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LOVE SUPREME presents DREAMS COME TRUE featuring 上原ひろみ・Chris Coleman・古川昌義・馬場智章 東京公演@東京ガーデンシアター 2022.5.26


2022年5月26日 東京ガーデンシアター

”LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL”とは、
毎年7月にイギリスで開催されているヨーロッパ最大の野外フェスだそうで、
それが日本に初上陸し、第一弾はオムニバスフェスとして秩父で開催。
セルジオ・メンデスや地元高校の吹奏楽部なども出演したようですね。


その後、神戸公演と東京公演が追加決定して、
こちらはWONKとドリカムチームの2組のみの出演。



ドリカムと上原ひろみの共演は以前一度だけあって、
それも既に16年前だそうです。
僕は、ドリカムに対する思い入れが少ないこともあって
見送ったライブです。


今回も野外公演である秩父は迷いなくスルー。

ガーデンシアターもスルーかなぁぁぁとか考えていたのですが。

音楽仲間にドリカム大好きクン(以下Dクン)がいて、しかもファンクラブ会員。
彼は僕が上原ひろみファンだと知っているので、何度か連絡をもらいました。

「この組み合わせは、なかなか貴重ですよね?」
「yasuさん、どうするんですか?」
「上原さんは一度生で聴いてみたいと思ってました」
「でも平日ですしね、迷ってます・・・」

これは遠巻きに「一緒に行きませんか?」と誘ってくれているに違いない、と
幸せ理解(こういうの得意)させていただくことにしました。

「2人のうち、どちらかがチケット当選したら一緒に行きましょう!」
という結論となり、
Dクンのドリカムファンクラブ枠のチケットが当選。
アリーナでこそありませんでしたが、めっちゃ観やすい席でした。感謝。



ライブ開演前、ドリカム中村正人氏とサックスの馬場さんという
豪華コンビによるマエセツがありました。
Dクンによると恒例行事らしいですね。
「自分以外は天才の集まり」とか自虐系のシャベリでウケてました。

そして最初はWONKのステージ。
WONKは ”日本の音楽を再定義するエクスペリメンタル・ソウルバンド”
なんだそうで、会場では熱心なファンの姿もお見受けしました。

WONKの後、ドリカムチーム登場。

のっけから「緊張してるよぉぉぉ」と言いながら登場する吉田美和。
ステージ袖で待機中に、緊張で息が苦しくなったとかで、
上原ひろみに ”ダイジョウブ” と背中トントンされた、だか。

率直に書きますが、こういうこと言うアーティストは大嫌い。
そりゃプロだって緊張するだろうけど、
客にわざわざ言う必要ないじゃん、と思うわけでして。

まあでも、始まってしまえば、圧巻のパフォーマンスなわけですよ。
TVやCDを通して聞いていた歌声とは段違いの迫力でした。
なんだろう、生でしか聴き取れない色々な周波数?の出ている声、とでも言いますか。

今回のセットリストは吉田美和のソロアルバムからの選曲だそうで
いわゆるドリカムのヒット曲はアンコールでの1曲のみ。

従って、アンコール以外で僕が聞いたことある曲はありませんでした。
それはDクンも同じだそう。

最初の2曲は、ひろみさんのピアノパートはおとなしめでしたが、
3曲目からソロパートも長めになって”ひろみオンステージ”の様相。

ギター、サックス、ドラムとのソロ対決もありましたが、
なかでもChris Colemanのドラムとのセッションがカッコよかったです。
Chrisが陽気なノリノリの人で、終始ニコニコと楽しそうにドラム叩いていて、
ひろみさんと同じ匂いのするミュージシャン。

アンコールで吉田美和とひろみさんの2人でやった曲があったのですが、
こういうバラード系は間違いないですね。大感動でした。

ラストは、ひろみさんがアレンジしたというドリカムのヒット曲「サンキュ」。
中村正人によると「1曲くらい練習しなくて良い曲を入れたい」と思って
ドリカムの曲を入れたつもりが、ドイツにいるひろみさんから
「アレンジ出来ましたー」とかいって譜面が送られてきたので
練習するハメになったとか。笑

他の曲は中村正人がアレンジしたようです。
当初、ベースはウィル・リーの予定だった???ようで、
かなり難しいアレンジを書いていたと。
ところがコロナによって、まさかの自分が弾く羽目になって四苦八苦、
とかおっしゃっていたので。

サンキュを聴いて思ったのが、他の曲も原曲を知っていれば
「あの曲がこんなJAZZアレンジになって感動」
という楽しみ方が出来たかも、ということ。

もうひとつ残念だったのが、楽調のバリエーションが限られていたし、
4拍子の曲ばかりだったので、ひろみ節炸裂!とまではいかなかった?
ように感じたこと。

Dクンは
「いつものドリカムとは全然違う!」
「ドリカムも上原さんも、ライブが素晴らしいミュージシャン」
「チケ代高いし、どんな音がするか想像できないから迷ってたけど、大満足!」
とのこと。


ひろみさんがドリカムと一緒にやることで、
ドリカムの更なる素晴らしさと新たな一面は引き出されたのだと思います。

上原ひろみファンの1人としては物足りなかったのが正直なところですが、
吉田美和の生ボーカルに感動して何度か鳥肌が立ったので、
やっぱり来てよかった、というまとめにしておきます。




2022.5.26 Thu 東京ガーデンシアター

DREAMS COME TRUE
featuring
上原ひろみ(p)
Chris Coleman(d)
古川昌義(g)
馬場智章(T.Sax)

SET LIST

1. DARLIN'
2. 夢の続き
3. バイバイ
4. 冷えたくちびる
5. 涙の万華鏡
6. the lessons
7. piano solo (上原ひろみ)
8. 告白
9. どうしてこんなに
10. A HAPPY GIRLIE LIFE

EC1. beauty and harmony
EC2. サンキュ

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