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Hiromi's Sonicbloom インストアライブ 2007.2.21 @タワーレコード渋谷店 (2007.2.23)

2月21日(水) 
タワーレコード渋谷店 B1「STAGE ONE」

上原ひろみ、ニューアルバム発売記念により緊急来日!
彼女の新ユニット『Hiromi's Sonicbloom 』のインストアライブに行って来ました。


インストアライブ開催を知ったのが、整理券配布日の朝10時ごろ。
土曜日だったので朝寝坊しており、起きて何気にパソコンを見てビックリ仰天!
とりあえず歯みがきだけ済ませて家を出たのだが、
もぉ電車の速度がノロく感じるのなんの。
この日初めて自家用ジェットが欲しいと思った。

まあ、そんなこんなで、結構早めの番号をゲッチュー。

CDは発売日前日の夜にフライングして購入。
iPodに落としておいて、外回り中に通しで2回聴いた。
ライブ前の予習もバッチリ!

そして迎えた当日。

会場はスタンディングのみ。
既に前の方には人が陣取っていたが、
ひろみさんの後ろあたり、前から3列目の位置を確保。

仕事で歩き回った後だったし、
入場まで立って待っていたので疲れていたし、
前方に結構背の高い人が多かったし、
テンションも下がり気味で開演を待つ。
しかしライブが始まると、テンションは一気に最高値更新!

CDジャケットと同じ衣装を着たひろみさんが登場し、歓声が飛び交う場内。

そして3列目なのに驚く程の至近距離!!
今後、こんなに間近で演奏を聴ける機会なんてあるんだろうか?
(いや、ない【反語】)

人と人の合間から、ひろみちゃんの顔も指も、on Bass トニーも
on Guitar フューズ氏もバッチリ見えました。
マーティンだけ見えなかったのが残念・・・

演奏したのは以下4曲。
1.Time Difference
2.Deep into the Night
3. Time Out
アンコール Real Clock vs. Body Clock = Jet Lag


とにかく今回のアルバムは、カッコ良すぎる!!!!!
ギターが入ってどう変わるのか、楽しみでもあり不安でもあったのだが、
僕にとっては「待ってました!」という感じの作品だ(歌舞伎か?)
変拍子が生み出す音楽の躍動感がマジでスゴい!

僕は普段、クラシックを聴くことの方が多いからか、
ひろみさんの楽曲、特に今回のような疾走感のあるものについては
バルトークやストラビンスキーの匂いを感じる。

でもって、バリ島好きの単なる思い込み(願望?)だと思うが、
ピアノの早いパッセージで音が重なっていくところ、
例えば1曲目「Time Difference」の出だしを聴くと、
音階こそ違うがガムランをイメージしてしまう。

ジャズなのかフュージョンなのかプログレなのか知らないが、
このグルーブ感を前にして、ジャンルなんて全く関係ない。


今回加わったギターが、これまたかっちょいい!
ギタリストはデイヴィット・フュージンスキー。
彼は派手なグラサンにアフリカの民族衣装のようなポンチョでご登場。
(ライオンキングかと思った)
ギターは、なんとダブルネック!

そしてそして、彼は相当おちゃめなキャラと見た!
観客の呼びかけにも陽気に反応を返してくれるし、
曲に合わせてギターのヘッドをフリフリ&腰もフリフリしたり
飛び跳ねながら演奏するフューズを見て
トニーとひろみさんがウケていた。
このバンドのムードメーカー的存在になるかも?

新しく加わったといえば、ひろみさんのキーボード。
なんだかよくわからないがピアノの上に2台、そして椅子の上に1台と
3台のキーボードに囲まれていた。

小規模なライブスペースということで、
音の伝わり方が半端じゃなくストレートで、CDとは比べ物にならないド迫力。
CDで聴くと、特にギターが目立つ印象を受けるが、
ライブで聴くと4人がほぼ同じバランスに感じられた。
メンバーがニコニコしながら互いに目で合図しあう様子は
トリオでもカルテットでも変わらず。

観客も全編ノリノリ!!
ライブ初体験だったのだが、こういう一体感って良いなぁと思ってしまった。
普段はクールで控えめで慎ましやかな僕でさえ、
ガンガンにリズム取って、みんなと一緒にひゅーひゅー叫んでしまう始末。

というわけで、ライブの興奮が醒めるわけもなく、
延々とニューアルバム『Time Control』を聴きまくっては
「Jazz Life」の曲解説を読み耽る日々を送っている。
今の段階で既にこんだけ完成度が高いものが、
次に出会った時にどう進化しているのか、ひじょーに楽しみだ。

秋にツアーがあるらしいが、チケ取のことを思うと今からユウウツである。
近場の海外で公演があるなら、いっそのこと遠征してしまおうかとさえ思う。
ホールで聴くのも良いが、これくらい小さなキャパのライブハウスで
30分くらいのライブを何本もやってくれたら良いんだけどなぁ・・・

とにかく、本当に素晴らしいライブだった。
次のライブに向けて、本格的に指笛の練習しようっと。

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