる作業は大変で、自分が一歩進むのか、半歩進むのかによって、はたまた、進まないのか判断を間違うと理解度、進んでいる感、(上手くなっている気持ち)が減ってしまうと意味がないんです。

これは先生業の難しいところだと思いますが、「全て正解を言えばいい」というものではなくて「今じゃない」という判断も大事ということです。

ちゃんと先生として、階段目線で生徒さんのことを考えろ!というのが本当に大事になってきます。

今の自分の課題だなと思います。

満腹のステーキほどいらないものはない


「物」に価値があると思えば、ステーキの価値は変わらないと思いますが、ただ、想像して欲しいのが、(自分が)満腹か空腹かで、ステーキの価値は変わるということ。

これを自分の仕事で置き換えて欲しいと思います。

僕でいうとボイトレですが、生徒さんが毎回毎回「歌いたくて仕方ない」とは限らないんです。
#むしろ 、違うと思う。

仕事や家族やいろいろな想いがあって、その場で会っているので、毎回いい気分とは限らないんです。

そんな中では、やることは二つしかなくて、

忘れるくらいに忙しく(レッスン)するのか?
話を聞いてあげて上で、音楽をやる意味を思い出させるのか?

どっちが正解もないと思いますが、僕は迷わず後者を選びます。

理由は、人は飽きる生き物で、先の見えないことに、不安になる生き物。

ボイトレなんてまさにそうで、初めは楽しそうで始まったボイトレも、いつしか業務になっちゃう。

この業務というのは自分で自分の天井が見えちゃうというやつで、簡単にいうと先が見えちゃったというやつ。

ですが、これは仕方がなくて、僕たちは「一人」だと落ちる方に傾いちゃう生き物なんです。

だからこそ、傾かない努力と傾いた時の対処を知っておく必要があるです。

なので、僕はそれも含めて、僕のレッスンに価値を持さないといけない。

空腹だろうが、満腹だろうが、「欲しい」と選ばせないといけないということ。

では、そのために何をするのか?というと、「ボイトレのスキルを売らない」というのが大切です。
#それは当たり前だから

どれだけスキルが一流でも、伝え方やマインドが一流でなかったら、お客さん(僕だったら生徒さん)は離れると思います。

これは恋愛でも仕事も一緒で、大事なのはコミニケーション(意思疎通)で、昔よく聞いた、家族のために働きまくる父親、もっと家族のために時間を作って欲しかった母親みたいなものだと思います。

これが生徒さんと僕(お店側)の間で生まれるのは良くなくて、僕は、そうならないために、生徒さんに「なぜこれをやるのか?」「なぜこれが必要なのか?」という説明に時間をかけます。

これは僕が5年前に決めた音楽は「世界の人とコミニケーションをとるツール」というのが答えで、僕が目立ったりには興味がありません。

それは今も変わってなくて、音楽(ボイトレ)を通じて、コミニケーションを取っているというのが感覚で、その先にしか歌は上手くならないと思っています。

僕の価値は「底抜けの明るさ」だと思っていて、笑う回数の多さこそ、僕の強みだと思っています。

ボイトレのスキルに差がないからこそ、別で差をつける。

これは恋愛でも他の仕事でもそうだと思います。

そんなこんなで、今日も仕事してきます。

素敵な一日をお過ごしください。

坂口靖彦でした。

ばいちゃ〜


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