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庭の大切さ・良さを知ってほしい

お疲れ様です。やーなりです。


まずは”なぜ庭に木が必要なのか”をこの記事では伝えて行こうと思います。

庭は家を体に例えた場合に、外を飾る意味として”服”の役割を果たしています。どんなにイケメンでも、服を着てなかったり、ダサかったりすると、イメージはガラリと変わってしまいす。これを家に例えると、どんなに立派ですごく豪華な家だとしても、庭もなく緑もない風景はただの建築物に見えてしまいす。ここ最近の住宅、特に建売に多く見られるのがいい例です。植木屋としてとても寂しい風景です。

確かに庭の管理にはお金がかかります。植わってる木の量や大きさによっても金額は変わってきますし、管理をサボると木が大きくなり過ぎて、植木屋に頼むと金額が高くなったり、高いからと言って自ら木を切ったりするも、思った様な形ならず、その後木が暴れてしまったり、雑な切り方によって木が弱り、病気や虫の被害を受け枯れてしまったりと、庭はなにかと世話を焼くのはプロにの視点からも否定はできません。ですが庭または木が全くないというのは、殺風景と言う他ないです。ただのコンクリートの箱が置いてある様にしか見えませんからね。しかし、だからと言って庭を作り、そこに大量の木を植えなさいとは言いません。少しめんどくさいですよね。すいません。

先の事を考えて植えましょう

植木屋を始めて約10年間で様々な庭を見て、手入れをしたり、作ってもきましたが、なんのコンセプトもなく、ただただ土を隠す為に、安い植木を大量に敷き詰めて植栽したり、周囲の家の事も考えず、隣地付近に大きくなる木をわざわざ植えていたり、木の事を考えず、はたまた住人の事、周囲の環境も全く考えずに、ただただ予算しか頭に置かずに作った庭がここ最近は多すぎる気がします。そんな庭には味気も風味もなく、例えるのなら、派手で有名なブランド品を全身に身に付けているが、機能性を考えず、ただどう見られているかだけをを重視している人にしか見えません。これらはここ最近の建売住宅に多く見られまます。

木を植えるのであれば、庭の面積に見合った量を植えていかなければ、個々の木が持つ魅力を見せることが出来ません。時折、個人宅の庭で見るのですが、元々植えられていた木の周囲に、さらに自ら植え続け、最終的にはジャングルの様なお庭になってしまっている個人宅を手入れする時がありますが、非常にやりずらく仕事が捗らない事もあります。植木屋泣かせの庭です。木も生き物です。窮屈に植えられてしまっては、木その物の本来の伸び方が出来ずかわいそうです。

ここまで読んでいただいて『木』や『庭』を植えようと思った方は少ないと書いている本人も正直思います。変ですよね。

ですが、冒頭でも申し上げた様に、木すなわち庭がなければ、家あるいは建物はただのコンクリートの塊にしか見えません。庭という要素を取り入れる事で、日本特有の四季を感じる事が出来ます。

春から夏には新緑と花の華麗さに、匂いを感じ、秋には紅葉や果実を堪能し、冬には落葉した木が冬眠に入り、春に向けて花芽を付けて春を待つ姿を見れたり、小鳥が遊びに来て戯れていたりと、これを間近で感じれるのは”庭”の特権だと私は思います。

まとめになりますが、私はみなさんそれぞれの庭に、あなただけの特権を作っていただきたいと思っています。自ら考えて出来た物にこそ価値があり、その様な物には間違いなく自らの意思で維持管理しようと思うはずです。その様な庭を大切にしようと思う心こそが庭の良さだと個人的には思います。

ここまででほんの少しでも庭に興味を持っていただけたら大変嬉しいです。そうでなくても心の片隅に、いや、頭の隅の隅にでも置いていただけたらこのnoteは救われますので、どうか誹謗中傷だけは勘弁願います。

今後もこちらの有料マガジンでは、庭や木に興味のある方、ない方にも関心を寄せていただけるnoteを書いて行きたいと思っていますので、よろしくお願い致します。

今回はご購入ありがとうございました。






















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