SAVE LIVE MUSIC 4 Hiromi THE PIANO QUINTET “BACK at the CLUB” @BlueNote TOKYO 2022.1.1 2nd, Live Streaming 1.5 2nd
つい数日前にライブ納めをしたばかりですが、早速2022年のライブ初め。
ブルーノート東京での上原ひろみザ・ピアノ・クインテットを聴いてきました。
実は2021年の元日にもピアノ・クインテットを会場で聴かせていただきました。
当時は初お披露目フォーマットだったこともあり、
聴く前には"期待+微量の不安"が正直なところでしたけど、
ひとたび聴けば大大大感動!圧倒されました。
その後のコロナ緊急事態宣言が頻発される状況下にあって、
アルバムが発表され、多数のメディア出演やFUJI ROCKもあり、全国ツアーまで実現、
そして今回満を持して" BACK at the CLUB "でブルーノートに凱旋というわけです。
ピアノ・クインテットの成長秘話は感動のドキュメンタリー映画にできると思います。
それもこれも、ひろみさんはじめクインテットの皆さん、
そしてスタッフの方々の不屈の精神の為せる業。
有言実行の皆さんに超微力ながらエールをお送りしたいという気持ちと
純粋に音楽を楽しみたい気持ちから、
僕も不屈の精神でチケット争奪戦に挑んだところ、
最前列テーブルをいただきました!
ライブ当日の景色をワインと日本酒樽と調律師さんナメのアングルにて。
ポンポンポーン♪というピアノ調律音をBGMに
ひろみさんセレクトの
"シャトーマルテ レゼルヴド ファミーユ"という赤ワインを飲むなど。
酔っぱらい防止のためにチビチビですが。
自分にはオーバースペック過ぎるワインでしたが、
元日なので景気付けに最適。
そして、コラボメニューから「あけましておめで鯛ラーメンSIO」。
魚介塩ラーメンに絶対間違いなしです。
割り箸の袋には、アルファベットでひろみさんの名前をデザインしたマーク付き、
とブルーノートのスタッフさんから説明されました。
以上、散財初め完了。
毎回の趣向を凝らしたコラボ企画のおかげで開演前もお楽しみ満載。
そしていざ開演。
まず冒頭、ひろみさんの音頭で鏡開き。
今年も心の中で「ヨイショ!」と掛け声かけてきました。
4日前にオーチャードホールでのコンサートを聴いた直後でしたが、
僕にとっては何度聴いても飽きない、というか毎日でも聴きたいクインテット。
クラブ公演では音楽家の皆さんの細かい息遣いやアイコンタクトが体感できるし、
音圧っていうんでしょうか、文字通り全身で音を浴びる感覚も味わえました。
ひろみさんは必ず絶好調な状態で観客に音楽を届けてくれる人ですが、
この日は僕の高揚感もあってか特にアグレッシブな印象。
ひろみさんが放つ大きな音楽の渦に抗えず、
まるで操り人形にされたように体でリズムを取ってしまいました。
先日のピアノソロのときにも同じ感覚を味わったのですが、
抗う気なんて全くないですし、この感覚が心地良すぎです。
弦楽器そのものの美しい音色、奏でられる美メロの数々、
ピアノとの一体感、どれをとっても最高でした。
何より皆さんが心から楽しそうに演奏されていて、
この気持ちベクトルの先に更なる熟成があるんだなと思いました。
(ワイン飲んだので熟成とか言っちゃってます)
全国ツアー同様、ピアノと弦のデュオ企画がありました。
今回はアミダで決めたそうですが、この日はヴィオラの中さん。
僕が最も聴いてみたい組み合わせだったので超ラッキー!
ヴィオラはオーケストラの中で存在感が薄い等と揶揄されますが
優しい低音の素晴らしい楽器だということを再認識。
Moonlight Sunshineという曲の素晴らしさをより実感した次第。
Jumpstartで、ひろみさんがチェロの向井さんのピチカートを煽る場面も健在。
ひろみさんの瞳は、まるっきり悪戯っ子のそれ。
向井さん負けるながんばれ!と心の中からエールを送りました。
アンコールは、もはや定番「Ribera Del Duero」でしたが、
後半のaccel.で煽り過ぎたようで(向井さんからの仕返し?笑)
再現部のテンポがチョッ早!
西江さんの旋律は正確に拍に収まっていてさすがです。
演奏後、ビルマンさんと顔見合わせて「早っ」と苦笑いされていたような。
ライブの感動から現実に戻ると、
チビチビやっていた赤ワインに逆さBlue Note TOKYO。
会場を後にする際、
スタッフの方が客一人一人に「ご来場ありがとうございました」とそえながら
直接袋を手渡されていたのですが、中身を見たら記念の枡!
昨年は各テーブルの上に置いてあったのに今年は無かったので
昨年だけのプレゼント企画だったのかなーなんて思ってました。
家宝がまた一つ増えました。
新春早々、ひろみさんやクインテットの皆様とブルーノート東京さんから、
楽しい企画や美味しい料理、そしておもてなしをいただき、
幸先良くJumpstartがきれました!感謝です。
今年もライブ三昧の日々が送れますように。
追記:Live Streaiming 1月5日(水)2nd
いやいや、またしても素晴らしいライブでしたので
追記せざるを得ない感じでして。
弦の皆さんのインプロビゼーションが(も)楽しくて仕方ないです。
ひろみさんがMCでもおっしゃってましたが、
当初は即興演奏に「えっ?」という感じだったそうですが
今では「どこまででもいける」感じだし、
また、その日調子の良い人をファンタジスタと呼びあっているそうですが
今や各人がファンタジスタ状態だそうです。納得。
デュオはチェロの向井さん。
これで幸運にも弦4人全員とのデュオが聴けました。
ピッチカート火傷秘話が大爆笑で、
もたる君が鋼鉄の指をお持ちのうちに、
是非是非クインテット再集結をお願いしたいです。
ビルマンさんは、ホールツアーの際もトークが楽しいかたでしたが
今回もパワーアップ。
書初めの「準備」のエピソードも、
物販担当ジャパネット総平としてのラーメン丼ぶりプレゼンも爆笑🤣
「やさしさだけが描かれている」ひろみさん龍の似顔絵、楽しみです。
アンコール「Ribera Del Duero」では
西江さんが割り箸でラーメンをすする仕草をしてみたり、
「HIROMI」と書かれた紙を提示されたり、
まあ、何やりたかったんだかいまいち掴み取れませんでしたが
ラストステージを楽しもうという心意気が嬉しかったです。笑
ツアーを経て、音楽だけでなく、
メンバーの皆さんの絆も強まって、
さあこれからも!ではないでしょうか。
ピアノ・クインテットの今後が気になります。
新曲とか2枚目のアルバムがリリースされたら・・・と期待しているのですが?
SAVE LIVE MUSIC 4
上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット
" BACK at the CLUB "
1. Someday
2. Silver Lining Suite
Isolation
The Unknown
Drifters
Fortitude
3. Moonlight Sunshine (solo 中 恵菜)
4. Jumpstart
EC. Ribera Del Duero
PIANO QUINTET
上原ひろみ (pf)
西江辰郎 (1st vn)
ビルマン聡平 (2nd vn)
中 恵菜 (vla)
向井 航 (vc)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?